美を巡る欲望と秘密を描いた昼ドラ『赤い糸の女』ストーリーまとめ

ここでは2012年に放送された昼ドラ、『赤い糸の女』のあらすじ・ストーリーをまとめた。『真珠夫人』、『牡丹と薔薇』などの愛憎劇で名を馳せた中島丈博が脚本を手掛けている。美への欲望と向き合う女性を主人公に、現代社会に生きる人々の闇を描く。

10月15日 30話
・「黄泉の国から来た死神よ!」と遥香に言われ、貴道家を追い出された唯美。豊子の家へ身を寄せる。豊子はこれで親子水入らずで暮らせる、と泣きながら喜ぶ。
・貴道家を出たことを栃彦に告げると、僕の所へ来ればよかったのに、と言われ喜ぶ唯美。
・そんな2人の後ろで、植木の陰から般若の面をつけた遥香がぬっと立ち上がり、面を外して唯美を睨み付ける。
~季節は秋へ~
・事後、唯美と栃彦が早く一緒になろうと語り合っているところへ「早く帰ってこい、あなたがいなくちゃ寝られない」と豊子から電話がかかってくる。
・豊子から易々と結婚するなと説教を受けていた唯美は、吐き気を催す。おそらく妊娠していると言うと、豊子は「すぐにおろせ!すかんぴんの子どもを生んだら大変だ!」と怒る。唯美は「結婚して赤ちゃんも産みます!」と言う。
・同じころ芹亜の妊娠も発覚する。唯美のパパの子だ、唯美の兄弟になると喜び、絶対に産んでみせると意気込む。
・麟平は「一回だけだろ、一発オーケーなんてあるかあ!?」と驚く。
・豊子は薬局で人工流産する薬はないかと尋ねるが、もちろんないと言われる。
・唯美の妊娠を聞いた遥香は、「簡単に子どもができるのね。まるで野良猫同士の野合だわ!」と言い放つのだった。

10月16日 31話
・工房で仕事をしている唯美の元に遥香がやってきて、安産守りを渡す。突然の優しさにとまどう唯美。
・遥香と入れ替わりに豊子がやってくる。一階にいる豊子の元へ行こうとした唯美は階段から落ちてしまい、腹を押さえ痛がる。階段には赤い糸が張られており、それに躓いて落ちたのだった。(琴子は赤い糸に気付いたが、唯美は気づいていない。)
・病院にいくが、母子共に異常はなかった。病院に付き添った豊子は、お腹の子が無事だったことにがっかりして中絶を勧める。怒った唯美は栃彦と住むことに。
・栃彦は「遥香が帰った後、何かに躓いて落ちた」という唯美の言葉を聞き、琴子に何かなかったか尋ねる。が、琴子は何も見ていないとしらを切る。
・そばを作り、自給自足の生活でほのぼのと暮らす唯美と栃彦。
~2ヶ月後~
・安定期に入った唯美と栃彦は、東京の父(征行)へ結婚の挨拶に行く。
・征行は唯美に、芹亜も妊娠していることを告げ「相手が俺だって言うんだよ…」とぼやく。芹亜は征行に認知をお願いしていた。
・「芹亜がお父さんの子を産むなんて、考えただけでも嫌!」と唯美。
・唯美が東京に来ていることを知った芹亜は会いに行くが、唯美は栃彦の実家にいたため会えないのだった。

10月17日 32話
~4年後~
・唯美と芹亜の子どもは女の子だった。
・唯美の子、仁奈子は器量がよく、手作りのおもちゃがお気に入り。「女の子は器量よしに越したことはない」と豊子。
・一方芹亜の子、ジュリはやんちゃで整形前の芹亜に似ている。「どうしてこんな器量の悪い子が…」と芹亜。またDNA検査の結果、ジュリは征行の子ではないことが判明。
・麟平は温泉付きのデイケアセンターを作るため上田へ行き、遥香にその出資を頼む。
・織った着物を作品展に出すことになり、順風満帆な唯美。
・唯美と仁奈子は麟平と遭遇する。麟平は芹亜にも女の子が生まれたことを伝え、「間に合わせで父親にさせられた」と言う。
・作品展に出品した着物(「赤い糸の波紋」というタイトル)が銀賞をとり、その着物を見た芹亜が購入を決める。いきなり銀賞をとった上に買い手まで現れたことに合点がいかない琴子は、着物に200万という高値をふっかける。
・しかし芹亜は「私のために織ってくれたのね」と購入するのだった。

