極東学園天国(日本橋ヨヲコ)のネタバレ解説・考察まとめ
『極東学園天国』とは、『週刊ヤングマガジン』にて連載された、日本橋ヨヲコによる日本の漫画作品である。荒くれ者の巣窟、五色台(ごしきだい)学園に転校してきた主人公・平賀信号。彼は転入早々、この学園を統べる3年・城戸信長の号令により、突如学食優先権を賭けた学年対抗の戦争に巻き込まれていく。全4巻。2013年に新装版が発売され、巻末におまけマンガが新しく追加された。
東海林シゲルの女。
非常に流されやすく、1年の男たちの悪ノリに付き合ってしまうタチ。
自分のことを唯一心配してくれた鷲尾定子に惚れ込む。
『強制排除』の日、シゲルに外に出ようと誘われるが拒否。
定子が残るだろうからと残留を決めて、シゲルに向かって「あんたより定子さんのほうが好きなの」と断言した。
その他
間宮 純(まみや じゅん)
五色台学園の学長にして前学長の弟。
現在26歳であるが、持病のために義務教育12年間を終えておらず、学長の身でありながら3年乙組の生徒でもある。
全身に包帯を巻いた青年で、見た目は若く、とても26歳には見えない。
職員塔の最上階にある温室で、『学食争奪戦』の副賞である染井吉野を栽培していた。
城戸信長とは中学時代の同級生であり、信長が「親友」と評す人物である。
間宮 透子(まみや とうこ)
消息不明。
五色台学園創設者にして、現学長・間宮純の姉であった。
実は羽根田黒子の母で、間宮は旧姓である。
平賀白線を唯一師と仰ぎ、尊敬してやまなかった。
国分寺 シマ(こくぶんじ シマ)
『学食争奪戦』以降に2年甲組の副教官としてやってきた人物にして、『極東最高教育委員会』から派遣されてきた監査員。
城戸信長の姉。
登場時は信号たちを馬鹿にするような言動が見られたが、実は五色台学園の廃校案を撤回するために五色台の生徒たちの風紀を正し、学園を保護指定文化学園化することが真の目的だった。
夫は高城高校の教授だったが、3年前に自殺で亡くしている。
バイオリンの才能があり、父・城戸栄源に音楽の道に進むことを望まれていた。
しかし、望みに反して教育の道へと進んでいる。
平賀 白線(ひらが はくせん)
平賀信号の養父で、国立高城高校の教授をしている。
高城ではみ出し者だった信号の理解者である。
すでに亡くなっているかと思われたが、実は城戸栄源によって軟禁され、そこで研究論文の作成を強要されていた。
しかし国分寺シマによって救出され、第二十四回極東最高教育会議の場に現れる。
城戸 栄源(きど えいげん)
国分寺シマと城戸信長の父親。高城高校の学長でもある。
信長に経営学を学ばせ、学長を継がせる気でいた。
五色台廃校案を計画したのも彼の策略である。
城戸栄源の妻
城戸栄源の妻。完璧主義な性格。
生まれつき右目に障害を持った息子・信長に落胆し、彼の功績を褒めることはなかった。
多聞(たもん)
2年甲組の教官。生徒間の揉め事に干渉しない姿勢をとっている。
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目次 - Contents
- 『極東学園天国』の概要
- 『極東学園天国』のあらすじ・ストーリー
- 『極東学園天国』の登場人物・キャラクター
- 2年甲組
- 平賀 信号(ひらが しんご)
- 武藤 利一(むとう りいち)
- 山金 仁(やまがね じん)
- 高津 勘介(たかつ かんすけ)
- 武者小路 是清(むしゃのこうじ これきよ)
- 羽根田 黒子(はねだ くろこ)
- 岸和田 廉(きしわだ れん)
- 鷲尾 定子(わしお さだこ)
- 円谷 樹里(つぶらや じゅり)
- 3年乙組
- 城戸 信長(きど のぶなが)
- 服部 六郎(はっとり ろくろう)
- 沖田 有造(おきた ゆうぞう)
- 2年乙組
- たまご姫
- ツルちゃん
- 2年丙組(電撃ネットワーク)
- 北部(ほくぶ)
- 五三(ごさん)
- ギュウゾウ
- ダンナ小柳(だんなこやなぎ)
- 1年丙組
- 東海林 シゲル(しょうじ しげる)
- 柴田 アケミ(しばた あけみ)
- その他
- 間宮 純(まみや じゅん)
- 間宮 透子(まみや とうこ)
- 国分寺 シマ(こくぶんじ シマ)
- 平賀 白線(ひらが はくせん)
- 城戸 栄源(きど えいげん)
- 城戸栄源の妻
- 多聞(たもん)
- 宇多津(うたづ)
- 田中(たなか)
- 富田(とみた)
- 目黒 浩司(めぐろ こうじ)
- 田代(たしろ)
- 理事長
- 造園のおやっさん
- 武藤利一の父
- 綾子(あやこ)
- 購買のおばちゃん
- 和男(かずお)
- 『極東学園天国』の用語
- 徴学令
- 学食争奪戦
- 大将
- 副賞
- 指定装備品
- 私立五色台学園
- 国立高城高校
- 授業選択
- 染井吉野
- SAVANT(サヴァン)
- 腕章
- 良い問いは答えより重要だ
- 未熟児網膜症
- 指錠
- 乾燥剤(シリカゲル)
- 勝身州(しょうしんしゅう)
- 「ショーシャンクの空に」
- 極東最高教育委員会
- 保護指定文化学園
- 監査員
- 総代選考
- 極東地域の学校の完全国公立化
- 学力テスト
- 極東S級試験
- S級の証拠
- 第二十四回極東最高教育会議
- 英国王立音楽大学
- 2月4日の強制排除
- ゲート
- 学生運動処理班
- ボイラー室
- 職員塔
- 「国公立」と「私立」
- 『極東学園天国』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「たましいが腐るから」
- 「投げられた石が自由に飛ぶと 思ってるのと同じだな」
- 「別に オレ お前が捕まったって行ってっぞ?」
- 「冬のように生きても 春は来るって」
- 「あんた いい男だね」
- 「きれいにまっすぐ生きていけないと気づいた時に 酒に飲まれるのさ」
- 「「死にたい」は 「生きたい」だ 「生きたい」って言ってんのと 同じだ」
- 「私は間違えて恥をかきたくないから白紙で提出するバカより 全力で答えて間違うバカのほうが好きなんだよ」
- 「あきらめんのをあきらめてよ 山金」
- すんでのところで2年生が勝利をもぎ取ったシーン
- 「何もせずに安全な場所で文句を言うだけの輩よりは ずっといい」
- 「自分の好きなことで 嫌われたくねーから怖いんだな 最後の砦だけは 死守してえんだな」
- 「――どうして 誰かにそう言われたかった一言を そんな簡単に当てるの?」
- 「汚れなさい この世の中にはまっすぐなだけじゃどうにもならないことがあるのよ 本物の純粋さは 汚れてから気づくのよ」
- 「冬みてえに生きても 来たじゃん春」
- 「誰かに用意された道には何もない」
- 「魂を揺さぶられたことはないよ」
- 「オレたちは 自分の思ったように生きたいだけなのに」
- 「天国作ろうよ」
- 『極東学園天国』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『極東学園天国』は打ち切りになった漫画である
- 日本橋ヨヲコは実は絵を描くのが苦手
- 城戸信長は音大に受かっている
- 日本橋ヨヲコが一番好きな『極東学園天国』キャラクターは服部六郎