『ピアノの森 -The perfect world of KAI-』とは、1998年より『ヤングマガジンアッパーズ』で連載が開始された一色まことの青年漫画である。2018年にはアニメの第1シリーズが、2019年には第2シリーズが放送された。
森に捨てられたピアノをおもちゃ代わりにして育った主人公・一ノ瀬海。彼はかつて天才ピアニストと呼ばれた阿字野壮介や、偉大なピアニストの父を持つ雨宮修平との運命的な出会いを経て、世界的なピアノコンクールであるショパンコンクールに挑んでいく。
雨宮 奈美恵(あまみや なみえ)
CV:三宅麻理恵(テレビアニメ)/田中敦子(アニメ映画)
修平の母親であり、洋一郎の妻。息子の修平に対して過剰なほどの熱意と期待を注ぐ極めて教育熱心な人物。海に対してあからさまな偏見を見せることはないが、親バカな側面が強く、常に息子の修平が海の演奏よりも技術的に勝り、優位であるべきだと強く主張し続ける。
雨宮 洋一郎(あまみや よういちろう)
CV:田中秀幸(テレビアニメ)
修平の父親。日本国内で広く名を知られ、その優しく端正な音色は「癒しのピアノ」として世間から高い評価を得ている高名なピアニスト。
かつては同世代の天才である阿字野壮介に対して激しい劣等感と恐怖心を抱いており、彼が育てた海の才能をひと目で見抜いた。同時に、あまりにも巨大な「天才・海」の存在が息子の修平を破滅に追い込むのではないかと危惧し続け、その不安が意図せず修平の精神的枷となってしまっていた。ショパンコンクールでの過酷な戦いを通じ、阿字野や海に対する長年のこだわりを昇華させ、自分自身も新たな音楽家として進化しなければならないと悟る。
小学校篇
田山(たやま)
CV:井関佳子(アニメ映画)
海と修平の森脇小学校時代の担任教師。家庭環境の複雑な海のことを気にかけつつも、学校内の規律を守ろうとする平凡な教員である。
金平 大学(かねひら だいがく)
CV:くまいもとこ(テレビアニメ)/松本梨香(アニメ映画)
海の小学校時代の同級生であり、クラスのガキ大将。海を「淫売の息子」と呼んで激しいいじめを行い、修平に対してお化けピアノを弾くよう脅しをかけるなど、海とは犬猿の仲であった。あだ名は「キンピラ」。成長後はその強靭な体躯を活かして力士(相撲取り)となったが、素行が非常に悪かったため、更生のために親が大金を払って相撲部屋に預けたというエピソードが語られている。
亜理沙(ありさ)
CV:広橋涼(テレビアニメ)
「森の端」で暮らす、母親を持たない少女。軽度の知的発達遅滞があるものの、天真爛漫で心優しい性格。海が愛する森 of ピアノの美しさを誰よりも熱心に理解し、雷雨による落雷や火災からそのピアノを最後まで必死に守ろうと尽力した。
丸山 誉子(まるやま たかこ)
CV:悠木碧(テレビアニメ)/福田麻由子(アニメ映画)
中部南地区予選で海と出会った少女。優れたテクニックと豊かな感性を持ちながらも、周囲からの期待に押しつぶされそうになり、激しい「あがり症」に悩まされていた。そのため他者に対して非常に攻撃的であったが、舞台裏での海との奇妙な交流(この時に「便所姫」というあだ名を付けられる)によって緊張を克服、演奏の真の楽しさを知る。その後、海の破天荒なピアノに強い憧れを抱き続け、指導者・司馬高太郎に師事して実力を磨く。ショパンコンクールに挑戦して順調に予選を勝ち進むも、無理が祟り腱鞘炎を再発したため本選を辞退。後に海と再会を果たし、再び彼と同じ舞台で戦うことを固く決意した。
佐賀 武士(さが たけし)
CV:遊佐浩二(テレビアニメ)
浪花音楽大学の学長代理。かつてはピアニストを志していたが、指の故障により志半ばで断念した経歴を持つ。少年時代から阿字野壮介に憧れており、コンクールで海の荒削りながらも魂を揺さぶるピアノを聴き狂喜する。既存の厳格な採点基準を遵守するため海の演奏に0点をつけたものの、本選ではその枠に収まらない海の才能や、丸山誉子の特別な個性を認めて「特別賞」を推薦するなど、一線を越えたアーティストに対して理解を示す。また、海が変装した謎の美人ピアニスト「マリア」の熱狂的なファンでもあり、のちに海の正体がマリアだと発覚した後も彼を熱烈に応援し続けた。
