煉獄 弐(RENGOKU II)のネタバレ解説・考察まとめ
『煉獄 弐 RENGOKU II The Stairway to H.E.A.V.E.N.』とは、ハドソンが開発したPSP専用のSFアクションRPG。プレイ人数は1~4人。前作『煉獄 The Tower of Purgatory』の続編で、よりグラフィックが美麗になっている。舞台は”煉獄”という巨大な塔であり、塔の中から目覚める戦闘用アンドロイド”A.D.A.M.”。彼は記憶がなく、この機械の身体とこの場所は何かを知る為、他の”A.D.A.M.”と戦いながら、頂上を目指す。
「煉獄 弐」では自立型戦闘兵器体「A.D.A.M.」をプレイヤーが操作し、他のA.D.A.M.達を倒していくSFアクションである。ゲーム開始時の主人公には武装が与えられておらず、素手の状態で始まる。どうすれば、武器を手に入れる事が出来るのか、答えは至って簡単。「敵を倒し、武器を奪う。」という手段である。
敵をドンドン倒すことが出来れば、武装カプセルは充実し、エリクシルスキンを多く獲得できるが、敵の攻撃によりヒットポイントが0になれば、武装を失ったまま最下層に送られるのだ。この「煉獄 弐」では如何に敵に倒されずに倒すかが最大のポイントになる。
ターミナルでA.D.A.M.の武器装備と性能強化
”煉獄 弐”はそれぞれのフロアに」「ターミナル」と呼ばれる大型装置が備えており、此処で主人公の武器を装備出来たり、エリクシルスキンを使用して性能強化が出来る。また、セーブやロード等も出来る。そして、このターミナルに接続すれば、自動的に回復する事が出来る。
また、両隣にはエレベーターが付いており、左の青いポイントは下の階層に降りれ、右の赤いポイントは上の階層に昇れる。そして、赤いポイントを出現させるにはその階層のランダムに決められたエリアのA.D.A.M.を全て倒さなければならない。つまり、”煉獄 弐”では頂上を目指す為に、その特定エリアを制圧しないとそのボスへの挑戦が出来ないのだ。
武装システム
自立型戦闘兵器体「A.D.A.M.」が過去の大戦で最強の兵士でいられたのは一つの要素が特殊液体樹脂”エリクシルスキン”による武装形成システムにある。エリクシルスキンは読み込んだ武装データにより、樹脂を変形硬化し、エネルギーパックから弾薬を精製する事で攻撃する事が出来た。
”煉獄 弐”では敵から奪った武装カプセルをターミナルで装備する事で、実際に使える様になる。そして、その武器を搭載すればA.D.A.M.の見た目も変わる。
A.D.A.M.が装備できる武装は頭部パーツ、胸部パーツ、右腕パーツ、左腕パーツ、両脚パーツの計5パーツまでになる。そして、武装カプセルは全てのパーツに装備する事は出来ない。例えば、上記の右腕パーツに装備されている「ヒートソード」は剣タイプの武器であり、頭パーツや両脚パーツに装備は出来ない。逆に頭や両腕パーツに装備出来る。
そして、GRAMには「スロット数」という武器を持てる上限が決まっている。これは武器毎にスロット数が最大1から3までと決まっており、例えば「徹甲刀」という武器は刀で攻撃する単純な武装の為、「1スロット」と決められている。逆に「クアンタムキャノン」という量子砲は威力が高い分、「3スロット」と高い。
GRAMの「スロット数」は強化すると、最大で「5スロット」まで武器を装備出来る様になる。つまり、「徹甲刀」なら、「5スロット」に対して、最大5つまで装備出来るが、「クアンタムキャノン」は「3スロット」として、枠を3つとるので、実質1つしか装備出来ないのである。故に装備は考えて組み込まないといけない。
チェインコンボ
チェインコンボとは”煉獄 弐”における異なる武器を繋げたコンボのことである。仮に、近距離で敵を攻撃したいとき、まず△の頭部パーツで敵を浮かした後、□、〇の右腕パーツ、左腕パーツに装備された「ヒートサーベル」で攻撃する等、武装毎に切り替える事でコンボを繋ぐことが出来る。これがチェインコンボである。
煉獄 弐での武器操作
煉獄 弐ではGRAMの頭部、右腕、左腕、胸に装備された武器は、△、□、〇、✕ボタンを押す事で使用できる。
例えば下記のように振り分けられている。
頭部パーツ:△
右腕パーツ:□
左腕パーツ:〇
胸パーツ:✕
熱攻撃とオーバーヒート
現実でガトリングガンを使うと、銃身に熱がこもる。そのせいで壊れてしまう事がある。このような熱がこもる事が「煉獄 弐」で起こる。
例えば、ハンドガンや刀といった装備なら、熱量は少ないが、逆にグレネードランチャーやガトリングガン、グラビディグレネードや量子砲は、凄まじく熱量がこもってしまい、数発で使い物にならなくなる。これを「オーバーヒート」といい、熱が完全に引くまで一切使うことができない。
要は弱い武器程、使用した際の熱量が少なく、強い武器程、熱量が多い。故に何発も強力な武器を使い続けるとオーバーヒートしやすくなるので、各パーツに装備された武装を使い分けながら、戦う必要がある。
