ISLAND(第3話『ただしいゆめのつむぎかた』)のあらすじと感想・考察まとめ

凛音を昼の海に連れ出す作戦を実行し、成功した切那たち。楽しい時間を過ごす4人だが、ある廃墟を見つけた時に凛音の様子がおかしくなり気を失ってしまう。媒紋病や島の伝説、失われた記憶など様々な事柄が絡まり、謎は深まるばかりだ。一方、過去から目を逸らす凛音に対して、夏蓮は自分を変えるための行動を起こす。
今回は「ISLAND」第3話『ただしいゆめのつむぎかた』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
「ISLAND」第3話『ただしいゆめのつむぎかた』のあらすじ・ストーリー
謎の廃屋

切那の夢に現れた少女

作戦を実行する切那と夏蓮と沙羅
切那の夢の中に、凛音にそっくりな一人の少女が現れる。
少女「どうして信じてくれなかったの?全部嘘だったの?私には…私には、切那だけだったのに!」
涙を流しながら切那に訴えかける少女の姿に、はっとしながら切那は目を覚ます。しかし、切那はその夢が何の記憶なのかが分からない。
その日の昼に、切那と夏蓮、沙羅は「凛音を昼の海に連れ出そう作戦」を実行する。
その作戦の内容は、切那と水着姿の夏蓮と沙羅が御原家のプライベートビーチで楽しそうにしている声を凛音に聞かせれば、気になった凛音が出てくるだろうというものだった。
切那「しっかしこんなんで本当に凛音を表に引っ張りだせんのか?」
沙羅「天の岩戸も昔から引きこもりの女神を表に連れ出すのは力ずくよりも乙女の舞う宴と決まっています!」
夏蓮「まっ、やってみるか。」
そしてその作戦は成功し、凛音は外に出てくるが、何故か凛音は宇宙服のような恰好で日傘をさすという奇妙な姿をしていた。
しかし凛音は三人の元に向かう途中で転んでしまい、頭に被っていたヘルメットが取れてしまう。
思いがけない光景に、切那と夏蓮、沙羅はあっけにとられて何も言えない。

宇宙服姿の凛音

沙羅と夏蓮は海で遊び、切那と凛音はパラソルの下で会話を交わす。
凛音は宇宙服を脱いで切那と共にパラソルの下に座り、夏蓮と沙羅は海に入って探検隊ごっこを始める。
パラソルの下で凛音と切那は会話する。
凛音「外に出てこられちゃった…何だかあっけなかったな。」
切那「よかったじゃん。」
凛音「本当は分かってたんだ。」
切那「何を?」
凛音「私、媒紋病じゃないんだろうなって。でも…」
黙り込む凛音に、切那は「お互いゆっくりやっていこうぜ。」と微笑みかける。
凛音は「夜と違って、音と光に満ちていて、すごくキラキラしてる。」と言って手を日光の中に入れようとする。切那は凛音のその手を掴み、「そんな急に無理しなくて良いんだぞ。」と話しかける。「うん。でも大丈夫。」と答える凛音。
その時突然、沙羅の大声が聞こえてきた。
沙羅「おわぁぁぁ!か、夏蓮隊員!祟りじゃー!」
切那は何事かと声が聞こえた方向に行き、「お前ら何やってんだ?」と沙羅に尋ねる。沙羅は切那の方を振り返り、「ここは危険だ!気をつけろ!切那隊員!」と答える。訳が分かっていない切那に沙羅は話し続ける。
沙羅「見たまえ!あの怪しげな廃屋を!鬼が出るか蛇が出るか、実にわくわくさせてくれるじゃないか!夏蓮隊員、どうか!」
夏蓮「獣、不審人物等の気配はないようです!」
沙羅「よし!行くぞ!切那隊員!」
切那は「そういう設定か…」と呆れながらも、沙羅と一緒に廃屋の方に向かう。
夏蓮「沙羅隊長!入口を発見しました!」
沙羅は「良くやった夏蓮隊員!おい新入り!お前が扉を開けてみるんだ!」と言い、切那は廃屋の扉に近づいて開けようとする。

