CLAYMORE(クレイモア)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『CLAYMORE』とは、 月刊ジャンプ・ジャンプスクエアで連載をした作者八木教広によるダークファンタジー漫画作品。2007年には監督田中洋之でアニメ化もされた。人に化け、人を喰う「妖魔」妖魔を倒すため人間は「組織」と妖魔を見極めることが出来る半人半妖の戦士を作りだした。その組織と戦士を人間は「クレイモア」と呼んだ。物語は主人公クレアが幼少期に妖魔から助けてもらった戦士テレサと一緒に旅をする中、テレサが殺されてしまいその敵を討つという物語だ。
以前共に戦った仲間ミリア、ヘレン、デネブと再会を果たすクレアだっだが、今回の作戦の成功率はゼロだとリーダーのミリアは言う。
北の地から南下してくる覚醒者達を懐滅するのが作戦の目的なのだが、問題が三強の覚醒者「深淵の者 北のイースレイ」が裏で覚醒者を操っていること。ミリア曰く、複数の覚醒者なら成功率はゼロではないが、イースレイも討伐となると緻密な戦略も戦力の増強も意味がなくなる。つまりクレア達24人の戦士は時間稼ぎの捨て駒だということ。
ミリアの作戦により少しでも生存率を上げたが、実際に生き残った数は24人中7人という残酷な結果にミリアはショックを受ける。それでもデネブ達は「ミリアがリーダーで本当によかったと心から思う」と励ますのであった。
北の地の戦いで失ったものは多いけれど、仲間達の絆がぐっと結ばれたであろう。
あの時の言葉と恩…そのまま返しにきた…
覚醒者「獅子王リカルド」を倒すため、そして仲間を守る為にクレアは強さと速さを求め四肢の完全覚醒をさせた。リカルドを倒すことはできたが身体の覚醒はもう戻れないところまでいってしまったクレア。意識があるうちに殺してくれとヘレンに頼むが、それをかつてクレアに助けてもらったジーンが止め、「あの時と逆だな」とクレアを助けようとする。暴走するクレアに体を貫かれてもジーンはクレアを抱きしめ、2人の妖力を合わせ人間に戻そうと試みる。ジーンはクレアに改めてあの時の礼を言い、最後に生きてほしいと祈りクレアを助けることに成功。しかしその代わりにジーンは死んでしまった。
ジーンの死に泣いてしまうクレアだったが、まだ覚醒者が残っているため悲しみ暮れる間もなく戦いへ…
簡単に死ぬとか言うな。醜態を晒してでも生き残る道をさがし足掻け
クレアが戦士の訓練生時代の話。クレアはテレサの血肉一人前の戦士になるため組織の最終試験を受ける。試験の内容は戦士達10人を半分に分け5対5の集団戦。勝ったチームの5人が戦士に昇格する。集団戦が開始した直後、クレアは妙な気配を感じてチームを外れ、単独で行動する。すると敵チームの訓練生1人と遭遇し戦闘するが、途中で妖魔が出現。クレアと戦闘していた訓練生以外の訓練生は殺されてしまい、残った訓練生も瀕死の状態。クレアは訓練生を助けるが「自分より弱いクレアに助けてもらうぐらいなら死んだ方がマシ」と言う。その訓練生に向かってクレアが言ったセリフである。
この後、クレアの髪を利用して妖魔を撃退し、見事クレアは正式な戦士になることができたのであった。
そうか…みんな思いは同じか… よし行くぞ ピエタに散った仲間の魂と共に!!
クレア達は北の戦乱から7年間、覚醒者や組織から身を隠すため北の地に留まっていた。しかし、留まっている間もクレアは以前一緒に旅をしていた人間の少年「ラキ」を探していたのだが、ついにラキがいた痕跡を見つける。クレアはラキは南に向かったのではないかと考え仲間達に自分も南に向かうことを告げるのだが隊長であるミリアは納得できずクレアと戦うことに。これはあくまでもクレアが強いかどうか確認するための戦いであり、すぐにミリアはクレアの強さと南に向かうことを認める。そして、ミリア達も友と仲間の敵を討つため南に向かう。
まあ、初めは二人だったんだ…二人で終わるのもそう悪くない
組織との戦いの前にヘレンとデネヴはヘレンの故郷がある南へ向かうことに。途中の町に「南の深淵の者 ルシエラ」を倒したイースレイが潜伏していることを知る。ヘレンは好奇心でイースレイの姿を確認しようとデネブに提案。北の戦乱から妖気を隠せている2人はイースレイから見つかることもないのでその町へ行くことに。しかし、2人の不注意からイースレイとばったり会ってしまい、ヘレンはイースレイの妖気で足がすくんでしまった。イースレイに声をかけられ何とか誤魔化すデネブだったが、誤魔化しきれずにイースレイから攻撃を受け倒れてしまう。1人でイースレイと戦うヘレンだったが、勝てる気がせずこの町を訪れたことを後悔するのだった。デネヴは妖力を解放し何とか再生するが、妖気を消して逃げることが出来なくなってしまい、ヘレンに逃げるように言うのだった。しかし、ヘレンは「デネヴ1人に押しつけて逃げることはできない」と自分も妖力解放してしまう。お互いにバカだなと言い合いながらもイースレイと戦う覚悟を決めた。
やはり最後は大剣(これ)につきるか
ヘレン・デネブ対イースレイの戦闘中に組織が作った対深淵兵器「深淵喰い」が出現する。「深淵喰い」とは覚醒者の血肉から作った戦士なのだが、自我がなく覚えた臭いだけで対象(今回はイースレイ)を求め徘徊する。深淵喰いは頭を狙わないと死なずまた学習能力があるため戦えば戦うほど強くなるのだ。実際、北のイースレイを倒せる強さまでになったのである。男の戦士時代の元ナンバー1イースレイが最後に手にした武器はクレイモアであった。
あなた…誰…?