10月18日 33話
・麟平が豊子がパートとして働いている旅館へやって来て、建物の一部を買収する。パート仲間が「私たちはクビになる」と話しているのを聞いた豊子は、麟平(デイケアサービスセンター所長)のところへ行き、デイケアセンターでも働かせてくれと頼む。あっさり承知してくれた麟平に、豊子はときめく。
・「谷間の百合」では、ジュリが客の注文した唐揚げを咥え、その上両手にも握って走り回っていた。ジュリを叱る芹亜に、麟平は「唯美とになこは聖母マリアとエンジェルのようだったのに」と言う。芹亜はデイケアセンターの副所長として、上田に居を移すことになっていた。
・唯美の家では着物を売ったお金で蓄音機を買うことに。これでクラシックが聞けるとほのぼのとした時間を過ごす。
・唯美の織った着物を着た芹亜は、鏡に向かって「あんたの織った赤い糸に巻かれてます」と呟く。
・芹亜は貴道家に行き、遥香に挨拶をする。「麻衣子を殺したのはあなたでしょう?」と言われ、「落とし穴を発案したのは唯美」と告げる。それを聞いた遥香は「あの女が殺したのに決まってる!」と叫ぶ。
・唯美と芹亜が再会する。芹亜は唯美に、「赤い糸は切れていなかった」と言う。
・芹亜と麟平が唯美の家にやってくる。芹亜は仁奈子をガン見し、怖がられる。
・「唯美もナチュラリストとして筋金入りです!」と言う栃彦に、「ままごとみたい…」と芹亜。しかし栃彦は「心の自由を獲得している」となどと笑顔で語る。
・ホテルに戻った芹亜は着物を脱いで床に叩きつけ、「許せない!!」と何度も絶叫するのだった。

10月19日 34話
・「何がナチュラリストよ、どうせ私は物質本位の化け物よ!」「私の娘は醜い豚娘、唯美の子はお姫様。自分の少女時代と同じだ」と怒り狂う芹亜。特に否定はしない麟平。
・芹亜は豊子に化粧品をプレゼントし、豊子を取り込むことに成功する。
・また芹亜は栃彦の元へ行き、デイケアセンターの契約農家になってくれないかと頼む。栃彦はあっさり了承する。
・変に若作りの派手な化粧(唯美談)をした豊子は、麟平のところへ行く。麟平は「ビューティフル!」と褒め、別室へ連れて行きキスをする。ときめく豊子。
・唯美は栃彦に対し、芹亜の恐ろしさを説明するも分かってもらえない。
・芹亜と麟平は遥香の家に挨拶へ行く。せっかくだからと麻衣子の部屋を見ることになる。
・遥香は「麟平と芹亜の過去は水に流すが、唯美だけは許せない!あの人殺しが!」と息巻く。
・芹亜は先に帰り、麟平と遥香は部屋で2人きりになる。麟平は「僕でよければなぐさめてあげますよ…」と言い、遥香に濃厚なキスをする。
・唯美の元へ行った芹亜は「三人で貴道家をのっとらない?」と持ちかけるのだった。

