田中くんはいつもけだるげ(たなけだ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「田中くんはいつもけだるげ」とは、ウダノゾミによる漫画、及び「SILVER LINK.」製作のアニメ作品。2013年から「ガンガンONLINE」で連載開始し、2015年にアニメ化した。けだるく無気力な主人公「田中」と、田中を世話する同級生の友人「太田」の周りで起こる日常系コメディ。作中にはポケモンやドラクエなどの映画やゲームのパロディ要素がある。

CV:小岩井ことり

田中のクラスメイトで委員長。
才色兼備で男女両方から人気のあり、田中たちが少し白石と会話しただけでも屈強な親衛隊から目を付けられるレベル。
しかし中学生の時は根暗で友達がおらず、現在のキラキラした姿は高校デビューした姿であった。
その事実を恥ずかしいと思い隠していて、田中と太田にメガネで髪を結った油断した姿を見られるも、二人に肯定的な態度を取られる。
そこから背伸びを少しだけ止め、痛かったコンタクトは外し、メガネをかけるようになった。
夕方頃になるといつもの姿を保つ事に疲れ、楽で地味なおさげ姿で学校をうろついているがクラスメイト達にはバレておらず、田中と太田だけが白石のその姿を知っている。
田中だけが地味な姿の白石を見破っており、その事がきっかけで白石は田中に片想いを始めるも、鈍感な田中は気づかない。
お菓子を作るのが趣味で、作るのが難しいマカロンも完璧に作るほど腕前は高く、太田からはマカロン師匠と呼ばれている。
巨乳であり、宮野から「凄い」と評されたり、異性に露骨な興味を持って居ない田中ですらも白石が巨乳であると認識している。

志村(しむら)

CV:興津和幸

田中のクラスメイト。
女子にモテる事を目標にしている。
メガネをかけていないと誰だか分からない。
サッカー部所属。

加藤(かとう)

CV:井口祐一

田中のクラスメイト。
大らかな性格のおバカキャラ。
サッカー部所属。

家族

莉乃(りの)

CV:悠木碧

田中の妹。中学三年生。
田中と瓜二つの顔をしており、当初莉乃に兄がいるとは知らなかった早夜は田中を見てドッペルゲンガーだと思った。
早夜とは親友関係で、お互いに兄がいるとは知らず、後に兄たち(田中と太田)も親友同士と知る。
田中と同様、感情が顔に表れないクールな性格であるが、人の居ないところではしばしば感情的になる。
田中よりもしっかりもので、田中家は親が不在なことが多く、家事を莉乃が担当している。
実は超ブラコンであるが、田中は気づいていない。
兄と親友の太田に対してライバル視しており、苦い物を食べさせるなどの嫌がらせをしたり、「太田」という名前を「ふとた」「ふとった」などとわざと間違える。
しかしそのいずれも太田からは嫌がらせだと気づかれていない。
その太田が親友の早夜の兄と知りショックを受けるも、早夜との関係は悪化していない。
バレー部のマネージャー。

早夜(さや)

CV:東山奈央

太田の妹。中学三年生。莉乃の親友。
高身長の兄同様、身長166センチと中学生の女子としては大きめであるが、体型は華奢。
しかし兄とは逆に引っ込み思案で声が小さい。
当初、太田に妹がいると知った田中は太田そっくりの顔と体型の妹を想像していたが、実際は逆タイプで、パッと見太田とは似ておらず兄妹に見えない。
優しくて逞しい兄の事を頼りにしており、兄妹仲も良いが、早夜は太田をゴリラっぽいと思っている。
バレー部所属。

