美少女戦士セーラームーンの決め台詞と決めポーズまとめ

『美少女戦士セーラームーン』の概要

『美少女戦士セーラームーン』とは、武内直子による漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。『なかよし』で1992年2月号から1997年3月号まで連載されている。旧版全18巻、新装版全12巻、完全版全10巻、文庫版全10巻とそれぞれ発売されている。
最初は担当編集から「セーラー服の美少女によるアクションもの」を提案され、『コードネームはセーラーV』という愛野美奈子（あいのみなこ）を主役に短編漫画を描いたことがきっかけとなり、『美少女戦士セーラームーン』は誕生する。その後アニメ化され、絶大な人気を誇る戦闘美少女ものの作品となる。
作中に登場する『幻の銀水晶』や『守護星』などは、作者の武内直子の実家が宝石商であったことや高校で天文学部に所属していたことが影響している。

主人公である月野うさぎはドジで泣き虫な中学生。額に三日月ハゲのある、人の言葉を話す猫・ルナと出会い、美少女戦士セーラームーンに変身する。そして人々のエナジーを吸い取ってしまう「ダーク・キングダム」の妖魔たちと戦うのだった。
うさぎの他にもセーラー戦士に変身できる仲間たちがどんどん集まり、彼女たちはルナから伝説の秘宝『幻の銀水晶』と『月のプリンセス』を探して守るよう、指令を受けることになる。
『月のプリンセス』とは誰なのか、何のために戦うのか。そしてそこに、うさぎたちの前世の記憶が絡まりながら、ストーリーは展開していく。セーラームーンとタキシード仮面の恋愛シーンも満載なアクション恋愛少女漫画である。

決め台詞と決めポーズについて

『美少女戦士セーラームーン』には、10人のセーラー戦士それぞれに特徴的な決め台詞と決めポーズが存在する。
例えば初期のセーラームーンの場合、「ムーン・プリズムパワー、メイクアップ！」と叫んだあとに変身シーンが始まり、変身が完了すると、「愛と正義のセーラー服美少女戦士、セーラームーン！月に代わって、おしおきよ！」と決め台詞を言うのがお決まりのパターンである。
特に「月に代わって、おしおきよ！」の部分がポーズと共に広く知られている。
セーラームーン以外のセーラー戦士たちも、それぞれ守護星や性格などにちなんだものとなっていて特徴的だ。
有名な決め台詞はアニメ版のものが多く、原作と異なるものやそのシーンに合わせて台詞が変わっている場合などもある。そのため、必ず同じ決め台詞を言うと決められているわけではない。
ポーズも一人一人異なるものとなっており、そのキャラクターの性格などが分かりやすいものとなっている。

『美少女戦士セーラームーン』に登場する決め台詞と決めポーズ

セーラームーン（月野うさぎ）「月に代わって、おしおきよ！」

月野うさぎ（つきのうさぎ）が変身するセーラームーンの決め台詞は「月に代わって、おしおきよ！」という、セーラームーンの内容を知らない人でも知っている有名な台詞である。
決めポーズも、誰もが真似したことのある特徴的なものである。

セーラーマーキュリー（水野亜美）「水でもかぶって反省しなさい！」「水星に代わって、頭を冷やしてあげる！」「水星にかわっておしおきよ！」

水野亜美（みずのあみ）が変身するセーラーマーキュリーの決め台詞は「水でもかぶって反省しなさい！」である。
しかし原作の前半では、「水星に代わって、頭を冷やしてあげる！」と言っていた。
「水星にかわっておしおきよ！」というバージョンも存在している。

決めポーズは少し控えめな性格を表すような女の子らしいものとなっている。

セーラーマーズ（火野レイ）「火星に代わって折檻よ！」「ハイヒールでおしおきよ！」「火星にかわっておしおきよ！」「赤いハイヒールが炎となってお怒りよ！」

火野レイ（ひのれい）が変身するセーラーマーズの決め台詞は「火星に代わって折檻よ！」である。
しかしこのセリフはアニメ版のものであり、原作では「ハイヒールでおしおきよ！」が本当の決め台詞となる。
その他にも「火星にかわっておしおきよ！」「赤いハイヒールが炎となってお怒りよ！」などが存在する。

決めポーズは赤いヒールをキレイに見せ、勝気な性格が伝わってくるようなものである。

セーラージュピター（木野まこと）「しびれるくらい、後悔させるよ！」「木星に代わってヤキ入れてやるよ！」「木星にかわっておしおきだ！」

木野まこと（きのまこと）が変身するセーラージュピターの決め台詞は「しびれるくらい、後悔させるよ！」である。
しかしその他に、「木星に代わってヤキ入れてやるよ！」「木星にかわっておしおきだ！」も存在する。

決めポーズは強く逞しい雰囲気であるが、どこか女性らしさも残るものとなっている。

セーラーヴィーナス（愛野美奈子）「愛の天罰、落とさせていただきます！」「金星に代わって、愛の奇跡を見せてあげる！」「金星にかわっておしおきよ！」

愛野美奈子（あいのみなこ）が変身するセーラーヴィーナスの決め台詞は「愛の天罰、落とさせていただきます！」である。
その他に「金星に代わって、愛の奇跡を見せてあげる！」「金星にかわっておしおきよ！」などが存在する。

決めポーズは片手を挙げ、はつらつとした雰囲気のものとなっている。

セーラーちびムーン（ちびうさ）「未来の月に代わっておしおきよ！」

ちびうさが変身するセーラーちびムーンの決め台詞「未来の月に代わっておしおきよ！」である。
ちびうさは未来のうさぎの娘であり、未来からやってきたキャラクターなので、決め台詞もセーラームーンと似たものとなっている。

決めポーズも親子ということで、セーラームーンと全く同じものである。

セーラーウラヌス（天王はるか）「天王星の風騒ぐ、新たな時代に誘われて、セーラーウラヌス、華麗に活躍」「天空の星、天王星を守護に持つ、飛翔の戦士セーラーウラヌス」「風の星！天王星を守護にもつ天空の戦士！セーラーウラヌス参上！」「外部太陽系三戦士、新たな危険に誘われて、ここに参上!!」