川柳少女(Senryu Girl)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『川柳少女』とは、週刊少年マガジンで連載されている漫画、及びそれを原作としたアニメ。原作者は五十嵐正邦である。
川柳を題材に主人公の雪白七々子と彼女が想いを寄せる同じ文芸部の毒島エイジを中心に展開される学園ラブコメディである。話の大半はギャグシーンが多く、最後の大ゴマで恋愛要素を含めた落ちで締めくくられるというのが主なストーリー構成となっている。

エイジの前に突如現れたヤンキーの格好をした少女。喋り方もヤンキー口調で話す。
エイジの中学の同級生で、彼女が図書委員の仕事をしてた時に不良に絡まれた所をエイジに助けらた経緯があり、その時から彼に好意を持つようになる。
エイジは記憶は薄いながら図書委員だった頃の彼女を覚えているが、今の五町が同一人物だとは気づいていない。
現在はエイジの好みのタイプがヤンキーだと勘違いし、金髪のカツラとイヤリングをしてヤンキーのような振る舞いをするが、元々は物静かな文学少女である。
エイジと仲が良い七々子に最初は警戒心を持っていたが、七々子に自分と似たところを見つけ出し次第に仲が良くなっていく。
岬という友達がおり、度々エイジとの恋愛相談に乗ってもらっている。

大月琴(おおつき こと/CV:逢田梨香子)

エイジの幼馴染でエイジから琴姉と呼ばれている。巨乳でスタイル抜群。そのためかエロい言動をする事が多く、周りを困惑させる。アマネが考える柄井高バストランキングでは堂々の1位にランクインしている。
高校3年生で受験生。センター試験を控えているにも関わらずエイジと正月に凧揚げをしていたが、模試の成績は一桁だった。運動神経もいいらしく、アメリカ陸軍格闘術部という部活に所属しており、柔道部には無敗を誇る実力者でもある。
可愛いルックスを持っているが、彼氏はいない。エイジに好意を持っているような描写があるが、あくまでもエイジの前ではいいお姉さんとして振る舞う。

矢工部キノ(やこべ きの/CV:久野美咲)

エイジが生徒手帳を落とした事がきっかけで仲良くなった美術部員。
人前で表情を作るのが苦手なため、喜怒哀楽を表現した自画像をスケッチブックに描いてコミュニケーションする。そのため、川柳で会話する七々子との会話は一切音がないやりとりとなっている。
画力はかなり高い方で、スラスラとクオリティの高い絵を完成させたこともある。
他の人に筆で顔を撫でられることを好む癖がある。
一人っ子だったため、綺麗で優しいお姉さんに憧れており、七々子を理想の姉として見るようになる。

花買タオ(はなかい たお/CV:上坂すみれ)

七々子達と同級生でよく当たる占いとして連日行列が出来るほど有名な占い師。
占い師の時はクールでミステリアスな雰囲気を演出するため、黒っぽいゴスロリの衣装を好んで着る。TV出演が決まり、七々子たちに助手を頼んだ際、2人に黒のローブを着て貰った事があるほど雰囲気作りを大切にしている。
しかし、母親のことをママと呼んだり、休日はTシャツを着て牛丼やラーメンを食べたりとクールキャラがブレることが多い。そのため、度々ギャグ要員のような立ち位置となってしまっており、エイジの妹にはユーモラスにあふれた人と思われている。
キノとは同じクラスで仲が良くキノッティとあだ名で呼んでおり、彼女がスランプに陥った時はあらゆる案を出して彼女のスランプ脱却を手助けしたりと友情に厚い一面がある。

『川柳少女』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

構わない どう思われても キミとなら

エイジは顔が怖く、それが理由でよく喧嘩を申し込まれていた。エイジはそれを相手にしているうちに悪評が広まり、「西中の悪魔」と呼ばれていた。
エイジと七々子が一緒に歩いている時、通りがかった高校生がエイジを見つけて噂話をし、逃げるように去って行った。それを見たエイジは、七々子にいらぬイメージが付かぬように離れて歩くように提案する。見出しのセリフは、そんなエイジに対して七々子が読んだ一句。
七々子がエイジに抱く愛情の深さがわかる。この後、二人して顔を赤くしていた。

くつひもが 切れちゃたので 歩けない

文芸部のメンバーで遊園地に行くことになるが、集合場所に来たのは七々子とエイジの二人だった。アマネは急用が出来たので来れないというメッセージを七々子に送っていたが、実は三人で遊園地を回るよりも、遊園地を回る七々子とエイジを見ていた方が楽しいという理由で変装して遊園地に来ていた。こうして天音が密かに見守る中、七々子とエイジは遊園地を満喫する。夕暮れとなり、エイジは帰宅を提案する。その時、七々子は見出しの一句を書いた。
七々子はその日、紐がない靴を履いており、エイジと一緒にいたい故の発言なのは明らかだった。エイジは顔を赤らめながらも、馬鹿正直に靴紐がないことを指摘してしまう。

エイちゃんは 告白されたら どうするの?じゃあ もし私が…

ある日、エイジが誰かの視線を感じると言い出す。アマネは誰かがエイジに告白しようとしているのでは、と推測する。それを聞いた七々子は「エイちゃんは 告白されたら どうするの?」と問いかける。するとエイジは「バッ…お前そんな…いきなりの告白なんて断るに決まってんだろ!」と慌てて言う。その時、七々子は短冊に「じゃあもしも私が…」と書いていた。エイジのセリフを聞いた七々子は短冊を折って逃走する。
ストレートにエイジにアプローチする七々子が可愛らしい。

『川柳少女』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

漫画のキモは、どれだけ七々子を可愛く描けるか

作者の五十嵐正邦は、この漫画の中心は「七々子を可愛く描く」ことだと話している。そのため、透明感を強調し、男性の理想の女性になるよう心がけているという。

川柳は全て作者が作っている

2vtakashi0207
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