メイドインアビス(Made in Abyss)のネタバレ解説・考察まとめ

『メイドインアビス』とは、「つくしあきひと」による漫画作品。2017年にキネマシトラス製作でアニメ化した。アビスと呼ばれる巨大な縦穴を舞台にした冒険ファンタジー作品で、可愛らしい絵柄と美しい背景とはギャップのある過酷な冒険が描かれる。探窟家に憧れる主人公の少女「リコ」は、記憶を失ったロボットの少年「レグ」と共にアビスの底を目指す。

探窟家

オースを拠点に、アビスの探窟をする者達。
アビスにある遺物の回収や、未開の地アビスで冒険をしている。
首からはランクを示す笛を提げている。

ランク

探窟家はアビスの深層の何処まで行って良いかランクで決まっている。
「鈴付き」は階級「タマゴ」、アビスへの進入不可。
「赤笛」は階級「見習い」、深界一層まで。
「蒼笛」は階級「一人前」、深界二層まで。
「月笛」は階級「師範代」、深界四層まで。
「黒笛」は階級「達人」、深界五層まで。
「白笛」は階級「伝説級」、制限なし。

白笛は「奈落の星(ネザースター)」と呼ばれ、数えるほどしか居ない。
「○○卿」などの通称名が付く。

遺物

アビスに眠る、不思議な技術で作られた人工物。
ものによって価値が変わり、四級遺物・三級遺物・二級遺物・一級遺物、そして特級遺物がある。
特級遺物の中には「奈落の至宝(オーバード)」と呼ばれる遺物があると噂されている。

アビスの呪い

ナナチには「アビスの呪い」が見えるのであった。

一層から掛かる上昇負荷の事を「アビスの呪い」と言う。
深くなるにつれて症状は過酷になり、三層以降は坂道を登ったり影を登ったりジャンプしたりなど、上昇負荷のかかる行為は危険。
リコは四層の上昇負荷によって、全身の激痛と穴と言う穴から血を出し、生死を彷徨った。

アビスの呪いの正体は、とても薄くて軽い布状の空気のような「正体不明の力場」であり、生き物の動きに合わせて呪いも動く。
通常の人間にはこれが見えないが、ナナチはこれが見えるのであった。
触れてもなんともないが、下から上へ移動するとアビスの呪いを突き破ってしまい、上昇負荷の症状が出てしまう。
突き破った場所が頭や胸などであれば致命的なダメージとなる。
そのため下へ行くのにはなんともないのだが、アビスの深部へ行けば行くほど上へは行けなくなる。
アビスから外へ逃がさないようにしているかのような、逆棘のようなもの。

四層の上昇負荷で起こるアビスの呪いは、全身の激痛と穴と言う穴からの流血。命に関わるものである。

成れ果て

アビスの呪いによって、人間が異形になった姿。
ナナチのように整った形を保ち中身も普通の人間と変わらないものも居れば、ミーティのように完全な異形となり人格や知性を失ってしまったものも居る。
六層の上昇負荷「人間性の喪失」とは、死に切れなかった人間が成れ果てになる事を意味する。

アビスの生き物

ベニクチナワ

深界三層をねぐらにしているアビスの生き物。人間を食べる。
一話でリコとナットを襲い、レグの火葬砲を浴びた。
その事でリコとレグを覚えていたのか、二人が三層へ行くと二人の前に現れ追い掛け回した。
最後はブレイブリーブの攻撃で撃退された。

ナキカバネ

深界三層に居るアビスの生き物。人間を食べる。
獲物の助けを呼ぶ声を真似し、新たな獲物をコロニーに誘い込む。
鳥のように飛行し、リコは捕らえられ危うくナキカバネの雛の餌になるところであったが、レグが火葬砲で撃退した。

ネリタンタン

美有奇
美有奇
@miukichi

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