10月22日 35話
・麟平は遥香を抱く。事後、満足気な遥香に「一番相性が良かったのは唯美」と麟平。「それで唯美は麻衣子を殺したのね」と息巻く遥香に「せっかくのセ○○○の楽しみも半減しますよ…」と言い、第二ラウンドへ突入する。
・豊子はますます化粧が濃くなる。麟平に恋をしていると唯美に告白した豊子は、「所長さん大好き!精力がにおい立つよう!」と幸せそうに言う。呆れ顔の唯美。
・唯美が家に帰ると、芹亜がいた。芹亜は仁奈子に「その内こっちにジュリを連れてくる。ジュリと仲良くしてやってね」と言うが、怯えきって返事をしない。
・芹亜が栃彦に接近していることに「悪いことが起きそう」と思う唯美。
~7月~
・サービスセンターがオープンし、パーティーが開かれる。
・接客をする豊子を見た遥香は「自分がケアサービスを受ける年頃なのに?」とキツいことを言うが、豊子は全く動じない。
・麟平が挨拶し、栃彦がチェロを演奏する。栃彦が染め、唯美が織った着物を着た芹亜は、栃彦に「私たち3人はこうやって赤い糸で結ばれているのね。私とあなただって、切っても切れない仲なんだわ…」と言うのだった。

10月23日 36話
・遥香のことは好きになれない、キュートでグラマラスな唯美が好きだと麟平。
・豊子は寝ている麟平の頬におやすみのキスをする。麟平は「そこじゃないだろ?」と唇にキスをする。
・芹亜は寝ている栃彦にキスをする。(栃彦は気づいている)
・唯美は芹亜の怖さを必死に説明するが、栃彦は全く理解しない。
・豊子はお豊さんと呼ばれ、デイサービス利用者のおじいさんたちに大人気。その内の1人に恋文をもらう。モテるのはうれしいが、やっぱり麟平さんが大好きだと唯美にのろける豊子。
・芹亜と栃彦が仲良くしていると聞いた唯美は気が気ではなく、栃彦に冷たい対応をとってしまう。
・遥香は唯美のことが忘れられない様子の麟平に「この鈍感!」と平手打ちをするが、麟平はすかさず平手打ちを返す。倒れた遥香は雄叫びのような泣き声をあげ、「抱いて、抱いて、あなたのことが忘れられないのよ…」と麟平にしがみつく。
・唯美は豊子にちょっかいを出すなと言いに、麟平のところへ行く。が、「これはご挨拶だ!」などと軽く流され襲われそうになる。
・逃げ出した唯美は、ジュリを連れた芹亜に会う。フランクフルトを食べているジュリを紹介し、「不器量な子でしょう、豚みたいでしょう…」と言う芹亜だった。

10月24日 37話
・着物を織っている唯美のすぐ隣で、チェロとバイオリンのセッションをする栃彦と鄭(デイケアセンターのスタッフ)。
・じゅりと仁奈子はいつも2人一緒で、引き離そうとすると泣くほどの仲良しに。
・じゅりの顔を見た琴子は、芹亜と似ていないことに驚き遥香に報告する。「白鳥が豚を生んだみたいだ」と琴子。2人は芹亜が整形だと確信する。
・「仁奈子とじゅりはお姫様と豚。2人は唯美との絆の強さを表している」と芹亜。
・唯美は何をやっても芹亜と関わってしまう結果となり、恐れる。
・芹亜が整形だという噂が流れていることを豊子から聞いた唯美。整形しているかどうか知らないと言うが、もうスタッフやデイケアの利用者にも広まってしまっているという。
・芹亜がデイケアの利用者に饅頭を配っていると、利用者のおじいさんが「整形か?」と芹亜に聞く。皆から口々に「化け物副所長!」と笑いながら言われ、ブチ切れる芹亜。
・芹亜は「唯美から聞いたんでしょ!?」と豊子を詰問する。遥香と琴子が情報元だと言うが、芹亜は信じない。
・遥香と琴子にバラしたのは唯美だ!とキレまくる芹亜。麟平がなだめるが全く聞く耳を持たず、「裏切り者がどんな目に遭わされるか、覚悟しておけばいいんだ…」と怒る。
・芹亜は栃彦の所へ行き、唯美が売春していたことをばらすのだった。

