Death Coming(デスカミング)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Death Coming』とは、NextStudio社が開発したドット絵パズルゲーム。Steamで販売しており、日本語にも対応している。事故死した主人公が死神見習いとなり、ターゲットを事故に見せかけて殺害していく内容となっている。デフォルメされたドット絵とはいえ、流血やグロテスクな表現がある。各ステージには映画やアニメの有名作品のパロディが盛り込まれている。全プレイヤーのスコアのランキングもあり、やり込める内容となっている。

核ロケット開発の工場

第1ステージをクリアしたあとで挑戦できる第2ステージ。お邪魔キャラクターである天使が初出現するマップでもある。

スパイが潜む核ロケット開発工場が舞台となっている。
工場の社長でもあり、とある国の独裁者でもある男性の愛人が社長秘書と浮気しているところを暴いたり、スパイの仕事がやりやすいように見張りを殺したりすることでギミックが解禁されることもあり、ギミックを作動させる順番を考えなければならない。

このステージでパーフェクト(全員殺害)を取ると、クリア後にちょっとしたアニメが流れる。
スパイの妨害を受けながらもロケットを完成させ、ついにロケットの打ち上げた。勝利を確信した独裁者だが、そのロケットは自国に落下して滅亡してしまうという内容。

博物館

第2ステージをクリアしたあとで挑戦できる第3ステージ。

展示物を盗もうとする盗賊グループが潜んでいる博物館が舞台となっている。
警備員を先に殺害することで泥棒たちが自由に行動できるようになり、それによって新たなギミックを作動させることができる。
たとえば次々なくなっていく展示物を不審に思った館長が監視カメラの映像を見るためモニター前に移動するが、そのモニターに細工をすることでモニターに満月の画像を表示させ、実は狼男だった館長を暴走させて観客を殺害することができるといったふうである。この手順は警備員の殺害→泥棒たちが窃盗という段階を踏まないとできない。

第2ステージのようにクリア後のアニメはない。

クリスマスの日のデートスポット

第3ステージをクリアしたあとで挑戦できる第4ステージ。
一定時間後に天候が変わり、晴れから雪になる。
天候が変わることで使えるギミックもあるので、天候に合わせたギミックの作動が必要となっている。
たとえば、水が漏れている水道管は晴れの時には近くの電線を使って漏電させ感電死させるギミックに使えるが、雪が降ると路面の水が凍ってしまい、電線を使った漏電による殺害が使えなくなるといったふうである。

このステージでは、サンタになりすました盗賊団がツリーの星を狙おうとしているミニストーリーが繰り広げられる。
第3ステージの博物館同様、警備員を殺害することで泥棒たちが自由に行動できるようになり、それによって新たなギミックを作動させることができる。
逃げていく泥棒たちも殺害できるが再出現しないため、画面外に逃げる前に殺害しなければパーフェクトは取れない。

動物の密輸入船

第4ステージをクリアしたあとで挑戦できる第5ステージ。
第4ステージ同様、一定時間後に天候が変わる。第4ステージのように一度変化したらそのままというわけではなく、一定時間を経て交互に切り替わっていく。
天候が変わることで使えるギミックもあるので、天候に合わせたギミックの作動が必要となっている。

キングコングのパロディで、モナークモンキーという大猿を密輸入する船と、それが停泊している港町を舞台としたステージとなっている。
モナークモンキーを開放すると怒り狂ったモナークモンキーが次々にターゲットを殺害していくので、高スコアを取るためには出来るだけ早く効率的にモナークモンキーを開放することがポイントである。
初見では気付かないギミックもあり、1回でパーフェクトを取るのは非常に難しい。

古代遺跡

第5ステージをクリアしたあとで挑戦できる第6ステージ。
一定時間ごとではなく、マップのギミックを作動させることで天候が変わる。
天候が変わることで使えるギミックもあるので、天候に合わせたギミックの作動が必要となっている。

インディージョーンズのパロディで、古代遺跡が舞台となっている。
この古代遺跡は第1ステージで登場した宇宙人が残したもので、遺跡の秘密を独占する組織と遺跡の秘密を暴こうとするトレジャーハンターの対決が描かれる。
組織の人間を順番に殺害していったあとでトレジャーハンターを解放し、遺跡の秘密を暴かせることで新たなギミックが使用できるようになる。

これをクリアするとシナリオがエンディングを迎える。

とあるゲームの開発オフィス

アーリーアクセスを経て正式販売後のアップデートで追加されたおまけステージ。

「死神を題材にしたゲームを新たに作ろう」と企画しているゲームオフィスが舞台となっている。
もちろん、開発者であるNext Studioによるセルフパロディである。
ステージ開始前にステージを案内する死神も「俺たちを題材にするとは不敬な奴らめ!」と憤慨し、社員である8人をターゲットに定める。
このステージでは天使が出現しない他、今までのステージとは違ってターゲット以外のキャラクターを殺害してはならないルールとなっている。

セルフパロディということもあり、メタ的表現が多い。
「Steamのレビューが不評になったので社員が対処」「サーバーがダウンしたせいでユーザーが抗議に訪れる」「こんなクソゲーを売ったのは誰だとクレームの電話が入ってくる」などギミックの演出もコミカルなものが多い。

ミニゲーム

各ステージに現れる天使を順次殺害していくシューティングゲーム。
マウスでクリックした地点に主人公がアイテムを投げ、天使を殺害していく。天使に追いつかれるか、制限時間が切れるかで終了。
このスコアもランキングされる。

通常ステージではただ邪魔だった天使に対するフラストレーションをこのミニゲームで発散できる。
ミニゲームであるがかなり作り込まれており、これ単体でゲームとして遊べるほどプレイヤーからは好評なミニゲームである。

『Death Coming』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

あの世で暮らしているターゲットの様子が見られる

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