沙羅と夏蓮は謎の廃屋を見つける

凛音は廃屋を見た瞬間、突然恐怖心に襲われる。
一方、日傘をさした凛音は「私を放ったらかしにして、みんな何やってんのよ。」と言いながら、三人の方に歩いてくる。
廃屋の扉には鍵がかかっている様子で、切那と夏蓮、沙羅は全員で体当たりをして開けようという作戦を話し合っていた。
三人の近くまで来た凛音は廃屋を見た瞬間、変な感覚に襲われる。
凛音は恐怖感を覚え、「何、それ…?」と呟く。そして、扉を開けるために体当たりをしようとしていた三人を「やめて!」と強い口調で制止する。
凛音の激しい口調に驚いて振り向いた三人の前で、急に凛音は失神して倒れる。
慌てて凛音に駆け寄る切那。三人は凛音を屋敷に連れて帰り、医者に診せる。

切那は島と自分に関する謎を夏蓮と沙羅に打ち明けた
その後、切那と夏蓮、沙羅は眠り続ける凛音の側に集まる。
切那「とりあえず、媒紋病じゃなくてよかった…。」
夏蓮「けど、パニック発作って何だよ?発作を起こすほどの精神的なストレスって…。」
切那「俺たちがドアを破ろうとしたら倒れたんだよな…。」
沙羅「あの廃屋の中に何か秘密が…。」
切那は夏蓮と沙羅に、凛音が自分から言い出さない限り廃屋のことは聞かず、そっとしておくようにお願いする。
そして切那は、二人に自分の日記を見せる。それは記憶を思い出す手掛かりとするために、切那が島に来た日からつけている日記だった。しかし今では日記というよりも、島を巡る謎をまとめたメモのようになっていた。
それを見ながら切那は、どうして浦島にのみ媒紋病が発生するのか、島に伝わる不思議な伝説はどこまで事実に基づいているのかという疑問を話す。加えて「俺の夢に出てくるあいつは誰なのか。俺と凛音はかつて会ったことがあるのか。伝説に登場する二人の生まれ変わりなのか。時を超えて来たっていう、俺の記憶は本物なのか。」という個人的な疑問を整理しながら話した。
沙羅「私の理論は完全には信じていらっしゃらないのですか?」
切那「いや、そういう訳じゃないんだが…。ともかく、媒紋病、伝説、凛音の失われた記憶、そして俺の失くした記憶…全てはどこかで繋がっているような気がするんだが…何でそんなことになってるのかが分からん。」
沙羅「全ての鍵は、やはりセツナという存在でしょう。」
切那「そしてそのセツナは俺なのか?」
そこで三人は頭を抱えるが、答えは誰にも何も分からなかった。
過去から目を逸らす凛音

廃屋で凛音が倒れたことについて壁越しに話す凛音と切那
その日の夜、切那がお風呂に入っていると、壁を隔てた女湯の方に誰かが入ってくる音が聞こえた。
「凛音か?」と尋ねる切那に、凛音は「なーに使用人が先に入ってるのよ。」と答える。
「それよりもう大丈夫なのか?」と切那が聞くと、凛音は「もう大丈夫。」と答え、壁越しに二人は会話を続ける。
凛音「思い出したことがあるの。あの小屋で子どもの頃、セツナって男の子と会ってた。島のみんなは『誰もそんな子のことは知らない』って言ってた。でも夜、そこに行けばセツナはいつだってそこに居た。」
切那「それは俺なのか?」
凛音「それ以上のことは思い出せないの。その時会ってた切那の顔さえも…。私にとってのセツナはあなた。それでいいじゃない。」
「それでいい、か…。」と切那は俯いて呟く。
凛音は切那の暗い声の調子に気づかず、「うん。それがいいの。」と明るく良い、浜辺で歌っていた歌を歌いだす。
その年の夏、凛音は切那や夏蓮、沙羅、夏蓮と共にたくさん外に遊びに行った。
浜辺でスイカ割をしたり、夏フェスに行ったり、夏祭りで花火を楽しんだりなどの思い出を作った。

