ポプテピピック(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ポプテピピック』とは、大川ぶくぶによるギャグ4コマ漫画、およびそこから派生したアニメ作品。WEBコミックサイト『まんがライフWIN』(竹書房)にて、2014年8月より原作シーズン1の連載が開始され、2018年1月よりキングレコード制作でアニメ化された。時事、風刺、ナンセンス、パロディーなど、多様なネタを豊富に盛り込んだ、シュールかつブラックでカオスなギャグが特徴的な作品となっている。

第1話
前半……ポプ子:江原正士、ピピ美:大塚芳忠
後半……ポプ子:三ツ矢雄二、ピピ美:日髙のり子

第2話
前半……ポプ子:悠木碧、ピピ美:竹達彩奈
後半……ポプ子:古川登志夫、ピピ美:千葉繁

第3話
前半……ポプ子:小松未可子、ピピ美:上坂すみれ(放送前に事前発表されていたキャスト)
後半……ポプ子:中尾隆聖、ピピ美:若本規夫

第4話
前半……ポプ子:日笠陽子、ピピ美:佐藤聡美
後半……ポプ子:玄田哲章、ピピ美:神谷明

第5話
前半……ポプ子:金田朋子、ピピ美:小林ゆう
後半……ポプ子:中村悠一、ピピ美:杉田智和

第6話
前半……ポプ子:三瓶由布子、ピピ美:名塚佳織
後半……ポプ子:下野紘、ピピ美:梶裕貴

第7話
前半……ポプ子:こおろぎさとみ、ピピ美:矢島晶子
後半……ポプ子:森久保祥太郎、ピピ美:鳥海浩輔

第8話
前半……ポプ子:諸星すみれ、ピピ美:田所あずさ
後半……ポプ子:小野坂昌也、ピピ美:浪川大輔

第9話
前半……ポプ子:中村繪里子、ピピ美:今井麻美
前半……ポプ子:斉藤壮馬、ピピ美:石井界人

第10話
前半……ポプ子:徳井青空、ピピ美:三森すずこ
後半……ポプ子:小山力也、ピピ美:高木渉

ED・挿入歌
1~6話(男声バージョン)……ポプ子:赤羽根健治、ピピ美:武内駿輔
1~6話(女声バージョン)……ポプ子:牧野由依、ピピ美:渡部優衣
8話~(男声バージョン)……ポプ子:増田俊樹、ピピ美:羽多野渉
8話~(女声バージョン)……ポプ子:五十嵐由実、ピピ美:松嵜麗

『ポプテピピック』の用語

クソ4コマ(クソアニメ)

本作が掲げるキャッチコピー。原作単行本の帯やアニメ公式サイトなどで度々自称しており、読者および視聴者の間にも定着した、あだ名のようなものになっている。

竹書房

『ポプテピピック』を連載・出版している出版社。本作とは妙な確執があるようで、作中では本社を倒壊させたり、指定暴力団認定して警察に通報したりとやりたい放題にしている。
しかし版元側も、単行本化がギリギリまで未定だったり、「TTPも大筋合意されたし、こんな漫画は打ち切ってクリーンな出版社を目指すゾ~☆」などと漫画の柱にコメントしたりしており、どっちもどっち。

ドロップスターズ

出典: many-anime.com

作中登場した架空の作品『星色ガールズドロップ』に登場する、ヒロインの星降そそぐと、その仲間である月野しずく、夕陽ころなによって構成される、人気絶頂のアイドルグループ。
アニメ第1話のOP「Twinkling star」を歌っている。

サブカルクソ女

サブカルチャー自体よりも、サブカルチャーに理解を示す自分が好きな女子。版元の竹書房と並んでポプ子が激しく敵視している存在であり、作中では何かにつけて攻撃を繰り返している。
しかし、リアルのサブカル女子と呼ばれる人々はポプ子のこうした言動を面白がっている傾向があり、結果的に『ポプテピピック』の人気を支える層ともなっている。そのことは製作者側も自覚しているようで、アニメ8話の『POP TEAM STORY』には「サブカル女子のこと嫌いって言っときながら、結局サブカル女に媚び売ってるんだよなぁ」という自虐ネタ的台詞が登場している。ちなみに、発言者はポプ子に直ちに射殺された。

