ジンメン(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ジンメン』とは、カトウタカヒロが『サンデーうぇぶり』で2016年~2019年まで連載していたホラー漫画。転校で七年ぶりに故郷へ戻ってきた主人公・神宮マサトは、幼馴染みの女子高生・ヒトミをデートに誘い、訪れた動物園で二人は人間の顔が付いた動物に突如襲われてしまう。動物が人類に反旗を翻す戦慄のアニマル・パニック・ホラー。圧倒的スケールで描かれる作品の世界観にやみつきになること間違いなしの作品である。

ジンメン

不二サファリワールドから脱出しようとしている途中、キリンのジンメンに遭遇する場面。

人の顔を手に入れた動物というのが最大の特徴。ジンメンに噛まれた際、人も動物も関係なく感染する。人間の言葉を理解することができ、意思疎通が可能。また、人間並みの知性を持っているため、文字や映像から情報を取得する。人間がこれまでいかに動物を虐げてきたかを理解し、恐れ、人間の居ない世界を作り上げることを考えるようになる。

仲良し健康診断

仲良し健康診断の内容をマサトたちに説明する場面。

定期的に不二サファリワールドで行われていた実験のコードネーム。人間や動物の血液から遺伝子を採取し、研究・改良の過程でウィルスの突然変異が起きた。それを再度、動物に投与することで生まれたのが「ジンメン」である。

ジンメン計画

ジンメン実験、ジュウメン計画だけではなく、動物を完全に人間へと変化させる実験を計画していたこと。その際、人類の発展に役立ったとされる「顔」を動物に与える実験を不二サファリワールドで実施していたが結果、動物たちは暴走してしまった。

ジュウメン

ジュウメンになることが出来る不二サファリワールドの飼育員たち。

ジンメン計画の一環で作られた、獣に変身することができる人間。ジュウメン化に成功した人間は、不二サファリワールドの飼育員として勤務する。獣の力によってジンメンを制御するという役割を持っている。ジュウメンを作る過程で多くの人間が実験体となり、命を落としている。

ミズカガミ

ジンメン計画に問題が起きた際に、スプリンクラーのように水を噴射させる装置。その水にはジンメンを無力化し、元の姿に戻すという効力がある。

オオカガミ

ミズカガミ同様、ジンメン計画に問題が起きた際に発動する装置。ミズカガミより強力な装置で、不二山を中心にして溝の内側全域に効果を発揮する。

『ジンメン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

一般人「こっちは大したことねぇからよ。先にそっち診てもらいな。」

マサトたちを助けてくれた一般人が、孫を抱え病院に向かう場面。

ジンメンに襲撃を受けた後の病院へマサトとヒトミを連れて行った叔父さんの一コマでのセリフ。
腰から下が無い孫を抱えながらマサトたちに「こっちは大したことねぇからよ。先にそっち診てもらいな。」と何でもなさそうに言って去っていく。衝撃的なシーンだ。

ヴィンター「必ず、勝つんだぞ。」

フリューリンクとの激闘を終え、マサトたちに最後に想いを伝えた場面。

フリューリンクとの死闘の末、ヴィンターがマサトに対し最後の力を振り絞り「必ず、勝つんだぞ。」と伝える。

子犬「おい。見てんじゃねーよ。」

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@beat0804

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