凛音が昼間外に出て参加したすいか割り

凛音が参加した夏フェス

凛音が出かけて楽しんだ夏祭り
夏蓮が未来へ進むために取った行動
一方、夏蓮は御原家でのアルバイトをしながら夜遅くまで切那に勉強を教えてもらっていた。そして確実に解ける問題が増えていた。
ある夜、夜の9時まで御原家で切那は夏蓮に勉強を教えていた。遅くなったため、切那は夏蓮を家まで送っていくことにした。
夜道を歩きながら、切那と夏蓮は何となく話をする。
夏蓮「私のお袋さぁ、すげー変人でさ。何かというと『研究だ』って部屋に籠って私の相手なんか全然してくれなかったし、親父とは喧嘩してばっかりだったしさ。とうとう最後には親父に追い出されちまって、本土に行っちゃった。」
本土のどこに行ったのかは分からないが、播守駐在が本土の大学に通っていた時に夏蓮の母親にばったり会ったことがあり、多分その気になれば会えるとも夏蓮は続けた。
夏蓮「沙羅んとこの神社で拝めば、海を渡って乙姫様に会えるかな?」
切那「何だよ急に。」
夏蓮「あそこの御神体、玉手箱なんだよ。中にはミイラが入ってるらしいよ。」
切那「変わってんなそれ…。」
二人は会話を続けながら夏蓮の家に着くが、夏蓮の父親・守継が門の前で待ち構えていた。
守継「こんな時間までどこをほっつき歩いてた!御原家でバイトしてるのは本当なのか!?大体何だこんな奴と!お前には結婚して枢都家を継ぐという大事な使命があるんだぞ!」
切那は「おい、何だよそれ?」と守継に食って掛かろうとするが、夏蓮は「もういい。止めてくれ。」と切那を止める。
夏蓮「いいんだ、バレちまったならしょうがないさ。そうさ、御原家でバイトしてるんだよ。」
守継「お前という奴は…!」
夏蓮「私にだってやりたいことがあるんだよ!親父の言いなりなんてごめんだ!」
夏蓮と守継は言い争いをしながら家の中に入り、切那だけが門の前に取り残される。

夏蓮が御原家でアルバイトをしていたことが守継にバレてしまう。
切那は御原家に戻るが、途中で自動販売機の前に立つ沙羅に出会う。
二人は自動販売機の側にあるベンチに座るが、沙羅は切那の様子を見て「何かあったんですか?」と尋ねる。切那は夏蓮と守継の親子喧嘩を見てしまったことを話し、「夏蓮の父ちゃん、何であそこまで夏蓮が島を出て行くのに反対するんだ?」と沙羅に聞く。
沙羅「お姉ちゃんに家を継がせたいんですよ。御三家は女系が原則ですから。それよりも夏蓮お姉ちゃんは本当に島を出て行きたがってるんでしょうか?本気だったら、今までいくらでも機会はあったはずです。」
切那はクルーザー船で本土に逃げようとしていた夏蓮に会った時を思い出し、「そういやあの時も…。」と納得する。
沙羅「お父さんにただ反発してるだけに見えるんです。結局はポーズだけで本気じゃないから、失敗を繰り返すんですよ。島を出たとして、幸せになれるかどうか…。島を出た後の事、夏蓮お姉ちゃんがどこまできちんと考えているのか疑問なんですよね。」
切那「それは…島を出た後に考えれば良いんじゃないか?」
沙羅「明確な目的もなしに住む場所を変えたところで、何も出来ないと思いますよ。」
切那「例えそれが無意味なことでも、自分がしたいと思う事をする。それが大事なんじゃないかな?」
沙羅「私はそうは思いません。」
夏蓮に対して厳しい沙羅の意見と応援したい切那の意見がぶつかってしまい、二人は黙り込んでしまう。

島を出ようとする夏蓮への心配を切那に打ち明ける沙羅
Related Articles関連記事

ヒナまつり(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ヒナまつり』とは、有限会社feel.が手がけるアニメーション作品。原作者は大武政夫。 暴力団『芦川組』に属するインテリヤクザ・新田のもとに、楕円形のマシンにくるまれた超能力少女・ヒナが突如現れた。マシンの拘束を解くや否や、素性も目的も明かさないまま謎の念動力で部屋の骨董品を次々破壊していくヒナに対し、身と家財の危険を感じた新田はしぶしぶ彼女を寝泊りさせることになった。 本作はこの2人をはじめとしたちょっぴり可笑しなキャラクター達が繰り広げる、笑いあり涙ありの非日常コメディーである。
Read Article

