幸色のワンルーム(漫画・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『幸色のワンルーム』とは、無料マンガサイトpixivコミックで作者のはくりが不定期に連載を始め、書籍化もされている人気漫画作品である。朝日放送テレビ制作で実写ドラマ化もされた。この物語は、誘拐犯であるお兄さんと、お兄さんに誘拐されたことになっている家出少女の幸の2人の逃亡劇が描かれている。その中で、2人は探偵の松葉瀬やその助手の八代らと出会い、最初は利害の一致から始まった依存関係が信頼や愛情を含んだ2人の間だけで成立する特別な関係へと変化していく。

2巻で初登場する女子大学生。お兄さんとはアルバイト先の居酒屋で出会い、そこで東山と名乗り働いていたお兄さんに好意を抱く。その後、強引に電話番号を聞いたり、帰宅するお兄さんの後をつけるなどしてしまい、完全にお兄さんに嫌われる。後日、お兄さんがアルバイト先をやめたことを知り、お詫びのために店長から聞いた住所に向かうも架空の住所であった。

幸の母

食事を床へ投げて与える、暴力をふるうなど幸を日常的に虐待していた。その一方、いなくなった幸を探そうと警察へ捜索願を出したり、探偵に依頼するなど、世間体を気にしている。

幸の父

日ごろから酒に酔って、幸を酒瓶で殴るなど虐待していた。

お兄さんの保護者

6巻の回想シーン(お兄さんの夢)で初めて登場する。おそらくホームレスの男性。不器用で、口調からは厳しい印象を受けるが、根は優しい人である。

幸の同級生

幸をいじめていたクラスメイト。幸に関して「あいつがいたって邪魔なだけ」と吐き捨てている。テレビのインタビューでは、一応心配しているというようなコメントをしている。

駄菓子屋のおばあちゃん

お兄さんと幸が立ち寄った駄菓子屋のおばあちゃん。変装をしていた幸を男の子だと思っており、松葉瀬に2人のことを聞かれた際には「2人で手をつないでいて仲の良い兄弟だった。」と答えている。

警察官

お兄さんが買い物へ出かけた時に、万引き犯と勘違いして声をかけた。また、形切の動画投稿から数日後に、家の中を見せてほしいとお兄さんの家を訪れた。

『幸色のワンルーム』の用語

×××

作中に幸の本名の表記として使われている。幸の本名については未だに明かされておらず、これから明かされるかどうかも不明だ。

「いつもの時間にね」

幸と元担任の形切が待ち合わせの際に使用していた言葉。「午後5時掃除用具庫」という意味である。お兄さんに成りすまして形切がアップした動画内でも幸をおびき出すために使われている。

『幸色のワンルーム』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

2人が初めて一緒に食事をするシーン

2人が初めて一緒に食事をするシーン。この前に、夕食の買い出しに行ったお兄さんはスーパーで万引きの取り締まりをしている警察官を見かけ、反射的に動揺してしまう。それを警察官に見られ万引きと疑われた。この時、お兄さんは自分が幸を誘拐した犯罪者だということを実感するのであった。また、幸と一緒に夕食を作り食事をする中で、(自分の命への執着の薄さからくる)幸の警戒心の薄さやみんなにとって普通のことが幸にとっては普通ではないこと(誰かと一緒に食事をしたり毎日ちゃんとした食器で食事をとることなど)を改めて実感した。そしてお兄さんは、たとえ本心でなくとも幸がお兄さんを必要とする限りは幸のために生きようと決意する。

お兄さんが家出少女を幸と名付けるシーン

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