はたらく細胞(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『はたらく細胞』とは、鈴木健一監督、david production制作によるアニメ作品である。ナレーションは能登麻美子。講談社の『月刊少年シリウス』にて、2015年3月号より連載中の清水茜による漫画が原作となっている。
舞台は、人間の身体の中。細胞たちが擬人化、侵入した病原体などがモンスター化・怪人化して描かれている。酸素を運ぶ赤血球や、細菌と戦う白血球。傷口をふさぐ血小板や、殺し屋のキラーT細胞など、そんな約37兆2000億個もの細胞たちの知られざるドラマが展開される。
CV:中原麻衣
皮膚や毛穴などに常在する細菌。
毒性が高く、創傷部(傷口)などから体内に侵入した場合、表皮の感染症や食中毒、肺炎、髄膜炎、敗血症などを引き起こすことがある。
化膿レンサ球菌(かのうれんさきゅうきん)

CV:松風雅也
咽頭、消化器、皮膚などに生息する、ごくありふれた常在菌の一種だが、多様な疾患の原因となることがある。
緑膿菌(りょくのうきん)

CV:北沢力
自然環境中に存在する代表的な常在菌の一種。
緑膿菌感染症の原因となる。
カンピロバクター

CV:小林大紀
細菌の一種。
ライノウイルス

CV:古川慎
風邪の代表的な原因ウイルス。
大抵の場合、軽い鼻かぜ(鼻水、くしゃみ、鼻づまり)を引き起こす。
感染者の鼻水や唾液には大量のライノウイルスが含まれており、感染力は非常に強い。
『はたらく細胞』の用語
レセプター

細菌などを察知するレーダー的なもの。
白血球の頭についている。
取り外し可能。
言い伝え
『宇宙より災いの流星飛来せし時、山は怒り、大地は荒ぶり、海はうごめく』
抗原の免疫を記憶しているリンパ球の記憶細胞に代々伝わるもので、大噴火・地殻変動・大洪水がいっきに起こり、大災害に見舞われるという内容である。
ヒスタミン取扱マニュアル
マスト細胞が仕事をする時に使用するマニュアル。
アレルゲンが増えた場合、B細胞が作るIgE抗体の量に応じたヒスタミンを出すよう書いてある。ヒスタミンは血管内皮細胞の間隔を広げ、白血球たちの遊走性を高めるはたらきがある。
鼻腔温泉
体に入ってくる空気をあたため、加湿して呼吸器に送り込む鼻腔には、温泉のみならず足湯もある。
そこで細胞たちは、仕事の合間にくつろぐ。また、近くには冷蔵ケースがあり、飲み物も常備されている。
グルコースまんじゅう
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目次 - Contents
- 『はたらく細胞』の概要
- 『はたらく細胞』のあらすじ・ストーリー/感想・考察
- 第1話『肺炎球菌』
- 第2話『すり傷』
- 第3話『インフルエンザ』
- 第4話『食中毒』
- 第5話『スギ花粉アレルギー』
- 第6話『赤芽球と骨髄球』
- 第7話『がん細胞』
- 第8話『血液循環』
- 第9話『胸腺細胞』
- 第10話『黄色ブドウ球菌』
- 第11話『熱中症』
- 第12話『出血性ショック(前編)』
- 第13話『出血性ショック(後編)』
- 特別編『風邪症候群』
- 『はたらく細胞』 の登場人物・キャラクター
- 赤血球(せっけっきゅう)
- 先輩赤血球(せんぱいせっけっきゅう)
- 白血球・好中球(はっけっきゅう・こうちゅうきゅう)
- 白血球2001(はっけっきゅう2001)
- 白血球2048(はっけっきゅう2048)
- 白血球2626(はっけっきゅう2626)
- 白血球4989(はっけっきゅう4989)
- 血小板(けっしょうばん)
- ヘルパーT細胞(へるぱーTさいぼう)
- 制御性T細胞(せいぎょせいTさいぼう)
- キラーT細胞(きらーTさいぼう)
- マクロファージ
- 樹状細胞(じゅじょうさいぼう)
- 一般細胞(いっぱんさいぼう)
- がん細胞(がんさいぼう)
- 肺炎球菌(はいえんきゅうきん)
- 黄色ブドウ球菌(おうしょくぶどうきゅうきん)
- 化膿レンサ球菌(かのうれんさきゅうきん)
- 緑膿菌(りょくのうきん)
- カンピロバクター
- ライノウイルス
- 『はたらく細胞』の用語
- レセプター
- 言い伝え
- ヒスタミン取扱マニュアル
- 鼻腔温泉
- グルコースまんじゅう
- 『はたらく細胞』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 赤血球を気づかう白血球
- 血小板のはたらき
- 「白血球は自分の命を犠牲にしても、他の細胞を守るんだ!」
- 「本当は、僕はただの細胞なんだ。この世界の一員として、みんなとただ毎日平和に生きていくはずだった」
- 単球の正体
- 奇跡の雨
- 「仕事は知識だけじゃなく、経験と熱いハートが大事ってこと」
- 『はたらく細胞』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- はたらく細胞ゼミナール
- 『はたらく細胞』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):赤血球、白血球、キラーT細胞、マクロファージ『ミッション! 健・康・第・イチ』
- ED(エンディング):ClariS『CheerS』