オカルトファンなら知っていてほしい「意味が分かると怖い話」をまとめて紹介!解説もあり
本記事ではオカルトファンなら最低限知っていてほしい、「意味が分かると怖い話」を解説付きでまとめて紹介している。記事中では「赤い部屋」「アイスピック」「ムービーメール」「サンタからの贈り物」「地下室の戸」「山小屋」「星に願いを」など、多数の物語を掲載した。謎解き感覚でぜひ楽しんでみてはいかがだろうか。
廃墟での肝試し
俺が小学生の頃の話。
俺が住んでいた町に廃墟があった。
2階建てのアパートみたいな建物で、壁がコンクリートでできていた。
ガラスがほとんど割れていて、壁も汚れてボロボロだったから、地元の人間でも、あまり
この場所に近づくことはなかったらしい。
ある日俺は、友人と肝試しをすることになって、この廃墟に行くことにした。
まだ昼ぐらいだったから、建物の2階まで上がって建物を探索した。
そしたら並んでいる扉のひとつに、文字が書いてあるものがあった。
友人と近づいて確認してみると、扉の前に
「わたしは このさきの へやに いるよ」
と書いてあった。
俺と友人は扉を開けて中に入り、先に進むことにした。
歩いて行くと分かれ道に突き当たって 、壁に
「わたしは ひだり に いるよ」
と書いてあった。
少し怖くなったけれど、俺と友人はそのまま左に進むことにした。
すると両側に部屋があるところに突き当たって、壁に
「あたまは ひだり からだは みぎ」
と書いてあった。
友人はこれを見た瞬間に、半狂乱になって逃げだした。
でも俺はその場所にとどまって、勇気を出して右の部屋に行くことにした。
部屋に入り進んでいくと、突き当たりの壁に
「わたしの からだは このしたにいるよ」
と書いてあった。下を見ると
「ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね」
俺は急いで、その部屋の窓から飛び降りて逃げた。
それからはもう、その場所には近づいていない。
出典: gazz.221616.com
左の部屋のあたまが俺の後ろまできて
「ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね」
と言っている。
迷惑電話
昔、地方から東京に引っ越してきた20歳の若い女性がいた。
その女性が引っ越してきたのは木造2階建てのアパート。
だいぶ古く、家賃が安かったのでそこにしたらしい。
東京に引っ越してきてから迷惑電話が来るようになった。
毎日同じ時刻に固定電話に着信が来て、電話を受けるとすぐに切られてしまう。
相手はどうやら非通知設定にしているらしく、
誰が掛けているのかはわからなかったがある日たまたま番号通知でその迷惑電話が来た。
その迷惑電話に頭が来た女性はすぐにその番号に掛け直した。しかしなかなか相手が出ない。
ん。押入れから電話の着信音が…。
出典: ja.wikipedia.org
犯人は押入れにいる。
パチンコ玉
とてもやかましい店だったため、耳栓替りにパチンコ玉を左右の耳に詰めた。
ところが耳の奥に詰め込んだため抜けない。
耳掻きで取り出そうにも隙間がない。
知人が勤めるある企業の研究室を訪れた。
以前、実験用に超強力な電磁石があると聞いたから。
知人は呆れ返り「簡単に抜けるから、大丈夫」と言う。
装置の磁石の所に、右耳をつけた。電磁石のスイッチを入れる。
言葉どおり、磁石は超強力で、瞬時に磁石に引き寄せられた。
その後、カキーンカキーンという衝突音が研究室に響き渡ったのである。
両耳に耳栓をしているという事は、左耳の玉は右側に吸い寄せられ、
脳を突き破ることになります。
医者
脳死が確認され、無数のチューブと人工呼吸器や点滴により生き続けた。
しかし死んでしまった。
「すみません。手を尽くしたのですが」
医者はとても悲しげな顔で告げる。
彼の亡き骸を抱いた時、とても軽く、苦しかったんだと思った。
「治療費は結構です」
決して裕福とは言えない私の状況を察し、なんて優しい医者なのだろう。私はすぐに泣いた。
「遺体を見るのは辛いでしょう」
お医者さんがシーツを被せた。
「思い出は彼と共に焼いて忘れなさい」
この一言で私は立ち直れたのである。
医者はその患者の臓器を売った。
亡骸が軽かった事、治療費が必要なかった事はそのため。
さらに医者は、早く葬儀を執り行い、証拠隠滅を図ろうとしている。
ずっと暗かったから
男はアイドルAに夢中だった。
安月給のため生活に余裕はなかったが、使える金は全てアイドルAにつぎ込んでいた。
写真集やDVDの発売イベントには必ず顔を出し、
その場でありったけの金を使うことが男の日常だった。
その日はアイドルAのバースデーイベントだった。
当然参加した男が握手待ちの列に並んでいると
アイドルAのマネージャーが話しかけてきた。
「いつもありがとうございます」
毎回イベントに顔を出し写真集などを数十冊単位で
購入していく男はすっかり顔馴染みになっていた。
「Aもほんと喜んでるんですよ」
そう言われて内心嬉しくてたまらない男。
そしてようやく握手する番になった。
「わぁ!ありがと~」
目の前でにっこりと笑いながら喜んでいる姿に、男はこの上ない幸せを感じていた。
誕生日ということなので箱をプレゼントし、満足して帰った。
数日後、アイドルAは自宅前の路上でメッタ刺しにされて殺された。
犯人はあの男だった。
目撃証言から割り出され抵抗することもなく逮捕された。
「なぜあんなことをしたんだ」
刑事からの追求に男はボソリとつぶやいた。
「ずっと暗かったから」
男はバースデーイベントのプレゼントをアイドルAにあげた。
しかし、そこにカメラを仕込んでたが動画が「ずっと暗かったから」プレゼントが開けられずに放置されてると知り、殺した。
心霊写真