月がきれい(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『月がきれい』とは、2017年4月から完全新作オリジナルアニメとしてTOKYO MXなどで放送されたアニメ作品。原作を持たないオリジナルアニメでありながら、アニメ製作には『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』などで有名なfeel.、監督には『暗殺教室』で知られる岸誠二にを据え、シリーズ構成は『デジモンアドベンチャーtri』を手掛けた柿原優子など、多くの実力者たちが今作品の製作に携わった。
Read Article

スパイ教室(ラノベ・漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『スパイ教室』とは、スパイ同士の暗闘が繰り広げられる世界で、最強のスパイチームを目指して切磋琢磨する少女たちとその教師たる青年の奮闘を描いたライトノベル。2023年にアニメ化された。 ディン共和国のスパイであるクラウスは、ある日師であるギードから「不可能任務を専門とするスパイチームを作れ」と命じられる。そのために彼が集めたのは、同国のスパイ養成機関でも落ちこぼれと見なされた8人の少女たちだった。クラウスは彼女たちに「灯」というチーム名を与え、成功率1割未満の不可能任務に挑んでいく。
Read Article

ひぐらしのなく頃に卒(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ひぐらしのなく頃に卒』とは、竜騎士07原作のアニメ作品で、2020年放送の『ひぐらしのなく頃に業』の続編。同シリーズは2006年から断続的にアニメ化されてきた人気作である。 繰り返される昭和58年6月の中、日本の田舎町・雛見沢村で次々に起きる怪事件。その全ては、村を出て行こうとする古手梨花を引き留めるために、北条沙都子が裏で糸を引いたものだった。果たして沙都子は事件の裏でどのように暗躍していたのか、無数の惨劇を重ねた彼女たちの行く先に何が待ち受けるのか。物語は真の結末に向けて動き出していく。
Read Article

ひぐらしのなく頃に業(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ひぐらしのなく頃に業』とは、竜騎士07原作のアニメ作品。2006年から断続的にアニメ化されてきた同シリーズ7年ぶりの新作である。序盤の展開は過去作と同じものだが、リメイクではなくリブートだと公式から発表されている。 雛見沢村に引っ越してきた少年前原圭一は、同じ学校に通う部活仲間の竜宮レナや園崎魅音らと共に平和に暮らしていた。しかしある時フリーカメラマンの富竹ジロウという人物から、過去に村で起きた殺人事件の話を聞く。事件のことを調べ始めた圭一に、レナら村人たちは不穏な一面をさらけ出していく。
Read Article

SKET DANCE(スケットダンス)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
「SKET DANCE」は、篠原健太によって「週刊少年ジャンプ」に連載された漫画作品。 学園生活支援部、通称「スケット団」は、生徒の楽しい学園生活を守る人助けの部活である。主人公であるリーダーの「ボッスン」は、「ヒメコ」と「スイッチ」の二人と共に、個性的な生徒達から舞い込む数々の相談事を解決していく。ギャグが軸でありながら、人助けにまつわる深い名言が数多く存在する。
Read Article

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(俺ガイル)のネタバレ解説・考察まとめ
「ガガガ文庫」より刊行されている渡航によるライトノベル(2011年~)、及びそれを原作としたアニメ(第一期2013年4月~6月 第二期2015年4月~6月)。自身の書いたひねくれた作文をきっかけに「奉仕部」なる部活に入部させられたぼっちな男子高校生比企谷八幡。彼と、そこで出会った雪ノ下雪乃、由比ヶ浜結衣たちがともに数々の経験を積み重ね、三者三様に変化していく様子がシニカルにコミカルに描かれている。
Read Article

