『ピアノの森 -The perfect world of KAI-』とは、1998年より『ヤングマガジンアッパーズ』で連載が開始された一色まことの青年漫画である。2018年にはアニメの第1シリーズが、2019年には第2シリーズが放送された。
森に捨てられたピアノをおもちゃ代わりにして育った主人公・一ノ瀬海。彼はかつて天才ピアニストと呼ばれた阿字野壮介や、偉大なピアニストの父を持つ雨宮修平との運命的な出会いを経て、世界的なピアノコンクールであるショパンコンクールに挑んでいく。
「森の端」に近い場所に店を構える女性彫師。当初は海が変装していたバーのピアニスト「マリア」を女性だと思い込んで熱烈な恋心を抱き、バーに通い詰めていた。のちに海の正体が男性であることを知って大きなショックを受けるが、海の純粋な人柄と過酷な境遇を理解していくうちに深い愛情を抱くようになり、やがて恋人となって同棲生活を送る。
ジャン・ジャック・セロー
CV:島田敏(テレビアニメ)
25年前のショパンコンクールにて、落選した阿字野壮介の真の実力を唯一見抜いて絶賛した高名なフランス人指揮者兼ピアニスト。交通事故後に外界との関わりを絶って引きこもっていた親友の阿字野を慰めるために、自ら熱心に日本語を習得したほど友情に厚い人物。大分で開催されたソリストコンクールで海と共演し、その底知れぬ実力を体感する。また、コンクール中に阿字野とパン・ウェイのゴシップ記事が掲載された際には、会長であるブゼクにいち早く通報し、悪質な記者ヴィクトリアの逮捕に貢献した。
ショパン・コンクール篇
平田 光生(ひらた こうせい)
CV:豊永利行(テレビアニメ)
ショパンコンクールに出場した、海や修平と同世代の日本人ピアニスト。ポーランドへの音楽留学を経験し、史上最年少での入賞を狙っていた。しかし、過度な緊張から予備予選で本来の演奏ができずに惨敗を喫する。落選後は、なぜか海の周囲に付きまとうようになり、無神経で毒舌な発言を繰り返すものの、どこか憎めないムードメーカーとして海の緊張をほぐす良き友人となる。
龐 威(パン ウェイ)
CV:中村悠一(テレビアニメ)
ピアノ演奏:牛牛
ショパンコンクール優勝候補の最筆頭とされる中国代表の超実力派ピアニスト。「日本人嫌い」として有名な冷徹な青年。出生は非常に悲惨であり、貧困と絶望の中で自らを犠牲にした母親から生まれ、孤児院での過酷な日々を経て中国の大富豪パン・ハオの養子となった。しかし、養父ハオからはピアノの才能を引き出すための常軌を逸した「複数のピアニストの同時演奏を聞かせる英才教育」や激しい虐待を日常的に受け続けていた。
その凄惨な環境の中で唯一、モニター越しに聴いた阿字野壮介の演奏に救われ、阿字野を自らの究極の理想として掲げて這い上がってきた。そのため、阿字野の愛弟子である海の存在に激しい敵対心とライバル意識を抱く。ファイナルステージで長年憧れ続けた阿字野本人と直接会話したことで、心の奥底に眠っていた「虐待による憎悪とトラウマ」から完全に解放され、本来の伸びやかで強固な自身のピアノを完成させた。コンクール終了後は、入院した養父ハオに変わって莫大な資産を持つ会社を継承し、社長となった。
レフ・シマノフスキ
CV:KENN(テレビアニメ)
ピアノ演奏:シモン・ネーリング
ショパンコンクールに出場した、開催国ポーランド期待の天才ピアニスト。かつての大音楽家ディミトリ・シマノフスキを祖父に持ち、エリート家系の中で手腕を磨いた。一つ上の姉エミリアも将来を渇望されたピアニストであったが、かつてレフがレッスンをサボった代わりに祖父の指導を受けに行った道中で大事故に遭い、寝たきりの状態になってしまったという重い過去と十字架を背負っている。姉への贖罪のためにピアノを弾き続けており、海の演奏を聴くことで自身の内に眠る音楽への情熱をさらに呼び起こされることになる。
ソフィ・オルメッソン
CV:伊瀬茉莉也(テレビアニメ)
ピアノ演奏:ジュリエット・ジョルノー
ショパンコンクールに出場した、フランス出身の美しく聡明な女性ピアニスト。華麗で洗練されたテクニックと、フランス人らしい自由でエスプリに富んだ演奏スタイルを持ち、コンクールを大いに盛り上げる有力なファイナリストの一人として海たちと切磋琢磨する。
カロル・アダムスキ
CV:小西克幸(テレビアニメ)
「ショパンの生まれ変わり」として地元ポーランドで絶大な支持を集めていたピアニスト。ショパンコンクールの本命の一人であったが、彼の繊細すぎる情熱的なスタイルが災いし、下馬評に反して第一次予選でまさかの落選を喫する。しかし、落選直後に修平と交わした「技術や評価ではなく、己の心で弾くことの意義」に関する会話が、のちにぜ望していた修平を精神的に覚醒させ、彼が自身の音楽を再評価するための決定的なきっかけを作った。
アン・チャンウ