10月25日 38話
・芹亜から唯美の売春の話を聞いた栃彦は暗い顔。唯美を冷たくあしらう。
・ジュリは麟平の子ではないと聞いてほっとする遥香。麟平に「さみしいのよ…」と言って抱きつき引き留めようとするが、麟平はさっさと帰ってしまう。
・栃彦はデイケアセンターに野菜も納めず、チェロの演奏も行わないことを決める。
・芹亜が栃彦に喋ったと知った唯美は怒りをぶちまける。しかし芹亜はあんたも私の整形をばらしたのだから、あんたの秘密も白日の下にさらされるべきだと言う。
・私が幸せにしていると、あなたは必ず壊しにやってくる…と言う唯美に、あんたと私は切っても切れない赤い糸で結ばれていると芹亜。
・唯美はペンを振りかざし、「作り物の顔、めちゃくちゃにしてやろうか!」と言う。怯える芹亜を見て笑った後、ペンを絵画にぶっ刺して「二度と私に近づくんじゃないわよ!」と怒鳴り、部屋を走り出る。
・家に帰った唯美に何事もなかったかのように接する栃彦。栃彦は過去を許してくれたのだった。
・栃彦のチェロに合わせて、楽しそうに歌う唯美と仁奈子。それを窓から覗き見た芹亜は「許せない」と呟く。
・芹亜は遥香の所へ行き、何か入れ知恵をしようとするのだった。

10月26日 39話
・遥香に、「あんな夫婦に土地を貸したままじゃだめだ」「唯美と麟平はできている。売春婦だった唯美にはベーシックな貞操観念がない、施設で昼からセ○○○をしている」という芹亜。
・唯美と栃彦をこの土地から追い出そうと提案する芹亜に、「やりましょう!正義のためですから」と遥香。
・突然農地を返還しろと言われショックを受けた栃彦は、遥香の所へ直談判に行く。「妻が不倫しているのに気付いていないのね?」と遥香。「狂ってる!あんたこそ魔女だ!」と言う栃彦に、遥香は杖を振り上げ「出ていけ!うせろ!」と叫び、靴を投げる。
・朝になっても栃彦は戻らず、心配する唯美。
・芹亜から唯美に「栃彦さんが大変だ、夜通し飲んでいたようでぐでんぐでんになっている」と電話があり、行ってみると栃彦は鄭に連れられ家に帰った後だった。芹亜は「電気もガスもない素朴なままごと生活が壊れかけている」と言い、高笑いする。
・唯美が畑へ行くと、そこには雄叫びをあげながら作物をむちゃくちゃにする栃彦が。
・夜、酒を飲む栃彦に「赤い糸が助けてくれるわ…」と言うと、栃彦は椀に入っていた酒を唯美にぶっかけ、「売春婦が!」と叫ぶ。続けて一升瓶に入っていた酒をかけながら、「何が赤い糸だ、お前のような女と一緒になったからこんな目に遭ったんだ」と言う。
・唯美は酒をかぶったまま、(栃彦さんとの赤い糸は切れてしまった)と思うのだった。

次回予告では芹亜と寝る栃彦の姿が…

10月29日 40話
・果樹園を元に戻すため、木を切り倒す栃彦。
・栃彦さんが人が変ったようで怖いと泣く唯美を見て、豊子は「女狐が!」と貴道家に憤慨する。
・栃彦を探しに染色工房にいくと、遥香に会い「売春婦!ダボハゼ女!」などと罵られる。
・染色の仕事をしない栃彦に怒る琴子。「あの人はもうダメ…」と唯美。
・芹亜は新しい音楽プレイヤーを買い、栃彦に音楽を聞かせる。「人工的なこの音響は電気が引き出すの!」「セ○○○しているみたいでしょう、エクスタシーでしょう」と芹亜。「いい、いい!」と栃彦。
・芹亜は栃彦に体を触らせ、「体も顔も作りものだけど、美しいでしょう!?何もかも作りものの私を抱ける?」「抱けるならアンタのナチュラルなものを私に渡しなさいよ」と言う。
・栃彦は「作りものだと思ったら、なんだかムラムラしてきた」と言い、2人は結ばれる。
・廊下いた鄭は、2人のあ○ぎ声を複雑な表情で聞く。
・デイケアセンターで、「ぼけたからって何やってもいいわけじゃないわよ!」と多嶺に詰め寄る豊子。多嶺は「風船飛ばない!」と言い、豊子を殴る。豊子は思わず突き飛ばしてしまう。
・謝る麟平に、「これは虐待だ!」と遥香。麟平は事が大きくならないように遥香の家へ行くことに。「一発ぶっこんでやるしかないな!」と麟平。
・夜、芹亜が唯美の家へやってくる。芹亜は唯美に、「栃彦さんとセ○○○した」「とてもよかった。男を好きになったのははじめて、栃彦さんをちょうだいよ」と言うのだった。