また、オーバーヒートは自分が起こさなくても、敵の中には火炎放射器等といった熱量を上げる武装を使い、GRAMのオーバーヒートを狙ってくるので、注意が必要だ。
『煉獄 弐』の武器
ゲーム開始当初は一切の武装は無いが、敵を倒す事でその敵が装備している武器を奪えるのが本作の醍醐味の一つである。そして、強力な敵になる程、強い武器を持っている傾向が高い。そして、武器には以下の種類がある。
剣タイプ
剣タイプは両腕と頭に装備出来るタイプの武器だ。主に以下の様なタイプがある。
刀系
日本刀を模した剣タイプ。主な武装は「徹甲刀」等。
クロウ系
敵を引っ掻くように攻撃する剣タイプ。主な武装は「ダブルクロウ」等。
ホーン系
敵を突き上げて攻撃する剣タイプ。主な武装は「ダブルホーン」等。
目次 - Contents
- 『煉獄 弐』の概要
- 『煉獄 弐』のあらすじ・ストーリー
- プロローグ
- 【第一階層:高慢者】
- 『新たなデータ』
- 【第二階層:嫉妬者】
- 『カリキュラム』
- 【第三階層:憤怒者】
- 『驚愕』
- 【第四階層:怠惰者】
- 『蜜月』
- 【第五階層:貪欲者】
- 『A.D.A.M.誕生』
- 【第六階層:貧食者】
- 『塔の建設』
- 【第七階層:愛欲者】
- 『心の鍵』
- 【第八階層:祝福者】
- ベアトリーチェの間
- AIセル強奪事件
- H.E.A.V.E.N.
- エピローグ
- 『煉獄 弐』の登場人物・キャラクター
- GRAM
- マルス
- リカオン
- ミノス
- ブリアレオス
- スピンクス
- アルクマイオン
- スタティウス
- グリュプス
- ベアトリーチェ
- マザーブレイン”デウカリオーン”
- ヴェルギリウス
- 『煉獄 弐』の用語
- A.D.A.M.
- AIセル
- エリクシルスキン
- 研究機関”デウカリオーン”
- 巨大建造物”煉獄”
- 『煉獄 弐』のゲームシステム
- 戦い方
- ターミナルでA.D.A.M.の武器装備と性能強化
- 武装システム
- チェインコンボ
- 煉獄 弐での武器操作
- 熱攻撃とオーバーヒート
- 『煉獄 弐』の武器
- 剣タイプ
- 刀系
- クロウ系
- ホーン系
- ドリル系
- マッハパンチ系
- スタンアンカー系
- チャージドリル系
- スタンガン系(連射型)
- スタンガン系(単発型)
- パイルバンカー系(単発型)
- パイルバンカー系(連続型 1Hit→スタン 2Hit→吹き飛ばし)
- ナックル系
- 刀系(斬り抜け型)
- 大剣系
- ハンマー系(叩き付け)
- ハンマー系(後方吹き飛ばし)
- ヒートソード系(通常攻撃)
- ヒートソード系(ジャンプ切り)
- アックス系
- プラズマソード系(通常切り)
- プラズマソード系(ステップ切り)
- チェーンソー系
- 銃タイプ
- ハンドガン系
- ショットガン系
- ロケットランチャー系
- 量子砲系
- ボウガン系
- ライフル系
- ショットガン系(跳ね上げ)
- ニードル系
- サブマシンガン系
- アサルトマシンガン系
- レーザーライフル系
- 反射性レーザーライフル系
- ヘビーマシンガン系
- 榴弾砲系
- グレネードランチャー系
- ナパームグレネードランチャー系
- ミサイルランチャー系
- ホーミングミサイル系
- ガトリングガン系
- リニアガン系
- レールガン系
- チャージ型レールガン系
- 電磁波系(自周囲攻撃)
- 素粒子ビーム系
- 反物質弾系
- 電磁グレネード系
- 機雷系
- プラズマカッター系
- 火炎放射系
- トラクターチェーン系
- 火炎道生成系
- 収束レーザー系
- ビームライフル系
- プラズマブラスター系
- イオンブラスター系
- 誘導型プラズマボール系
- 盾タイプ
- 対物理系
- 対電子系
- 耐熱重視系
- 対物理、電子両立系
- 万能防御系
- 鎧タイプ
- 対物理重視系
- 対熱重視系
- 対電子重視系
- 万能防御系
- 対物理、電子両立系
- 脚タイプ
- 追加Eパック系
- 移動速度向上系
- 冷却装置系
- リペアシステム系
- その他
- 姿勢制動系
- 脚部格闘系
- 特殊タイプ
- ブーストスピード
- ジャマーヘッド
- ゼロシフト
- オーバードライブHD
- 『煉獄 弐』のアイテム
- 武装カプセル
- エリクシルスキン
- 耐久力回復
- エネルギー回復
- クールダウン
- 完全回復
- オーバードライブ
- 『煉獄 弐』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 開発中止になった煉獄 参
- 頭部のみ装備出来る”ボンバーヘッド”はボンバーマンシリーズの”白ボン”の顔になる。
- 漫画がある
- A.D.A.M.のイラストレーターを担当したのは、ウィザードリィシリーズのモンスターデザインを手がけた末弥純