クレアを見たプリシラのセリフ。プリシラはひとつの忌まわしい記憶を思い出したくないために、全ての記憶を無くしていた。北の地で会ったラキに会った時に残っていた微かな臭いから何かをプリシラは感じた。その残った臭いに自分が求めるものがあると信じてその後もラキと共に行動していた。その間は覚醒者でありながら人間を喰べることをやめていた。全てはその匂いの先に辿り着くため。
西の地で再会するクレアとプリシラの因縁の2人。しかし、プリシラはクレアのことが分からなかった。クレアにとってはプリシラを殺すことが生きていた理由で、テレサの仇を討つ為に戦士になったのである。そんな宿敵に自分のことを忘れられていたクレアは怒りながらプリシラに向かっていくのであった。
ジーンという名の…大きな楔だ…
プリシラと再会したクレアは人を捨て戦うことをヘレンとデネヴに告げる。クレアの生きていた理由はプリシラを殺すことため。北の戦乱でリカルドを倒した「四肢の完全覚醒」をしてプリシラに攻撃する。しかし、何故か覚醒してもクレアの体は元に戻ってしまう。何度も覚醒しようとするクレアだったが、覚醒することが出来なかった。それを見ていたデネブは「ジーンという楔が邪魔をしている」と言う。
デネブいわくジーンが何かしたわけではなく、クレア本人でも気がつかない深層意識に楔があるという。リカルドを倒すために覚醒し、それをジーンは命がけで戻した。つまり、今のクレアはあの時のジーンの命の上に立っている。そのことをクレアも忘れた事はないだろう。そして、そのことを命をもって償うとしても、それを許さないであろうジーンの気持ちを痛い程クレアは理解していると。だから覚醒できないのだ。
そして、涙を流してしまうクレア。自分が何を泣いているのか分からずに。
恐れながら申し上げれば、組織の敗因は人である我々の心を知らなすぎた事です
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目次 - Contents
- 『CLAYMORE』の名言・名セリフ
- 生きる意味を見つけた…これからはこいつのために生きてみることにするよ
- あたしに…あたしの中にテレサの血と肉を
- この大陸の地区の数は47…つまりこいつは現在いるクレイモアと呼ばれる戦士の中で一番最弱ってことなのさ
- あの時の事を全て忘れて人として生きていけるほど私は強くなかった
- 生きろクレア。お前がこうして生きている事こそがテレサが存在していたというたったひとつの証しなのだから…
- すまない…お前の魂は共にもってゆく
- あきらめるな。たとえ棘の道でも私と共に歩むんだ
- 我々はいずれ砕かれる北の城壁…つまりただの捨て駒だ
- あの時の言葉と恩…そのまま返しにきた…
- 簡単に死ぬとか言うな。醜態を晒してでも生き残る道をさがし足掻け
- そうか…みんな思いは同じか… よし行くぞ ピエタに散った仲間の魂と共に!!
- まあ、初めは二人だったんだ…二人で終わるのもそう悪くない
- やはり最後は大剣(これ)につきるか
- あなた…誰…?
- ジーンという名の…大きな楔だ…
- 恐れながら申し上げれば、組織の敗因は人である我々の心を知らなすぎた事です
- 始めようか ここからは命の削りあいだ
- 友をつくりなさい 仲間と語りなさい 長い人生じゃなかったとしても できるだけ多く笑ったり泣いたりなさい その一つ一つの全ての思い出が あなたたちの生きていた意味になるわ
- これが八人の仲間が紡いだ 私の翼だ
- 最後の最後にあるべき覚悟のなさが ナンバー1とナンバー2を隔てる大きな壁だ
- 人の血にまみれるのは、私の手だけでいい
- 目にやきつけておけ。これが我々の身体であり、これがクレアの身体だ。そしてその時クレアのその姿を見て、その姿である事をもし受け入れられるのであれば、クレアを、その場で力いっぱい抱きしめてやって欲しい
- ありがとうねミアータ。あなたのおかげよ。何もないあたしが、戦士としてさえ役に立たないっていわれたあたしが、ミアータのおかげで特別になれた