10月30日 41話
・唯美は芹亜を殴ろうとするが、「それは御法度でござんすよ!」と止められる。
・笑いながら去っていく芹亜。泣きながら窓ガラスを割り続ける唯美。
・栃彦は音楽を聴きながら、「圧倒的な音響に跪け!」と叫ぶ。その姿を見た鄭はドン引きする。
・家に戻った栃彦は、仁奈子に「お母さんと元気に暮らすんだよ」と言い残し、金を持って家を出ていく。栃彦は電車に乗り、どこかへ行ってしまう。(遠くへ行ってしまったのです…)と唯美のナレーション。
・麟平は唯美に食料をプレゼントする。「我が時は来たれり!」と言い、唯美を襲おうとする。騒ぎを聞きつけた鄭に助けられる唯美。
・貴道家会議が開かれる。親戚一同に遥香と結婚しろと迫られた麟平は、仕方なく婚姻届に印を押す。
・豊子は解雇を言い渡される。麟平も解雇に同意していることや、遥香と麟平が結婚することを聞きショックを受けた豊子は「呪ってやる!」と言い、包丁を見つめほほ笑むのだった。

10月31日 42話
・豊子は丑の刻参りをし、遥香を呪う。
・麟平と遥香の結婚式当日、豊子は招待されてもいないのに結婚式へ行こうとする。唯美は止めるが、聞く耳を持たず出て行ってしまう。
・結婚式で「男性的魅力あふれる花婿」と紹介される麟平。
・唯美は結婚式に忍び込み豊子を探す。が、見つからない。
・ケーキカットの直後、般若の面をつけた豊子が乱入。「呪いを受けるんじゃあ!」と言い、ケーキナイフで遥香を刺す。倒れた遥香を見、満足げな表情を浮かべる豊子。驚く唯美。
・遥香は死亡し、豊子は逮捕される。
・貴道家が崩壊寸前で喜ぶ芹亜。
・鄭が窓ガラスの修復をしてくれる。唯美は「立ち直らなければ…」とまた機を織る。栃彦の残していったノートを見ながら、染色も自分で行う。
・麟平は親戚一同の前で、「唯美は麻衣子の生まれ変わり。唯美と結婚する」と言う。親戚は反対するが、「反対するなら貴道家から籍を抜く」と言う麟平に逆らえない。
・同じ頃、芹亜は唯美に麟平と結婚するよう迫っていた。「あなたの指図は受けない」という唯美に、「これは指図じゃなくて命令よ?」「あんたの命は私の命…」と芹亜。
・その夜、唯美に「私よ、麻衣子よ」という電話がかかってくるのだった。

