ジンメン(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ジンメン』とは、カトウタカヒロが『サンデーうぇぶり』で2016年~2019年まで連載していたホラー漫画。転校で七年ぶりに故郷へ戻ってきた主人公・神宮マサトは、幼馴染みの女子高生・ヒトミをデートに誘い、訪れた動物園で二人は人間の顔が付いた動物に突如襲われてしまう。動物が人類に反旗を翻す戦慄のアニマル・パニック・ホラー。圧倒的スケールで描かれる作品の世界観にやみつきになること間違いなしの作品である。

本作の主人公。動物をこよなく愛する16歳の高校生。幼いころ不二サファリワールドの常連であったため、象のハナヨとはとても仲が良くマサトにとっては親友的存在。また、パーク内にいる動物たちの顔や名前を判別でき、動物の知識も豊富。昔から動物の気持ちが理解でき、動物にすぐ好かれるという不思議な能力を持っている。そのため、幼い頃その能力を疑われ友達が出来ず、父親からも放任されて育ったため「僕の友達は動物だけ」と半ば人間不信に陥っている。だが、基本お人好しな性格なためすぐ人を信用してしまう。動物に深い愛情を持っており、ジンメンと化した動物たちに対して殺さずになんとかして救いたいと考えているため、人間側に不利な行動をとってしまうこともある。マサトの正体はデザイナーベイビーという古くから日本で行われていたジンメン化計画の一環として、人工的に作られた人間であったことが判明。動物の気持ちが分かるのも、動物に好かれるのも不思議な能力ではなく、意図して備え付けられた洗脳能力であった。また、彼自身が容易に死ぬことがないように驚異的な回復能力も備わっていることも判明する。しかし、その能力が驚異的である反動のせいか、マサトの寿命が残り一年しかないことも分かり、奔走していく。

翠川ヒトミ(みどりかわ ひとみ)

主人公の幼馴染みであり、本作のヒロイン。マサトと同様、ジンメンの襲撃に巻き込まれるが共に生き延びるため、最後まで戦い抜く芯の強い高校生。幼い頃、動物にしか心を開かないマサトに歩み寄った人物であり、マサトの想い人。ヒトミ自身、マサトに対して想う節もあるようだが、徐々に様子がおかしくなっていくマサトを心配する。戦闘などであまり活躍することはないが、マサトの精神を支える重要な役割を果たしている存在。

中田秀俊(なかた ひでとし)

不二サファリワールドの飼育員。パーク内の動物に対し本当に愛情を持って接していた。マサトとヒトミを幼いころから知っており、二人の兄貴分として頼れる人物。ジンメンから二人を何度も助けるが、行動や言動に謎も多く、ジンメンと会話したり、誰かに対し電話を掛けていたりと不穏な行動が増えてくる。彼の正体はマサトと同様デザイナーベイビーであり、ジンメン化計画によって作られたマサトの監視役として生み出された。象のジュウメンになれることも判明する。

永長公彦(ながおさ きみひこ)

右の人物が永長、左の人物が李

不二サファリワールドの飼育員で、首が長くオネエ口調なのが特徴的な人物。キリンのジュウメンになれる。元々、オカマバーを経営していたオーナーであったが、過去にとある人物に騙され仲間をジンメンの実験で亡くし、自身も実験の道具にされたため、その復讐に燃える。

李博文(り はくぶん)

М字型の髪形が特徴の、不二サファリワールドの飼育員。トラのジュウメンになることができ、機動力とパワーを兼ね備えている。

印藤茜(いんどう あかね)

体格のいい不二サファリワールドの飼育員。ゴリラのジュウメンになれる。

吾郷セルゲイ(あごう せるげい)

不二サファリワールドの飼育員。いかつい出で立ちが特徴的。ライオンのジュウメンになれる。

安堂(あんどう)

一番左の人物が安堂。

不二サファリワールドの飼育員。ふくよかな体付きが特徴的。カバのジュウメンになれる。
仲間想いの優しい性格の持ち主で、仲間のためならば命を張る気概を持っている。

三美雅(みみ みやび)

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