ヨスガノソラ(ゲーム・漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ヨスガノソラ』とは、2008年12月5日にCUFFSの姉妹ブランド、Sphereより発売された18禁恋愛アドベンチャーゲーム、およびそれを元にした漫画・アニメ作品であり、Sphereのデビュー作である。本作の企画がCUFFSでは制作が難しかったため、企画と共に新ブランドを立ち上げた。 不慮の事故で両親を亡くした双子の兄妹である春日野悠(かすがの はるか)と春日野穹(かすがの そら)は、それまで住んでいた都会から離れた山奥の田舎町にある父親の実家であり、亡き祖父の家で兄妹二人が生活を始める。
Read Article

月がきれい(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『月がきれい』は、2017年4月から7月にかけて、全12話(6話と7話の間には6.5話として、前半を振り返る総集編が放送された)で放送されたオリジナルアニメ作品。製作はfeel.である。埼玉県の川越市を舞台に、主人公の中学3年生、安曇小太郎と同じクラスの水野茜が繰り広げる恋愛模様を中心とした、リアルな人間ドラマが描かれている。
Read Article

この美術部には問題がある!(この美)のネタバレ解説・考察まとめ
『この美術部には問題がある!』とは、いみぎむるによる日本の漫画作品が原作となるアニメ作品。 漫画は『電撃マオウ』にて2012年12月号より連載中、アニメは2016年7月より9月までTBS系列にて全12話構成で放送された。 月杜中学校の美術部を舞台に、その部員を中心とする個性的なキャラクターが展開する日常ドタバタラブコメディ。
Read Article

SKET DANCE(スケットダンス)のネタバレ解説・考察まとめ
『SKET DANCE(スケットダンス)』とは、篠原健太によって、『週刊少年ジャンプ』で2007年から2013年まで連載された学園コメディ漫画である。2011年にはテレビアニメが放映された。ギャグを中心に、シリアスな面や謎解き要素など、様々なストーリーを楽しめることが魅力的な作品となっている。 開盟学園で生徒の学園生活をサポートする活動を行う学園生活支援部、通称「スケット団」。ここに所属するボッスン、ヒメコ、スイッチの3人を中心に、学校での様々な事件やハプニングの様子が描かれていく。
Read Article

中間管理録トネガワ(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『中間管理録トネガワ』とは福本伸行の人気作品である『賭博黙示録カイジ』の作中に登場する利根川幸雄を主人公にしたスピンオフ作品である。兵藤会長の機嫌を伺いつつも部下である黒服をまとめる立場、いわゆる中間管理職である利根川幸雄の苦悩と葛藤を題材にした作品で、月間ヤングマガジンで2015年7月号から2018年2月号まで連載されていた。 2018年7月から12月まで日本テレビの深夜アニメ枠、AnichUで放送されていた。単行本は全10巻発売で完結している。
Read Article
だがしかし(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
「だがしかし」とは漫画家コトヤマによる少年漫画、及び2016年にfeel.で製作されたアニメーション作品。実際にある駄菓子を扱ったギャグコメディ。実家が駄菓子屋の主人公「鹿田ココノツ」は、父「鹿田ヨウ」に駄菓子屋を継ぐように言われるが、ココノツには漫画家になるという夢があった。そんなココノツの元へ、大手お菓子製造会社「枝垂カンパニー」の社長令嬢で美少女の「枝垂ほたる」が現れた。
Read Article

竜宮レナ(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ
竜宮レナ(りゅうぐう れな)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、「かぁいいもの」を偏愛する女子中学生。元々雛見沢の出身だが、幼い頃に親の仕事の都合で茨城県に引っ越し、昭和56年までをここで過ごし、その後昭和57年に故郷へ戻った。転校してきたばかりの前原圭一の面倒を見たりと、優しく献身的な性格で、無自覚な善意の塊。本名は「竜宮礼奈(れいな)」だが、幼少期に実母が不倫相手との子供を妊娠したことで、両親が離婚したことをきっかけに、「レナ」と自称するようになり、周りにもそう呼ばせるようになった。
Read Article