アンチ

「反対」「対抗」「違反」を指す接頭語「anti-」から派生したインターネット用語。特定の個人・団体・企業・製品などを嫌悪して、SNSなどで執拗に叩く者を指す。過激派のファン「信者」の対極に当たる存在。
癖の強すぎる本作に対するアンチも当然存在しており、作中では度々ネタにされ、最早「いるのが当たり前」の存在としてポプ子にも受け入れられている。

おりこうモンキーズ

出典: anitubu.com

ポプちんwithおりこうモンキーズの3人と、プロデューサーのピピP

アニメ第3話の『POP TEAM STORY』にて、ポプちん(アイドルとして登場したポプ子)が組んだアイドルグループ。ポプちんも合わせると、「ポプちんwithおりこうモンキーズ」というグループ名になる。元ネタは、グループ名元ネタは「安室奈美恵withスーパーモンキーズ」で、衣装元ネタは「ミニモニ。」と推察される。
ポプちん以外のメンバー2人(声優は前述)が、挿入歌「オリコうんナンバーワン」「売れたいモンキーズ」を歌っているが、2人の名前は設定されていない。

エイサイハラマスコイおどり

出典: anicobin.ldblog.jp

①両手を開いて振り上げ

出典: anicobin.ldblog.jp

②手を下ろし地面につけて片足を伸ばしつつも高速で反転

原作15話にてポプ子が唐突に考案し、ピピ美に披露した踊りの名称。腕を畳んだ状態で脇を開け閉めしながら、片足を曲げて反対の足を延ばす動作を繰り返す振付が確認されている。
原作でポプ子は「流行るかな?」と期待混じりにピピ美に問いかけたが、ピピ美の感想は「流行らんわ」というものだった。しかし、ポプ子が傷つかないよう「絶対流行る」と答えてあげている。
アニメでは、第8話の『ボブネミミッミ』枠でアニメ化。振付が両手を開いて振り上げてから、手を下ろし地面につけて片足を伸ばしつつも高速で反転する、というものに変更されている。こちらでは「流行らんわ」とピピ美がうっかり口にしてしまい、傷ついたポプ子が失意の中逃走する。何とかポプ子に追いついたピピ美が「絶対流行る」と言い直しことで、自信を取り戻したポプ子は、自由の女神の上で『エイサイハラマスコイおどり』を踊り狂うのだった。
この回以前にも、『星色ガールズドロップ』のOPアニメや本作の真のOPテーマ『POP TEAM EPIC』の歌詞の中、その他にもアニメの随所でこの踊りの掛け声「エイサイハラマスコイ」やその振付が盛り込まれているのが散見される。

ボブネミミッミ

AC部による、アニメ内の箸休めコーナー。独特のタッチの絵柄で描かれる、ポプ子とピピ美のシュールな世界観が特徴。

星色ガールズドロップ

アニメ『ポプテピピック』第1話冒頭に放送されかけたアニメである。衝撃の第1話「ポプテピピック」が放映されているはずの画面に映し出されたのは、『星色ガールドロップ』のタイトルロゴであり、「ドロップスターズ」という美少女3人組が主題歌を歌っていた。しかし途中で画面を破ってポプ子が登場し強制終了した。

9naoha-aiyori
9naoha-aiyori
@9naoha-aiyori

Related Articles関連記事

【ポプテピピック】褒めてるよ?「神クソアニメ」ランキング10選【王様ゲーム】

【ポプテピピック】褒めてるよ?「神クソアニメ」ランキング10選【王様ゲーム】

「神クソアニメ」という言葉をご存知でしょうか。一般的に「クソ」が付くと悪いイメージばかりが思い浮かびますが、実はアニメ好きの間では本来の悪い意味以外にも褒め言葉として使われているんだそうです。その中でも最高の賛辞が「神クソアニメ」。内容はしょうもないのになぜかハマってしまうアニメなどは、もう立派な「神クソアニメ」ですね。この記事では、そんな作品を10個厳選して紹介しているので、アニメ好きの方は必見です!

Read Article

一度読んだらハマっちゃう!SNSで話題の漫画「ポプテピピック」について

一度読んだらハマっちゃう!SNSで話題の漫画「ポプテピピック」について

「とびっきりのクソ4コマ!!」というキャッチコピー通り、かなりカオスな内容で話題となった漫画「ポプテピピック」についてまとめました。中毒性のある絵柄とネタのこの作品。一度読んだらハマること間違いなしです。画像付きで「ポプテピピック」の魅力を徹底的に解説していきます!

Read Article

目次 - Contents