『田中くんはいつもけだるげ』の見所・名シーン・名場面

太田がいないと生きていけない田中と、良い奴すぎる太田

スーパーに太田を連れて行くと奥様達から太田が狙われ、太田を一家に一人欲しがる競争率が上がる。

田中は学校に居る間殆どの事を太田に面倒見てもらっている。
ダルくて歩けないでいると太田に背負われ、授業が終わっても寝ていると起こされ、昼食では面倒な魚の骨を取って貰う。
太田は田中の面倒を見ることを一切嫌がる素振りも無く、むしろ好き好んでやっている。
流石に田中も太田の有り難味に気づいており、作中でも何度も太田なしでは生きていけない、自分の人生に太田は必須、嫁に欲しいと言っている。
その言葉を太田も覚えており、太田は白石から田中に好きな人はいるかと尋ねられ「…俺か!」と答えた。
二人の仲の良さは、田中の実の妹である莉乃ですら嫉妬する程で、ブラコンである莉乃は太田をライバルと見て邪魔者扱いしている。
また、太田は目つきが悪く体格も良い為一見不良に見えるが、非常に良く出来た好青年で、他人を蔑ろに扱う事は一切無い。
ボケボケな田中と一緒に居ると必然的に太田がツッコミ担当になるが、いつも優しいポジティブなツッコミをする。
むしろ太田の穏やかなツッコミもボケに近いため、太田にツッコミを入れるキャラが必要になる。
お母さんのような包容力を持つ太田には何でも任せられる安心感があり、田中が太田を「嫁に欲しい」「一家に一人欲しい」と思ってしまうのも頷ける。
しかし逆に言うと、太田が田中の事を何でもかんでもやってしまうため、田中をよりダメにしている張本人とも言える。

太田のゴリラ度は3ゴリラ

3ゴリラはそこそこのゴリラ。

田中と太田はファストフード店に入るが、太田は忘れ物を取りに行き、田中一人になる。
そこへ莉乃と早夜が現れる。
莉乃は兄を早夜に紹介するが、早夜は人見知りで上手く喋ることができない。
早夜は莉乃の耳元で喋り、莉乃に間に入ってもらう形で田中に話しかけ、莉乃の兄(田中)は色白で王子様みたいだけど、自分の兄はゴリラっぽいと言う。
莉乃が飲み物を買いに行き席を外すと、田中と早夜二人っきりになってしまう。
田中は早夜に「お兄さんのゴリラ具合って何ゴリラくらい?」と尋ねると、早夜は「3ゴリラくらい」と答えた。
早夜の兄とは大田の事であり、つまり早夜の目から見て太田はそこそこのゴリラということになる。

バレンタイン

兄のためにチョコを手作りする莉乃であるが…。

2月14日のバレンタインの日、学校で田中が自分の鞄を開けると、知らない間に田中宛のバレンタインチョコが入っていた。
しかし何も起こらない平穏を好む田中は、チョコを貰った事にショックを受ける。
田中はチョコを貰うなら義理が良い、本気のチョコには応える自信がないと言う。
田中の鞄には太田宛のチョコも一緒に入っていたが、付箋で「太田くんへ」と貼り付けてある明らかに適当な雰囲気の板チョコであった。
差出人の名前は無く、田中のチョコには雑誌などの切り抜き文字で「いつもあなたを見ています」描かれた手紙が入っていた。
田中と太田は、心当たりのある差出人を考える。
二人は義理チョコをくれそうな宮野ではないかと思ったが、宮野は越前の分のチョコしか作っていなかった。
田中の貰ったチョコはとても良く出来た手作りで、二人は今度はお菓子作りが出来る白石なのではと思うが、白石は今日がバレンタインである事を忘れているようであった。
ちなみに太田はの板チョコはブラックで、甘い物が好きな太田はブラックチョコが苦手であった。
田中は口直しに自分のチョコを太田にあげ、結局太田は田中のチョコを半分食べた。
下校中、二人の元に田中の妹である莉乃が現れる。
莉乃と太田はこの時初対面で、田中は莉乃に太田は居なくては生きていけないくらい大切な友人であると紹介する。
流れで太田は田中家に行く事になった。
莉乃は太田にブラック珈琲を出し、砂糖とミルクを欲しがる太田に、莉乃は珈琲はブラックが美味しいと言い、砂糖とミルクを出さなかった。
田中は今日貰ったチョコの残りを鞄から出し珈琲に合うと言い、莉乃に誰かからチョコを貰った話と、太田も田中のチョコを食べた話をする。
兄に対して何も興味が無いという様な無表情を貫いていた莉乃であったが、太田が帰り田中が太田を見送るために出て行くと、感情を露にする。
田中にチョコを送った送り主の正体は莉乃で、田中のために味を研究し手作りした物であった。
しかしチョコの半分以上を太田が食べていた事や、普段田中と太田がどれだけ仲良しなのかを見せ付けられ、莉乃は太田を敵視し悔しがった。
太田が苦い物が苦手であることを知っていたのか、太田にブラックチョコを送りつけたのも莉乃で、ブラック珈琲を飲ませたのも太田への嫌がらせであった。
田中は送り主が莉乃であることに気づいたが、莉乃がブラコンである事には気づいておらず、本命用の毒見なのではないかと推理した。

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