北条沙都子(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ
北条沙都子(ほうじょう さとこ)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物でトラップの名手であり、様々なトラップを自在かつ効果的に駆使する女子小学生である。生意気な性格で年上である前原圭一に、事あるごとにちょっかいをかけたり、憎まれ口を叩いたりしている。古手家の一人娘である古手梨花と親友で、互いに両親を亡くした者同士、寝食を共にする仲である。沙都子の兄である北条悟史を強く慕っており、兄のやっていた野球では、圭一が事前交渉で投げさせたスローボールを見事に打ち取った。活発で運動神経は大変良好である。
Read Article

園崎魅音(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ
園崎魅音(そのざきみおん)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、姐御肌のムードメーカーであり、通っている学校では委員長を務めている。勝気かつ男勝りでやや強引な性格で、一人称に「おじさん」を使うことが多い。趣味で集めているゲームを、皆で遊ぶ事を主旨とする「部活」の部長をつとめる。毎日放課後に部活を開き、持ち前の明るさでメンバー達を盛り上げている。転校してきた前原圭一に好意を抱いており、親友である竜宮レナとは親友であり良きライバルでもある。雛見沢村で権力を誇る御三家の園崎家の次期頭首の顔も持つ。
Read Article

古手梨花(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ
古手梨花(ふるで りか)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、古手神社の一人娘。同学年の北条沙都子と同じ家で生活をしている。毎年6月に行われる「綿流し祭」では、巫女役を務めている。周囲をいつも和ませるが、時に年齢に似合わぬ冷静さも見せる不思議な雰囲気の女の子。自分のことを「ボク」と呼び、「み〜」「にぱ〜」などの口癖を持つ。村人からオヤシロ様の生まれ変わりであると崇められているが、実はオヤシロ様の正体は羽入という少女の見た目をした存在であり、梨花は羽入の姿を唯一目にする事のできる存在である。
Read Article

前原圭一(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ
前原圭一(まえばら けいいち)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、シリーズ通しての主人公であり、昭和58年5月に東京から雛見沢に引っ越してきた中学2年生の少年である。直情的な熱血漢である反面、デリカシーがなく無神経だったり女心に鈍感なところがある。明るく気さくな性格であり、転校して来てすぐに同じクラスの竜宮レナ(りゅうぐう れな)や園崎魅音(そのざき みおん)といった複数の友人を作った。 都会にいた頃から学業に優れ、優秀な知力を持ち「口先の魔術師」と呼ばれる程非常に口が達者。
Read Article

鷹野三四(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ
鷹野三四(たかの みよ)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、雛見沢村にある入江診療所に勤務する看護婦。普段は知的で物腰柔らかいが、時に他人を見下したような態度をとり、ヒステリックな面も見せる。 筋金入りのオカルトマニアで、フリーのカメラマンである富竹ジロウとは親しい間柄。劣悪な環境の孤児院で育ち、ここを脱走して雛見沢村で医者をしていた鷹野一二三の養女となる。養父の生涯を賭した研究が闇に葬られようとしているのを知り、これを阻止するために軍隊による雛見沢住民の虐殺・雛見沢大災害を画策した。
Read Article

園崎詩音(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ
園崎詩音(そのざき しおん)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、同作ヒロインの一人園崎魅音の双子の妹。物語の舞台である雛見沢村に隣接する興宮で両親と暮らし、全寮制の学校に通っているがサボりがちで、「エンジェルモート」という店でウェイトレスのアルバイトをしている。魅音とは瓜二つで、服や髪型をそろえると見分けがつかないほど。勝気かつ男勝りでやや強引な性格の魅音とは正反対に、女の子らしさを前面に出している。北条悟史に想いを寄せているが、魅音が好意を抱く前原圭一の事も気になっている。
Read Article

羽入(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ
羽入(はにゅう)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、本作の「皆殺し編」から姿を現し、「祭囃し編」では主人公を務める、雛見沢の守り神であるオヤシロ様そのもの。オヤシロ様の生まれ変わりといわれている古手梨花以外の人間には、羽入の姿は認識できない。「祭囃し編」にて、古手家最後の生き残りとして、部活メンバー達の前に現れる。性格は内気で頼りなく子供っぽく、困ったり興奮したりすると「あうあう」としゃべる癖があるが、時折神のように非常に厳粛な喋り方をすることもある。
Read Article

