Butlers〜千年百年物語〜(バトラーズ)のネタバレ解説・考察まとめ

『Butlers〜千年百年物語〜』とは、原作である「Intouchable Butlers」をベースに「SILVER LINK.」により制作されたアニメ作品。千年の歴史を有し、特殊な能力を持つ『血族』。その一族から選ばれた『血霊』を守護する存在、バトラーズ。その血族達のある事故によって、神宮司高馬ことジェイは、時空のゆがみに巻き込まれてしまう。彼が降り立った場所は、自分のいた時代から百年も経過した世界だった。

血霊を守るために、血族の中でも優秀な特殊能力者が選ばれる。普段は執事として振る舞い、血霊が危機に瀕した時は特殊能力を駆使して戦う者達。

京常見学園(こよみがくえん)

ジェイの時代から百年後に建てられた学園都市。その場所はかつて血族の遺跡があった場所である。
例外としてジェイや天奈達が住んでいた屋敷は何故かそのまま残されており、後に生徒会室として使用されることになる。

『Butlers〜千年百年物語〜』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ジェイ「天奈のものだ……それは天奈のものだ!!」

儀式によって行方不明になってしまった天奈が、唯一残していったペンダントを取り返そうと羽早川に食って掛かる場面。
最初は平静を保とうとしつつも、すぐ激高して詰め寄るジェイの姿には、妹への惜しまない愛情と訳の分からない状況への戸惑いや怒りが窺える。
そして彼はこの後、羽早川と共に百年後の世界に飛ばされる。

執事達「お待ちしておりました、お嬢様」

第2話、客足が遠のいたカフェ・ド・ヴェインのために、ドラキュラ・藤代が発案し、偶然羽早川を調査するためにやって来た春人達や常連の黒澤達まで給仕に巻き込んだ結果生まれた執事カフェ。
生徒会が接客をしてくれて夢のような体験が出来ると学園の女生徒の間で話題になる。実際に店の扉をくぐると、訪れたお嬢様方を色とりどりの執事達が快く出迎えながら言ってくれる台詞だ。

白鳥蓮「新鮮な空気って素晴らしい! さあ、もっと私の中へ酸素を! そして、美しき花々から発せられる至極のフレグランスを!」

第3話、イベントに参加するラグビー部達から審査してほしいと強く迫られ、その暑苦しさに逃げ出した蓮が、辿り着いた温室の新鮮な空気を受けて、くるくると回りながら思わず発してしまった台詞。
いつも冷静沈着な態度を崩さない蓮が、ここまで喜びの感情を露わにするのは珍しい。

突然開いたロッカーに驚く三人

第5話、黒澤と茶野を脅かすために待機してしていた場所で、仕掛けをしていないはずのロッカーから突然音がして扉が開いたことに絶叫する春人達。
そのロッカーには藤代が居眠りをしていたのだが、自分達が脅かす役目であったはずが、逆に春人達が藤代に脅かされてしまったという皮肉な場面である。

青葉 蛍「もちろん! テストなんて、余裕だよ!」

第7話、ジェイ達が登校した際、偶然出会った蛍の姉である三上先生の「ちゃんと勉強した?」の問いに、蛍が返した台詞。
さらに三上先生が去った後、嘘を吐いたことを窘める様子の蓮に対して、「なにも言わないで……」とがっくり肩を落としている。
大好きな姉の前で格好付けたかった一心から思わず意地を張ってしまった蛍にはいじらしさを感じる。

EDの映像に変化

第9話、天奈の歌に乗って流れるEDの映像。
以前はサビになったところで、ジェイが一人屋敷を見つめているという寂しげな印象を与えるものだったのが、今回羽早川達血族のバトラー勢揃いとなっている。
よく見てみると、ジェイの服装も百年前にバトラーをしていた頃の服装から、京常見学園の制服になっていることがわかる。
またサビの前、ジェイの周りに少しづつ増えていく動物の数と羽早川達の人数が一致していることから、もしかすると動物は羽早川や春人達をイメージしているのかもしれない。
それぞれの動物がそれぞれ誰に当たるのかを考察するのもまた一興だ。

ジェイ「だったら俺は、全てを守ってやる! 天奈の想いと、一緒に!」

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