「ループ系」の映画をまとめて紹介!同じ状況を何度も繰り返して失敗をやり直す!?
同じ状況を何度も繰り返す「ループ系」の映画作品をまとめてみました。日本のアニメ映画『時をかける少女』はもちろん、恋愛、サスペンスなど、様々なジャンルの「ループ系」作品を取り揃えています。作品によってループしている理由や状況が違うので、見比べてみるのも面白いかもしれません。
・コレだけ観念的で独創的な物語なのに、ギャグ連発の娯楽性も満点であり、またノスタルジーもくすぐるという完璧な作品(映像的には古さを隠しきれませんが、独創性は圧倒的)。
・「もし竜宮城に行ったのが浦島太郎だけでなく村人全員だったら、帰ってきたときに人々は時がたったことを感じられるのだろうか。」この物語は全編このテーマで語られます。
・恐らくアニメや漫画においてメタ視点から現実と虚構の境界、牽いてはファンと作品との関係性を問うた、初めての作品だろう。この作品が後に「エヴァ」や「ハルヒ」、「らきすた」等にも影響を与えているのは周知の通り。
イノセンス
出典: www.amazon.co.jp
あらすじ
2032年の日本。世の中は、人とサイボーグ(機械化人間)、そしてロボット(人形)の共存が進んでいた。同時に、テロが各地で続発している。そんな犯罪を取り締まる政府直属の機関・公安九課の刑事バトー。彼は、その体全てが造り物のサイボーグでありながら、純粋な部分としてわずかな“脳”と“草薙素子”の記憶だけを残していた。
ある日、暴走した少女型のロクス・ソルス社製愛玩用ロボットが所有者を惨殺する事件が発生。さっそく相棒トグサと共に捜査に乗り出すバトーだったが、その過程で彼の“脳”を攻撃する“謎のハッカー”の妨害に見舞われていく…。
Amazonレビュー
「現実と虚構、人間と人形が倒錯する押井守の知的迷宮」
出典: www.amazon.co.jp
押井監督自身も同じようなことを言われていたと思いますが、難しい言葉などを全て理解しようと肩の力を入れて見るのではなく、肩の力を抜いて観ると良いと思います。たくさんある言葉の中から、少なくとも一つは心に残るものがあると思いますよ。押井さんをはじめ、製作者の側が難しい言葉などを観る側にすべて理解させようと思って制作してはいないと思います。難しい言葉も映画のディテールの一つです。その雰囲気を味わえば良いのです。
運命じゃない人
出典: www.amazon.co.jp
あらすじ
典型的なお人好しの冴えないサラリーマン宮田武は、結婚を前提にマンションを購入した矢先、肝心の恋人あゆみに突然去られてしまう。ある晩彼は、親友で私立探偵の神田に呼び出され、とあるレストランへと向かう。神田はいつまでも前の彼女を忘れられない宮田を叱咤すると、その場で宮田のためにと女の子をナンパしてみせる。一人で食事していたその女、真紀はちょうど婚約者と別れ今夜の泊まる家もなく途方に暮れているところだった。そこで宮田は自分の家に泊まるようすすめ、2人で帰宅する。ところがそこへ、置きっぱなしの荷物を取りに来た、とあゆみが突然現われた…。
Amazonレビュー
「ありふれた町の一晩が、おそろしくドラマチック!」
出典: www.amazon.co.jp
3人の人物からの違った視点で、一昼夜の出来事を叙述する。人物Aが見ている真実はBとCにはけっして見えない。他も同様。観客である私たちだけが、すべてを見通している。これはものすごく魅力的でスリリングな体験だ。
そして、たった一昼夜だというのに、誰もがさっきまでと同じ人間ではない。時間とともに人物までも徐々に変わっていく。なかでもダイナミックな変化を見せる人がいて、その意志の決断にはスカッとさせられる。
ラスト、パズルの最後のピースがかちっと音を立ててハマるとき、ものすごい気持ちよいです。めったにないものを見せてもらいました。
【関連まとめ】
【パーフェクトブルー】夢と現実の境界がわからなくなる映画まとめ!脳がとろける不思議な感覚を味わえる!【ビッグ・フィッシュ】 - RENOTE [リノート]
renote.net
数ある映画作品の中には、夢なのか現実なのか区別がつかなくなるような世界観を持つものがたくさんあります。たとえば、『パーフェクトブルー』や『ビッグ・フィッシュ』などでしょうか。他にもいろいろあるので、この記事でまとめました。こういう映画には相性があり、ハマる人はハマるのですが、ダメな人はトラウマになってしまうこともあるようです。紹介した映画を実際に観るかどうかは、あなた次第ですよ。