CV:土田玲央(テレビアニメ)
ショパンコンクールに出場した韓国出身の双子ピアニストの兄。息の合った美しい技術と優れた音楽性を有しており、二人揃って過酷な予選を勝ち上がっていく。
アン・チャンス
CV:浦田わたる(テレビアニメ)
ショパンコンクールに出場した韓国出身の双子ピアニストの弟。息の合った美しい技術と優れた音楽性を有しており、二人揃って過酷な予選を勝ち上がっていく。
その他
ヴィクトリア
CV:早水リサ(テレビアニメ)
スキャンスキャンダルを貪欲に追い求める悪名高き海外のゴシップ女性記者。ショパンコンクールの最中、注目株であるパン・ウェイの凄惨な過去や、阿字野壮介との繋がりを暴く歪んだゴシップ記事を公開してコンクールを揺るがす。さらに海の特異な出自や「森の端」の情報を探るべく、現地に暴力的なカメラマンを派遣して盗撮を行おうとするも失敗。最後はジャンからの抗議を受けたブゼク会長によってコンクール運営を著しく妨害したとして警察に通報され、威力業務妨害の容疑で現行犯逮捕、刑事告訴されるという末路を辿った。
パン・ハオ
CV:近藤浩徳(テレビアニメ)
中国の莫大な資産を持つ大富豪であり、パン・ウェイの養父。かつて幼少期の威の卓越した才能を見抜き、養子として引き取ったが、その育成手法は極めて冷酷であった。巨大な部屋の壁一面に大量のモニターを並べ、異なるピアニストの演奏を同時に再生して「どれか一つでも聞き漏らせば容赦なく激しい暴力を振るう」という恐るべき虐待によって威を支配していた。
コンクール期間中、自身が所有する工場の爆発事故に巻き込まれ瀕死の重傷を負うが、威を中国へ連れ戻すために「自分が死亡した」という虚偽の情報を流し、威を強制的に連行させた。その後、自身を恨む何者かによって車椅子ごと病院の階段から突き落とされて致命的な更なる重傷を負うが辛うじて生還。コンクール後は一線を退き、非道に扱っていた威に対して、唯一無二の愛すべき身内として異常なほどの溺愛を見せるようになった。
『ピアノの森 -The perfect world of KAI-』の用語
目次 - Contents
- 『ピアノの森 -The perfect world of KAI-』の概要
- 『ピアノの森 -The perfect world of KAI-』のあらすじ・ストーリー
- 森のピアノ
- 選ばれた手
- 目標はショパンピアノ国際コンクール
- 『ピアノの森 -The perfect world of KAI-』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 一ノ瀬 海(いちのせ かい)
- 阿字野 壮介(あじの そうすけ)
- 雨宮 修平(あまみや しゅうへい)
- 主要人物の家族
- 一ノ瀬 怜子(いちのせ れいこ)
- 雨宮 奈美恵(あまみや なみえ)
- 雨宮 洋一郎(あまみや よういちろう)
- 小学校篇
- 田山(たやま)
- 金平 大学(かねひら だいがく)
- 亜理沙(ありさ)
- 丸山 誉子(まるやま たかこ)
- 佐賀 武士(さが たけし)
- 司馬 高太郎(しば こうたろう)
- ベンちゃん
- ピエロのバイトの仲間たち
- カイの成長期篇
- 岸上 冴(きしがみ さえ)
- ジャン・ジャック・セロー
- ショパン・コンクール篇
- 平田 光生(ひらた こうせい)
- 龐 威(パン ウェイ)
- レフ・シマノフスキ
- ソフィ・オルメッソン
- カロル・アダムスキ
- アン・チャンウ
- アン・チャンス
- その他
- ヴィクトリア
- パン・ハオ
- 『ピアノの森 -The perfect world of KAI-』の用語
- おばけピアノ
- 森の端
- 『ピアノの森 -The perfect world of KAI-』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 阿字野「この手は、選ばれた手だ」
- 『ピアノの森 -The perfect world of KAI-』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 高田純次は本作のファン
- 『ピアノの森 -The perfect world of KAI-』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):『海へ』
- ED(エンディング):悠木碧『帰る場所があるということ』(第1期)
- ED(エンディング):村川梨衣『はじまりの場所』(第2期)
![RENOTE [リノート]](/assets/logo-5688eb3a2f68a41587a2fb8689fbbe2895080c67a7a472e9e76c994871d89e83.png)