ラストゲーム(Last Game)のネタバレ解説・考察まとめ

『ラストゲーム』とは、天乃忍による少女漫画。白泉社「LaLa」にて集中連載後、続きが読みたいとの声が多数上がり、続編が連載された。
柳尚人は、顔良し、頭良し、家柄良し、だけど勉強でも運動でもどうしても九条美琴には勝てない。初めての挫折を味わい九条への雪辱を誓った柳は、自分を顧みない九条に勝ってその瞳に自分を映そうと九条を惚れさせる決意をした。2人の10年に渡る勝負が始まった。

「勝負しよーぜ 九条」

ようやく迎えたふたりの結婚式。「オレが勝ったら左手の薬指に指輪はめてよ」と九条に勝負を挑んでから、いや、そのもっとずっと前から、九条のことを追いかけて追いかけてずっと追いかけ続けてようやくこの日が来た柳の感慨は深い。20歳の時に始めた勝負は見事柳の勝利に終わり、九条の左手の薬指には指輪がはまっていた。
しかし柳はもう一度勝負を仕掛けた。「勝負しよーぜ、九条。オレと結婚して九条がめっちゃ幸せになったらオレの勝ち。どう?」勝負の体をなしていないと九条は言うが、とりあえず続きを促してみた。「オレが勝ったら、ずっとオレの隣にいてよ」と柳はこれからも終わらないゲームを一緒に続けようと九条に持ちかけた。

ゲームセットを迎えても、2人でずっと一緒にいるために、もう一度勝負を挑んだ柳。ふたりのゲームは永遠に終わらない。
ふたりの物語の始まりと終わりを飾る名セリフ。

引用:ラストゲーム 11巻

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