次回予告では、仁奈子を窓から落とそうとする芹亜・鄭に韓国へ行こうと言われる唯美が…

11月1日 43話
・麻衣子は「麟平と結婚してちょうだい、そのほうが嬉しいの…」と言う。
・唯美が驚いていると、なぜか征行の怒鳴り声に変わる。征行は豊子の起こした事件を週刊誌で知り、電話してきたのだった。(雑誌の見出しは「血塗られた結婚パーティ 妄想癖の老女の凶行!」)
・実家に帰ろうと準備をしていると、麟平と芹亜がやってくる。麻衣子からの電話は芹亜が仕組んだのではと問いただすと、「心の奥底では麟平と結婚したいのでは。早く結婚しろ」と芹亜。
・麟平のところにも、麻衣子から電話がかかってきていた。「俺たちは麻衣子から許されている。いいセ○○○をして、たくさん子どもを作ろう」と麟平。
・芹亜は「仁奈子は預かる、命が心配なら私の命令通りにしろ」と仁奈子を誘拐する。
・唯美がデイケアセンター中を探し回っていると、鄭が居場所を教えてくれる。芹亜は仁奈子の足を縄で縛っており、「出ていけ、出て行かなきゃこうだよ!」と唯美人形を窓から投げ捨てる。
・鄭と唯美は部屋を出るふりをする。鄭は一瞬のすきを見て、油断した芹亜の顔を拳で殴り、仁奈子の救出に成功する。(芹亜の顔は血まみれに)
・東京の実家に戻った唯美。
・征行によると、栃彦はアジアを放浪していたが、今は横浜の父親の家に戻っている。
・それを聞いた唯美は横浜へ行くが、会う決心がつかない。唯美は大学時代を回想し、(皆若かったのです。あれから私がたどってきた道は、ひどく間違っていたとは思えない)と思うのだった。
・唯美の実家に栃彦がやってくるが、唯美は上田に帰った後だった。
・上田に戻った唯美が家を掃除していると、鄭がやってきて韓国へ帰るという。鄭は「聞いてくれますか?」とバイオリンを演奏する。聞き惚れる唯美。「僕と韓国へ行きませんか?」と言われるが、「私の居場所はここにしかない」と言い、握手をして別れる。
・一方鄭に殴られた芹亜の顔は、醜く腫れあがっているのだった。

11月2日 最終回
・顔が崩れ、「こんな顔になっちゃった、生きていけない」と芹亜。征行がゴルフに行っており美容クリニックは休みだったが、唯美が電話し無理やり見てもらうことに。
・芹亜の顔を見た征行は、手術は難しく元の顔に戻すしかないと言う。「元の顔…豚みたいな顔に!?」と驚く唯美。
~1週間後~
・手術が終わり、顔中に包帯を巻かれている芹亜。
・その隣で「顔が美しくなれば、心の中も美しくなる。皆自然に生きていきたいが、なかなかそれはできない。捨てなきゃいけないものがありすぎてね…」と征行。唯美は「やっぱり愛がほしい!」と言うが、征行は「愛は捨てろ、諦めろ」と言うのだった。
・唯美が糸を染めていると、麟平が「麻衣子が!」と叫びながら駆け込んでくる。
・貴道家に行くと、そこには半透明の麻衣子がおり、多嶺にお土産を渡していた。「麟平と結婚しないと」と言う多嶺に、「結婚式を挙げるわ」と言い残し、麻衣子は消える。
・(麟平は多嶺の妄想に付き合うしかないのです…)と思う唯美。
・唯美は豊子と面会する。「人を殺したから後悔しなければいけないが、妙な達成感がある。外に出られたら優しくしてね…優しくしてくれるのはあんただけ…優しくね…」と豊子。
・家に戻ると、栃彦がチェロを弾いていた。栃彦は唯美を抱きしめ、「ここしかない…ここしか…」と言う。畑も再開し、縦糸も作りも始める。唯美とは赤い糸で結ばれていると言う栃彦なのだった。
・芹亜の顔の包帯も取れた。(ジュリにはブスと言われるが、ただのすっぴんという感じ)
・これからは生身で生きていかなきゃいけない、と芹亜。「私たちって結局なんだったのかしら」と言う唯美に、「唯美を征服したいという思いは今は全然ない。自分自身がバーチャルな存在だったから、それにかわる生身の存在がほしかった。」と芹亜。「私はあなた、あなたは私」と言い合う2人。(赤い糸は結びなおされ、また繋がったのです)と思う唯美。
・2人は笑顔で、「豚志村」「姫志村」と呼び合う。
・唯美は機を織りながら、(愛とは一本の赤い糸)と思うのだった。

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36話の名ゼリフに選ばれ、喜ぶ毬谷さん。

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脚本家は失楽園、牡丹と薔薇、真珠夫人、さくら心中の中島丈博。ドロドロの愛憎劇が期待されます。

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