大石蔵人(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ
大石蔵人(おおいし くらうど)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、定年退職を間近に控えた興宮署の刑事。雛見沢で毎年起きている連続怪死事件を追いかけており、綿流しの祭りが近づくと頻繁に雛見沢を訪れるようになる。最初の連続怪死殺人事件の犠牲者となったのが、ダムの現場監督であり、大石が「おやっさん」と呼んで慕っていた男であるため、捜査に執着する要因となっている。強い正義感の持ち主だが、定年退職を間近に控えており、刑事でいられる内に真相を突き止めようと強引な捜査手法を用いることがある。
Read Article

北条悟史(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ
北条悟史(ほうじょう さとし)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、北条沙都子の兄である。園崎魅音と園崎詩音と同学年であり、魅音が立ち上げた当初の部活メンバーの一員である。大人しい性格をしており、よく読書をしており、人の頭をよく撫でる癖がある。困ったときにはよく「むぅ…」と口にしてしまう。入江京介が監督を務める少年野球チーム「雛見沢ファイターズ」に参加していたが、本番に弱いため目立った活躍はなかった。前原圭一が雛見沢に来る前の昭和57年6月の綿流しの日に失踪し、現在行方不明となっている。
Read Article

富竹ジロウ(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ
富竹ジロウ(とみたけ じろう)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、野鳥や風景を撮るフリーのカメラマンである。物腰柔らかく、真面目で大らかな男性。雛見沢村の住人ではないが、村で起きたダム戦争の少し前から季節毎に雛見沢を訪れ、一週間ほど滞在していく。村人とも面識があり、温厚な性格ゆえ評判も悪くない。村の診療所の看護婦である鷹野三四と交際中で、よく一緒に散策する姿を目撃されているが、普段は彼女の尻に敷かれている。実は自衛隊の人間で、雛見沢村への来訪も独立組織を有する鷹野の監視が目的である。
Read Article

入江京介(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ
入江京介(いりえ きょうすけ)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、雛見沢村唯一の医療機関、入江診療所の所長である。 その口調や仕種から落ち着いた大人の印象を与え、基本的に真面目な性格。本業の医師のほか、少年野球チーム「雛見沢ファイターズ」の監督も務める。東京から雛見沢に引っ越してきた前原圭一たちからは親しみを込めて「監督」と呼ばれている。村のイベントにも積極的に関わり、村民からも年代問わず厚く信頼されているが、雛見沢の風土病である雛見沢症候群の研究者という裏の顔を持つ。
Read Article

赤坂衛(ひぐらしのなく頃に)の徹底解説・考察まとめ
赤坂衛(あかさか まもる)とは、『ひぐらしのなく頃に』の登場人物で、警視庁公安部に所属する刑事であり、階級は警部。真面目で正義感が強い性格であり、曲がったことが嫌いな熱血漢。入庁試験、警察学校では優秀で将来有望だが、捜査官としては新米で未熟。建設大臣の孫が誘拐された事件の極秘捜査をする為に雛見沢を訪れ、そこで大石蔵人と古手梨花に出会う。愛妻家であり、同僚達の間では熱愛夫婦として知られており、妻の雪絵は出産を目前にしている。学生時代は麻雀に熱中しており、「馬場の衛」の異名を持つプロ級雀士だった。
Read Article

ISLAND(アニメ全話)のネタバレ解説まとめ
『ISLAND』とは、フロントウイング原作のノベルゲーム『ISLAND』のTVアニメ版である。 離島の浦島に流れ着いた青年・切那は、「世界を救う」という使命以外の記憶を失っていた。彼は浦島御三家の一つである御原家の跡取り娘・凛音の家で使用人として働きながら、自身の記憶と世界の謎を解き明かしていく。古の伝承や風土病、本土との確執などの伏線が散りばめられたSFファンタジー。
Read Article

ISLAND(第12話『てをつないでアシタへ』)のあらすじと感想・考察まとめ
「玖音はリンネなのか?」と切那は疑問を抱き、玖音が指輪をしていたかどうか、そして、玖音の過去を調べる。そして先代の御原家当主・典正の日記を読んだ切那は、衝撃的な真実を知ってしまう。時を超えた伝承のリンネとセツナの物語。伝承の本当のエンディングが今明かされる。 今回は「ISLAND」第12話『てをつないでアシタへ』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

