倒錯的な愛憎を描く衝撃的な映画まとめ!『コレクター』など
ここでは倒錯的な愛情や病的な偏執が生み出す悲喜劇を描いた映画をまとめた。セレブや芸能人から採取したウイルスに感染することに喜びを感じる人々を描いた『アンチヴァイラル』、蝶を集める男がある女性をコレクションする『コレクター』などを紹介している。
トム・サビーニ先生のテクニックもあって凶行の場面もかなりヤバイですが、最後のオチというかエンディングがこれまたヤバイ。この時期に量産されたスラッシャーものの中でもかなり病んでます。
ジトッとした不快感を与えてくる映画なので、精神力に余裕のない人はオススメできない。ただ、不快感に耐えられればフランクの鬼気迫った演技や、トム・サヴィーニの特殊メイクなど見どころはなかなかにある映画だと思うぜ。
また、ひたすらアーウーアーウー言っているジョー・スピネルが本気でキモい点も、見所だと思います。エンターテイメント性はないですが、さえてる特殊メイクと生理的に気持ちが悪い、根暗スラッシャーをお求めの方は、是非どうぞ。
▼『コレクター』
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まあでもオチがちょっとビックリというか、これは前にも何かあった?と考えちゃって後々かなり怖くなりゾワーっとします、なんだかんだで一本とられたって感じの映画でした。
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言葉遣いは丁寧で、態度も紳士的なのだが、蝶も人もひとしなみに気に入ったものは手元に収集して自由を奪い、眺めて喜ぶという性癖は無論マトモとは言えない。
自分だけの世界、自分だけの楽しみだから、その世界に耽溺していればいいのですが、映画の主人公は自己中心的な発想から、女性を監禁してしまいます。
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ウィリアム ワイラー監督の『コレクター』、これ初めて観たけど凄い面白いね!もう上手過ぎるわ(笑)上手過ぎて何も言えんわ(笑)スリラー映画としては恐らく最高級です。
— Noripantsu (@Noripantsu) June 28, 2013
@yukisnow_co_uk そして人生で1番最初に衝撃を受けた映画は「コレクター」。テレンス・スタンプの方のやつね。
— トモ (@tomoplussakura) 2013.08.17 19:18
ウィリアム・ワイラー「コレクター」見た。ジョン・ファウルズの原作通りの内容。主人公が変態だ。蝶集めが昂じて美女集めを始めるのだが、異常に利己的、愛されてたい童貞の主人公は、愛されてるかどうかを拉致した女の行動で測るが文化が違い過ぎて測れないのだった!そして次の標的へ。異常だねー
— obebe (@obebe) May 19, 2012
▼『恐怖のメロディ』
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なんといってもジェシカ・ウォルター。デイブとトビーを遠くから見つめる彼女の目線のカメラワークの怖さ、静から動へ切り換わった瞬間の狂気。滅茶苦茶怖い…。
「ストーカー」という言葉もなかった時代に、ヒステリックで危ない女性像をここまで作り込んでいることには驚きです。登場場面では「ちょっと良い女かな」と思わせておいて、除々に異常なところが出てくるという細かい演出は見事なものでした。
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しかし本作の白眉は何と言っても、浮気なマグナム・ダンディを追いつめるサイコ女、イブリンを演じたジェシカ・ウォルターだろう。本作でのイブリンのサイコっぷりはかなりのトラウマ度だ。
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クリントイーストウッドの恐怖のメロディ見終わった。この時代のサイコ映画はイライラすると同時に、案外リアルな演出かもと思いつつ。ルービーぐびり。
— 横囲睦 (@tora77145154) July 30, 2013
『恐怖のメロディ』恐ろしい程完成度が高い映画。美しい空撮映像や幻想的なイメージ映像など、イーストウッド監督の才能を随所に感じる。造形的なショック、ホラー表現は現代でも色褪せない怖さだ。J・ウォルターの演技・狂気はトラウマものでホークス監督の『赤ちゃん教育』がまともに観れなくなる。
— 成宮秋一 (@filmAkinoMOri) 2013.05.08 12:38
「今宵の1曲。」Roberta Flack - The First Time Ever I Saw Your Face -
— 佐藤 善雄 / Yoshio Sato (@BarrySato) April 26, 2013
今宵は、ロバータ・フラックでこのナンバーです。
1972年に映画「恐怖のメロディ」に使われ、全米1位の大ヒットを記録!(続く)
山田先生の『シネ・ブラボー』のエピソード。本書編集中に和田誠の自宅に訪れたが、用件が済んでも帰してくれない。昼間キューブリックを観に行ったら間に合わなかったので隣の劇場に入ってみたら、こんなコワイ映画見たことないという映画を見てしまったと震えている。タイトルは『恐怖のメロディ』。
— 吉田伊知郎/モルモット吉田 (@molmot) July 8, 2011