司馬 高太郎(しば こうたろう)
CV:家中宏(テレビアニメ)
音楽高等学院のピアノ科教諭。かつてコンクールで海の演奏を聴き、その規格外の音楽性に魅せられた音楽家の一人。海と同じ衝撃を受けて彼を探していた丸山誉子と出会い、彼女に秘められた才能を見出して弟子として引き取り、二人三脚で一流のピアニストへと育成していく。
ベンちゃん
CV:小野友樹(テレビアニメ)
「森の端」で働く便利屋。愛犬のダルメシアン「てん丸(CV:麦穂あんな(テレビアニメ))」と一緒に、大型トラックでさまざまな資材や荷物を運ぶ仕事をしている。怜子よりも5歳年下、海よりは10歳年上である。面倒見が良く、「森の端」の一部からは「海の実の父親なのでは」と噂されていたが、その真相は最後まで明かされていない。
ピエロのバイトの仲間たち
メンバー:蒲田(CV:財満健太(テレビアニメ))、高田馬(CV:若林佑(テレビアニメ))、品川(CV:駒田航(テレビアニメ))、渋谷(CV:遠藤広之(テレビアニメ))
海が中学・高校時代に活動していた、路上コンサートの仲間たち。海が未成年かつ許可のないピアノ演奏のバイト(Pクラなど)をしていることが学校に露呈するのを防ぐため、猛暑の中でもピエロの被り物を被って路上で演奏し、カモフラージュすることに協力した義理堅いストリートミュージシャンたち。彼らの存在が、海の多感な時期の音楽性を大きく支えた。
カイの成長期篇
岸上 冴(きしがみ さえ)
目次 - Contents
- 『ピアノの森 -The perfect world of KAI-』の概要
- 『ピアノの森 -The perfect world of KAI-』のあらすじ・ストーリー
- 森のピアノ
- 選ばれた手
- 目標はショパンピアノ国際コンクール
- 『ピアノの森 -The perfect world of KAI-』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 一ノ瀬 海(いちのせ かい)
- 阿字野 壮介(あじの そうすけ)
- 雨宮 修平(あまみや しゅうへい)
- 主要人物の家族
- 一ノ瀬 怜子(いちのせ れいこ)
- 雨宮 奈美恵(あまみや なみえ)
- 雨宮 洋一郎(あまみや よういちろう)
- 小学校篇
- 田山(たやま)
- 金平 大学(かねひら だいがく)
- 亜理沙(ありさ)
- 丸山 誉子(まるやま たかこ)
- 佐賀 武士(さが たけし)
- 司馬 高太郎(しば こうたろう)
- ベンちゃん
- ピエロのバイトの仲間たち
- カイの成長期篇
- 岸上 冴(きしがみ さえ)
- ジャン・ジャック・セロー
- ショパン・コンクール篇
- 平田 光生(ひらた こうせい)
- 龐 威(パン ウェイ)
- レフ・シマノフスキ
- ソフィ・オルメッソン
- カロル・アダムスキ
- アン・チャンウ
- アン・チャンス
- その他
- ヴィクトリア
- パン・ハオ
- 『ピアノの森 -The perfect world of KAI-』の用語
- おばけピアノ
- 森の端
- 『ピアノの森 -The perfect world of KAI-』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 阿字野「この手は、選ばれた手だ」
- 『ピアノの森 -The perfect world of KAI-』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 高田純次は本作のファン
- 『ピアノの森 -The perfect world of KAI-』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):『海へ』
- ED(エンディング):悠木碧『帰る場所があるということ』(第1期)
- ED(エンディング):村川梨衣『はじまりの場所』(第2期)
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