NEVER ISLAND(第10話『モウクヤミタクナイカラ』)のあらすじと感想・考察まとめ
札なしの子どもたちの救出に向かった切那とカレン、サラ。しかし子どもたちは既に殺されおり、大司教の陰謀で3人は枢機卿を殺害したテロリストに仕立て上げられる。リンネの機転で命からがら街から逃げ出したが、運命は容赦なく4人を襲う。 今回は「NEVER ISLAND」第10話『モウクヤミタクナイカラ』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

ISLAND(第11話『またあえたけどアナタは』)のあらすじと感想・考察まとめ
切那は浦島に戻ってきて凛音や夏蓮、沙羅と改めて出会い、3人を次々と良い方向に変えていく。そして凛音の死という未来を変えるために突き進むが、切那は更なる衝撃の真実に気づく。それは、玖音が切那が愛したリンネではないか、という事実だった。 今回は「ISLAND」第11話『またあえたけどアナタは』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

ISLAND(第1話『またあえたねあなたと』)のあらすじと感想・考察まとめ
離島の浦島に流れ着いた青年・切那は、「世界を救う」という使命以外の記憶を失っていた。彼は浦島御三家の一つである御原家の跡取り娘・凛音の家で使用人として働くことになる。凛音と切那は昔会ったことがあるようだが、凛音も5年前以前の記憶を失くしていた。二人の出会いにより、失くした記憶の謎が深まる。 今回は「ISLAND」第1話『またあえたねあなたと』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

ISLAND(第7話『ずっとすきでいたいのに』)のあらすじと感想・考察まとめ
凛音は廃屋での記憶を思い出し、切那と共に過去を断ち切った。しかしそれは凛音の失った記憶の一部に過ぎず、凛音は新たな忌まわしい記憶を思い出す。一方、切那も衝撃の事実を知った。凛音は、真実を求めるために1人で嵐の海へ消えてしまう。 今回は「ISLAND」第7話『ずっとすきでいたいのに』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

ISLAND(第8話『またあえたらあいしてね』)のあらすじと感想・考察まとめ
切那と凛音が辿り着いたのは、凛音が5年前に漂流した暴龍島だった。凛音はそこで真の切那が迎えた結末と想いを知り、過去に決着を着ける。浦島に戻ろうとした2人には、明るい未来が待っているはずだった。しかし浦島に戻った切那が直面したのは、凛音の死という現実だった。 今回は「ISLAND」第8話『またあえたらあいしてね』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

NEVER ISLAND(第9話『マタアエタナオマエト』)のあらすじと感想・考察まとめ
2万年後の世界で目覚めた切那が出会ったのは、地下シェルター『アイランド』に住む少女・リンネだった。再び記憶を失った切那は、リンネに助けられて生活していた。そんなある日、枢機卿の娘・サラと札なし(無戸籍)の子どもたちのリーダー・カレンと偶然知り合ったことで、アイランドを取り囲む真実を2人は知る。 今回は「NEVER ISLAND」第9話『マタアエタナオマエト』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

ISLAND(第6話『そこにあなたがいればいい』)のあらすじと感想・考察まとめ
夏蓮と沙羅が良い方向に変わり、今度は凛音が変わることを決意する。自分の気持ちに正直になって昼間に積極的に外に出て切那とデートをしたり、ペアグッズを身に付けたりする凛音。そして凛音は、5年前の神隠しに関係する廃屋での記憶を思い出し、過去に向き合い始めた。 今回は「ISLAND」第6話『そこにあなたがいればいい』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article

ISLAND(第2話『くやまないでほしいから』)のあらすじと感想・考察まとめ
凛音がかかっているという風土病・媒紋病(ばいもんびょう)。病気のことを調べる切那は、浦島に伝わる伝説と媒紋病の関係を知る。そして自分の失われた記憶は、伝説に関わるものではないかと考え始める。一方、凛音や沙羅、夏蓮も自らの運命に苦悩していた。 今回は「ISLAND」第2話『くやまないでほしいから』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。
Read Article