【作品】塩素の味
脊柱側湾症を患い、かかりつけの運動療法師の勧めでプールに通うことになった少年。最初のうちはあまり気のりしない彼だったが、泳ぎの上手な少女を見かけ、彼女と親しくなる。毎週水曜日、プールで逢瀬を楽しむ二人。彼女に惹かれていくにつれ、水泳そのものの魅力にも目覚めてゆく彼だったが……。
表題作『塩素の味』の他、男女の他愛無い会話やすれ違いを一貫した「僕」の視点で描く『僕の目の中で』も同時収録。
【作家】バスティアン・ヴィヴェス
1984年フランス・パリ生まれ。2008年の『塩素の味』が翌年のアングレーム国際BDフェスティバル新人賞を受賞。 2012年に『ラ・グランド・オダリスク』(リュペール&ミュロと共作)でランデルノー賞受賞。2013年3月、日本のマンガをヒントにチームで制作した『ラストマン』の第1巻がフランスで発売。日本では、『塩素の味』が第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門にて「新人賞」を受賞。
タブレット型端末を用いた作画やアシスタントの使用など、従来のBDにはなかった制作方法を試み、作品が発表されるたびに注目を集める。フランス漫画界の新世代を代表する、いま最も注目されているBD作家の一人。
【作品】ローン・スローン
フランス漫画界最大のカルト作家、フィリップ・ドリュイエがついに日本上陸!70年代のフランス漫画界において、鬼才中の鬼才と称され、その大胆な構図・色彩感覚にはメビウスも影響を受けたとされるフィリップ・ドリュイエ。アール・ヌーヴォー、インド建築、ゴシック様式などを取り入れた、宇宙空間における建築物の描写に定評があり、欧米では“スペース・アーキテクト”の異名で呼ばれています。
いまなおカルト的人気を誇るフィリップ・ドリュイエが1972年に連載を開始し、2012年、ようやく完結を迎えた壮大なSF叙事詩『ローン・スローン』が初邦訳でいよいよ登場!
【作家】フィリップ・ドリュイエ
1944年、フランス・トゥールーズ生まれ。1966年に『Le mystère des abîmes』でデビュー。1975年、メビウスらと共に伝説的雑誌『メタル・ユルラン』を立ち上げ、その尖鋭的な画風で世界中のクリエイターに影響を与えた。アール・ヌーヴォー、インド建築、ゴシック様式などを取り入れた、宇宙空間における独特な建築描写から“スペース・アーキテクト”の異名を持つ。
はじめての人のためのバンド・デシネ徹底ガイド
BDの入門書。
基本的に1作家を見開きで紹介し、各作家の作品をページごと抜粋掲載した上で、各代表作を解説している。お気に入りのBD作家や作品を見つけてやすいように、オススメの作品も分かりやすく紹介。
参考として、BDを好きなマンガ家へのインタビューや対談なども収録している。この本があなたにとってBDという未知の世界への入口になれば幸いである。表紙は寺田克也氏による描き下ろし。
BDfile:教えて!BDくんアーカイブ
books.shopro.co.jp
ShoProBooksが運営する海外コミックについての情報サイト。BDに関する情報がとても豊富。
リンク先のページでは、バンド・デシネ大使のベデくんがBDの基礎を丁寧に解説している。
euromanga.jp
www.euromanga.jp
丸々一冊をヨーロッパのマンガの紹介に費やした、日本最初のヨーロッパ漫画誌『ユーロマンガ』の公式サイト。
こんなマンガもあるんだ!「バンド・デシネ」が見せる世界 -インタビュー:CINRA.NET
www.cinra.net
BD雑誌『ユーロマンガ』編集長、フレデリック・トゥルモンド氏へのインタビュー。
フランスでのBDの実情などが詳細に語られている。
1000planches :: バンド・デシネ(フランス語圏のマンガ)の情報を日本語で!
1000planches.org
BD研究会のサイト。