ポプテピピック(Pop Team Epic)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

ポプテピピック(Pop Team Epic)とは、大川ぶくぶによるパロディやトレンドを題材とした4コマ漫画。ポプ子とピピ美等のデフォルメ調のキャラが発する天衣無縫とも言えるセリフの数々を今回は紹介する。

『ポプテピピック』の概要

『ポプテピピック』は、大川ぶくぶによる4コマ漫画。2014年から『まんがライフWIN』にて連載開始。キャッチコピーは『とびっきりのクソ4コマ!』。
2015年の11月に一度、連載を終了するが、その後の2016年の2月からはセカンドシーズンとして再び連載を再開。その後の2017年4月に二度連載が終了してしまうものの、同年の10月からサードシーズンとして連載されている。ファーストシーズン、セカンドシーズンはそれぞれ単行本化されている。

ギャグ漫画にありがちな、いわゆるボケに対するツッコミの概念はほとんど無く、他人を煽ったり、取りあえず有名な作品の一部をパロったりする破天荒中学生ポプ子と、ミステリアスで何かと言動が格好良い謎中学生ピピ美の日常が描かれている。
ポプ子とピピ美がメインでありながら2人が登場せずに、謎のモブキャラクターだけで話が展開される事もあったり、やりたい放題である。

アニメ化もされ、2018年の1月から『TOKYO MX』等で放送されている。アニメではパートの概念は無く、前半に放送したものを後半では声優を変えてオープニングも含めた再放送をしたり、声優のアフレコ現場での台本への罵りの様子を実写にしたり、制作スタッフが声をあてた実写紙芝居劇場を展開したり、絶対に本編で放送される事の無いフェイクアニメの次回予告が毎回あったりと、斬新な見せ方が話題となっており原作よりも破天荒ぶりに拍車がかかっている。
アニメの放送毎、前後編でメインキャラクターであるポプ子とピピ美を演じる声優が変わるのも作品の特徴で、女性キャラクターでありながら男性声優が演じる事もあり、視聴者に見たアニメを間違えたかと思わせる程のインパクトを与える事も。
2016年には全国に展開する『プリンセスカフェ』と期間限定でコラボイベントを行った。

『ポプテピピック』の名言・名セリフ

私だよ、私だよ!! …私だよ!!!!

セカンドシーズンの冒頭のフェイク漫画『☆色ガールドロップ』内のヒロイン・星降そそぐの顔を破りながらポプ子が放った一言。ファーストシーズンが終了し、『まんがライフWIN』では大川ぶくぶによる新連載『☆色ガールドロップ』が告知され、実際に連載がスタートしたが、物語の後半になるとそそぐの様子が急変、「私だよ!!!!」の一言と共にポプ子が現れ、その一種のホラー要素とサプライズに多くの読者は困惑、あるいは驚愕した。この『☆色ガールドロップ』自体がセカンドシーズンの壮大な前フリであり、インパクト抜群のこのセリフがポプ子の破天荒ぶりが健在である事を如実に表している。

アニメでも同様のシーンはあるが、こちらは星降そそぐの顔ではなく、サブタイトルを破って現れるものに変更されている。

竹書房ゥァア゙ーッ

ファーストシーズン最終回でポプ子が発したセリフ。最終回に涙を流しながら悲しむポプ子だが、次のコマにはいきなり咆哮を上げ、巨大化しながら竹書房のビルを破壊し、打ち切られた作者の憤怒を代弁している。最後のコマではピピ美が「ラスボスってこうやって生まれるんだナー」とのん気に静観している。

同様のセリフでは「竹書…房ァ゙ァ゙ーイ゙!!!」「竹書房ォ゙ーイ゙」等のバリエーションも確認でき、ビル破壊等とあわせてポプ子のお家芸となっており、作品の重要なアクセントとなっている。

アタイ…ゆるせへんっ!!

ひき逃げに対してポプ子が言ったセリフ。何故か次のコマでは「ゆるせへん…アタイ……!!」とセリフの順番を入れ替えただけの発言を繰り返す。ピピ美に「巧妙なコマ稼ぎ」と言われ、ポプ子は「巧妙なコマ稼ぎも許せへんアタイッ!!」と言い返し、論点が完全にすり替わってしまう。結局オチは無かった訳だが、読者の多くにエモい(何とも言えない)読後感を与えたこの一言も汎用性のあるセリフと言える。

もしもし。ポリスメン?

ファーストシーズン作品内で竹書房ビル前での一言。ポプ子の「単行本出さゃオッラーン!」という咆哮に対し、竹書房はだんまりを決め込んだ。業を煮やしたポプ子は、竹書房の看板に指定暴力団とペンで書き足し、警察に通報する。ブラックジョークとも言えるポプ子の発言に魅了された読者も多いだろう。

いっぱいちゅき

ファーストシーズンの10話で「私は神だ」「知りたい事何でも教えよう」と言うピピ美に対して、ポプ子は「私のことどれくらい好きか教えて」と質問する。それに対してピピ美が答えたセリフ。返答した際のピピ美の顔が紅潮している一幕が見れる。ピピ美はクールでミステリアスな発言が多い中、このようなポプ子に対するいわゆるデレたセリフは貴重であり、印象に残っている読者も多い。

ああ、血の色をごまかせるな

中学生にも関わらず何故かショールームで車を試乗しながらピピ美が放ったセリフ。セールスマンが「赤い色すてきでしょう」と車の色を褒めたのに対して、にべもなく言い放ったこのセリフはピピ美の隠れた冷酷さを読者に印象づけた。ハイブリットで静かという説明に対しては「ああ、音もなく殺せるな」と臆面もなく返答しており、ピピ美のミステリアスに拍車がかかっている。

あーそーゆーことね完全に理解した

イケメンブスランキングを作ったピピ美に対して、ポプ子が言ったセリフ。イケメンブスランキングの事がよく分かっていないポプ子へ、「こちらの図をご覧下さい」と言うピピ美。最後のコマで「あーそういうことね完全に理解した」と返答するが、矢印で『わかっていない』と補足されてしまう。読者の多くが「あるある」と感じてしまう『知ったかぶり』が上手く表現されているセリフで、思わずクスッと笑ってしまう。

0lRenote1121
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@0lRenote1121

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