美少女戦士セーラームーンの名言・名セリフ／名シーン・名場面まとめ

そのお店のチョコレートパフェをね、いつか一緒に食べれたらなぁって思ってたの。あたしのちっちゃな夢。

上記のセリフと同じく、なるちゃんがネフライトを手当てするシーンのセリフだ。なるちゃんの献身的な態度が功を奏し、思いが通じ合った二人は幸せな未来を思い浮かべる。僅かな時間だが、楽しい時間を共有して笑いあう二人の姿が微笑ましいシーンとなっている。ネフライトはすぐ後に味方によって殺されてしまうため、この約束は一生果たされることがない。それを踏まえると、切なさが漂っている。

ネフライトの名言・名セリフ

礼など無用だ。なぜ君を助けたのか私自身もよく分からない。

なるちゃんの純粋な思いに惹かれ始めたネフライト。そんな中、妖魔によってなるちゃんが人質に取られる。敵の目的は、ネフライトの持つ黒水晶。黒水晶には、幻の銀水晶の在り処を示す力がある。敵の要求を無視することも出来たのだが、なるちゃんの姿が頭から離れないネフライトは、なるちゃんを何故か助けてしまう。自身の気持ちの変化に戸惑うシーンで発せられたセリフだ。お姫様抱っこでなるちゃんを抱えている所も合わせて、当時の少女たちに絶大な支持を受けた。

済まぬ⋯。チョコレートパフェ食べられそうもない。最後まで嘘をついてしまったな。許してくれ。君と会えて⋯良かった⋯。

ネフライトが消える間際になるちゃんに伝えたセリフだ。他人に心を開かず、非情に任務を全うしてきたネフライトだが、最期に初めて人間と心を通わせた。なるちゃんに対する思いやりと愛に満ち溢れた名台詞となっている。ネフライトが亡くなるシーンは、多くの女性の涙を誘った。

ゾイサイトの名言・名セリフ

⋯お慕いしておりました⋯クンツァイト様⋯

ゾイサイトとクンツァイトは共にダーク・キングダムの幹部で、二人は恋人関係にあった。クイン・ベリルに、自分の判断でタキシード仮面を殺そうとしたことを咎められるゾイサイト。ゾイサイトは、クンツァイトの目の前でクイン・ベリルによって処刑されてしまう。その時に、最後の力を振り絞ってクンツァイトに伝えた台詞がこれだ。クンツァイトに対しての愛情と、感謝の念が込められた名台詞となっている。

クイン・ベリルの名言・名セリフ

わが大いなる支配者よ⋯。これまでに集めた人間どものエナジーでございます。今こそ蘇りたまえ。

クイン・ベリルが、怪しげな銅像に向けて放った台詞だ。クイン・ベリル率いるダーク・キングダムの目的の一端が示されていて、クイン・ベリルの底知れない雰囲気と、『大いなる支配者』に対する忠誠心が現れている名台詞である。
『大いなる支配者』とは、うさぎの前世の姿であるプリンセス・セレニティによって封印された、クイン・メタニアのことである。プリンセス・セレニティは、千年前に月に存在した『シルバー・ミレニアム』という国の王女だった。クイン・メタニアとは、ダーク・キングダムの真の黒幕にして、『シルバー・ミレニアム』を破滅へと導いた張本人である。クイン・メタニアは、禍々しいオーラのような形をしていて、人間の姿のような実態は持たない。

命令に説明などない。

クイン・ベリルがダーク・キングダムの幹部、クンツァイトとゾイサイトに対して「タキシード仮面は殺してはならぬ。生きたままここへ連れて参れ」と命令したシーンで登場したセリフだ。当然、敵であるタキシード仮面を捉えなければいけない理由が分からないゾイサイトは、クイン・ベリルに命令の真意を問うが、「命令に説明などない」と返されてしまう。
クイン・ベリルの迫力や怖さ、そして冷徹さを感じられる名言だ。

美しき未来を夢見るお前もやがては気付くであろう。この世界はすでに醜く、汚れきっていることを。

ダーク・キングダムの女帝、クイン・ベリルが、最終決戦の時にセーラームーンに対して言い放った台詞。クイン・ベリルは元々、うさぎの前世であるプリンセス・セレニティがいた時代の地球人だった。クイン・ベリルは、プリンセス・セレニティと恋人関係にあるプリンス・エンディミオンに恋をしてしまう。プリンス・エンディミオンとは、タキシード仮面こと地場衛の前世の姿で、地球に住んでいた。つまり、うさぎと衛は、前世から続く恋人関係だったのだ。
しかし、クイン・ベリルは自分がプリンス・エンディミオンと結ばれないことを知ってしまい、激しい絶望にとらわれる。それが、今の闇の中を生きるクイン・ベリルに繋がっているのだが、彼女の激しい絶望と悲しみが窺い知れる名台詞である。