ヤクザの息子の主人公と、外国マフィアの娘のヒロインが抗争回避の為に偽の恋人を演じることから始まるアニメ。シリアスとコミカルな部分の落差が内容を面白くしている。また、アニメを見ればわかるが、背景がもう「化物語」とそっくり!そうこのアニメは製作が
アニプレックスとシャフトなので当然である。ゆえにクオリティも高い!
主人公(一条 楽)が10年前、ある女の子と何らかの恋愛じみた約束をした内容が入っているというペンダント。これの鍵らしき物を、登場人物のヒロイン3人が所有しており、だれがペンダントにあった運命の女の子かを巡り、各キャラが時には悩み時にはときめくのが見どころ。
一条 楽(いちじょう らく)。主人公。ヤクザ「集英組」組長の息子。ヤクザの息子だが、非常に思いやりがあり面倒見もよく、勉強もそこそこでき、おまけに料理もプロ級。物語内ではパッとしないとよく言われるが、これだけのスペックなら普通簡単にモテそうである。マフィア「ビーハイブ」との抗争を避けるためにその娘の桐崎 千棘(きりさき ちとげ)と恋人仲を演じることに。本当は、クラスメイトの小野寺 小咲(おのでら こさき)に恋しているのでとても複雑な人間模様となる。
いざというときの、ためらいの無い行動力は、男気を感じざるを得なく、この人物の最大の魅力でもある。
桐崎 千棘(きりさき ちとげ)。鍵を持つメインヒロインの1人。マフィア「ビーハイブ」のボスの娘で主人公の父親「集英会」との抗争を避けるため。主人公と付き合うフリをすることに。容姿端麗・文武両道の完璧超人。日本に来たばかりで日本語に少し弱い程度。また、暗いところや狭いところ、雷にも恐怖症がある。
マフィアの娘ということで、今までロクに友人など出来なかったが、日本で主人公と出会うことで、親友も増えていく。そしてお約束だが彼に惹かれていく。
小野寺 小咲(おのでら こさき)。鍵を持つメインヒロインの1人。主人公のクラスメイトにして、彼がまさに今恋をしている女の子。彼女も主人公に恋をしており実は相思相愛。おっとりしていてとても心優しく美人な、理想の女性像だが、恋には奥手過ぎて、相思相愛なのに付き合えないでいるある意味とても残念な人物。しかし、そのなんとも歯がゆいところもこのアニメのみどころ。徐々に積極的になっていく彼女の変化も面白い。
橘 万里花(たちばな まりか)。鍵を持つメインヒロインの1人。警視総監の娘。非常に主人公へのアプローチが積極的でそれに恥じらいがない人物。普段お嬢様言葉だが、感情が高ぶると九州弁になる。実は、体が弱く薬を常用。
主人公を争い、桐崎千棘と小野 小咲との三つ巴の様相を呈する中、彼女は本気度としてはほか二人よりは若干落ちるかなという印象がある。むしろ、この関係を楽しんでいる感すらある。美人でスタイルもよいが、学力・運動神経ともに低いのが残念な人物。
鶫 誠士郎(つぐみ せいしろう)。マフィア「ビーハイブ」の一員で、凄腕の格闘術・武器術を持つ桐崎千棘のボディガード。その突出した戦闘力は、1人でマフィア組織1つを壊滅させるに至るほど。
登場時、女性用制服を着用していないこともあり、その美麗な容姿から男性と間違われる。よく、超絶美形な男性と間違われる。スタイルはキャラクター中一番良く、学力・運動神経・戦闘術ともにトップクラスという超人。
唯一、恋愛のみに奥手でほぼ経験がない。主人公に惹かれているということを自覚するのにも時間がかかった。ツンデレキャラである。
宮本 るり(みやもと るり)。小野寺小咲の親友でクラスメイト。主人公やヒロイン達と共に行動するキャラの1人で主にツッコミ担当。強い近眼で、メガネがないと動けない。学力はかなり高い。チッパイであることに多少のコンプレックスがある。親友の小野寺小咲が主人公と相思相愛であるのは確定的であるにも関わらず、彼女がアタック出来ないことに苛立ちを感じ、強引に2人きりにさせたりと様々な作戦を考案するも、すべてうまくいかず。水泳が得意。
舞子 集(まいこ しゅう)。主人公のクラスメイトで1番の親友(悪友)。おちゃらけキャラでセクハラ発言を連発するが、実はキャラクター中、最も人間関係に思慮深い。何だかんだいいながら、主人公が幸せになるよう行動しているいい奴。おそらくだが、宮本るりに好意を抱いているように思われる。学園祭でクラスのリーダーを務めるなどムードメーカー的存在。人脈が広く、情報収集もお手のもの。
小野寺 春(おのでら はる)。小野寺小咲の妹。姉と性格が全く異なり勝気で思い込みが激しい。登場時、主人公に助けてもらったにもかかわらず、誤解して彼をセクハラ野郎扱いして毛嫌いしていた。おまけにシスコンの要素もあり、姉に近づく害虫として主人公を排除しようとした。しかし、ここもお約束で、次第に主人公がいいやつと気づき、彼の良さを認めていく。