EARTHSHAKER(アースシェイカー)の徹底解説まとめ

EARTHSHAKERとは、1978年に関西で結成された日本のメタルバンド。1983年に1stアルバムをリリースし、1986年に日本武道館初公演。1994年に一度解散するが、1999年に再結成を果たす。90年代の日本のバンドブームを牽引した、礎となる正統派ロックバンドであり、その後も活動を継続している非常に貴重なバンドである。

TREACHERY

1989年6月14日リリースの8thアルバム。
本作で始めてシーケンサーサウンドを取り入れたラフ&ヘヴィ路線に挑戦。
持ち前のメロディアスなヴォーカルやスケール大きな楽曲構成力はそのままにグルーヴ感を増強してみせた力作。

01.TREACHERY
02.FROM MAINSTREET
03.走り抜けた夜の数だけ
04.12月
05.MEMORIES AND REALITY
06.BAYSIDE MOON
07.CRIMINAL
08.泣きたくて
09.end
10.DEAR LOOSE WOMAN
11.すべて忘れても

PRETTY GOOD

1990年10月10日のリリース。9thアルバム。
TOTOの元メンバー(ベーシスト)、マイク・ポーカロによるプロデュース。レコーディングはLAで行い、このレコーディングのためL.Aに1カ月滞在。
前作(『TREACHERY』)で挑んだラフ&ヘヴィ路線に加え、さらにアメリカン・ヘヴィメタル感覚を採り入れ、パワフルに前進させたと言える作品。

01.BURNING HEARTS
02.ALL AROUND THE WORLD
03.SHE MAKES ME FEEL GOOD
04.TOP SECRET
05.IF TOMORROW COMES
06.DREAMS
07.I'M READY SO READY
08.NATURAL HEARTS
09.FIGHT IT OUT
10.YOUR SONG

EARTHSHAKER

1992年3月25日リリース。通算10作目のアルバム。
1983年作のデビュー・アルバム同様セルフ・タイトルが冠せられている。

01.DRAPE SHAPE
02.JUST A LITTLE SOLDIER
03.SHOCK ME
04.'79 STREET SONG
05.POISON
06.BLOOD ON SHUFFLE
07.TRAP OF LOVE
08.PARADISE
09.HARD RAIN
10.MUJUN TO IUNANO AI

REAL

1993年5月25日リリース。11thアルバム。
アルバムに先行して発売された、7th SINGLE「Say Goodbye」が各地の有線放送局で1位を飾る(初回盤のみにSAY GOODBYEの英語バージョンが収録)。
オリコン上位にランキングされ、“EARTHSHAKERの最高傑作”という評価を受ける。

01.裏切りのロックン・ロール
02.LABYRINTH
03.最後のページ
04.Say Goodbye(日本語バージョン)
05.敗北の彼方に
06.SOMEBODY TO LOVE
07.REAL WORLD
08.SUCH A FOOL
09.SWEET EMOTION
10.CRIME
11.DAY BREAK
12.Say Goodbye(英語バージョン)

Yesterday & Tomorrow

発売日1993年10月25日リリースのセルフカバー・アルバム。スタジオアルバムとしては12枚目。
新録音ベストアルバムとしてロングセラーを記録。
前作の好評価もあり、アースシェイカーの快進撃に期待するも、同年末、メンバーミーティングの結果、“使命をまっとうしての発展的解散”と衝撃の解散を発表する。翌1994年早々に、深夜番組「タモリの音楽は世界だ」にゲスト出演し、電撃的な解散宣言を行う。
そして、その翌々日よりアルバムツアー、Yesterday & Tomorrow TOURがスタートする。

01. WALL
02. MORE
03. RADIO MAGIC
04. TOKYO
05. GARAGE
06. WHISKY and WOMAN
07. FUGITIVE
08. GAMBLER
09. COME ON
10. EARTHSHAKER
11. ZERO
12. Say Goodbye〔ライヴ・ヴァージョン〕
13. 走り抜けた夜の数だけ〔アンプラグド・ヴァージョン〕

MORE EARTHSHAKER IN VANCOUVER

2000年11月1日リリース。
解散後6年。前アルバムから7年の時を経てリリースされた今作は通算13枚目のアルバムとなる。
1999年に京都のライヴハウス磔磔の25周年イベント出演のために再結成を図ったアースシェイカーがその半年後、完全復活を遂げ2000年はオリジナルメンバーで本格的に始動。
このアルバムは6月のカナダ・バンクーバーのライヴテイクと、新曲3曲にて構成されたアルバムとなっている。
新曲は、M1「絆」、M2 「GOOD-BYE TO THE PAST」、M3 「愛の歌う声を聞いてみるかい」の3曲。

01. 絆
02. GOOD-BYE TO THE PAST
03. 愛の歌う声を聞いてみるかい
04. RADIO MAGIC
05. REAL WORLD
06. GAMBLER
07. ざわめく時へと
08. WALL
09. EARTHSHAKER
10. MORE
11. SAY GOODBYE
12. 走りぬけた夜の数だけ

Birthday

2001年11月28日リリース。14thアルバム。
アースシェイカーの8年ぶりのフルアルバム、再結成後の初のオリジナル・アルバム。解散前よりもEARTHSHAKERらしさがパワーアップした作品となっている。

01. Birthday Song
02. マシンガン・マッシュルーム
03. Try to hold on
04. 家路
05. 灰になるまで
06. 溜息と沈黙
07. TOUGH
08. アシオト
09. 瞳に残る炎
10. 七つの色と空
11. 誇りであるために

そこにある詩

2003年4月16日リリースの15thアルバム。
前作より、よりハードさが増した感もサウンドだが、曲タイトルは全て日本語という新たな試みに挑んでいる。
2003年でデビュー20周年(結成25周年)を迎え、解散等の紆余曲折を経てきたが、サウンドの神髄は変わらず永年の実力・貫禄を感じられる作品。

01. 風の音
02. 強く咲け
03. そこにある詩
04. 明日を指差す魂
05. 想いのかけら
06. とどめの弾丸
07. ありったけの愛
08. 君へ...
09. 百戦錬磨のヒーロー
10. さだめ

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