彩冷える/AYABIEとは、日本のヴィジュアル系ロックバンド、およびその派生プロジェクト。読みと愛称はいずれも「アヤビエ」。2004年に結成され、2009年にシングル「会いたくて」でメジャーデビュー。ポップでキャッチーな楽曲と耽美なビジュアルを融合させた独自のスタイルで注目を集め、いわゆる「おしゃれ系ヴィジュアル系(オサレ系)」の代表的存在として台頭して高い人気を獲得した。しかしこの一方、メンバーの脱退や再加入の過程が「悲惨」と評されるほどの事態になるなど、音楽性以外の面でも注目を集めている。
彩冷える/AYABIE(アヤビエ)の概要
彩冷える/AYABIEとは、日本のヴィジュアル系ロックバンド、およびその派生プロジェクトである。読みと愛称はいずれも「アヤビエ」。2004年に結成された彩冷えるは、ポップでキャッチーな楽曲と耽美なビジュアルを融合させた独自のスタイルで注目を集め、いわゆる「おしゃれ系ヴィジュアル系(オサレ系)」の代表的存在として台頭し、インディーズシーンを中心に高い人気を獲得した。
活動初期から海外公演を行うなど精力的に展開し、2009年にはメジャーデビューを果たして活動規模を拡大したが、音楽性や活動方針の変化に伴いメンバー間の方向性の差異が顕在化。2010年には主要メンバーの大量脱退という大きな転機を迎える。
同年、脱退したメンバーを中心として新バンド「AYABIE」が結成され、旧・彩冷えるの流れを汲みつつ新体制で活動を開始した。以降はアルバムリリースやライブ活動を継続する一方で、メンバーの脱退・加入を繰り返しながら編成は流動化し、次第にプロジェクト的な性格を強めていった。
その後、2012年に脱退したメンバーを含める形で「彩冷える」として一日復活ライブを敢行。2019年には本格的に活動を再開し、音源の制作やライブなどの精力的な活動で、往年のファンはもちろん、新たなファンからも支持を集めた。最終的に2025年をもって解散が発表され、長年にわたる活動に終止符を打っている。
彩冷えるとAYABIEは、双方がインディーズ期における急速な台頭と、メジャー進出後の分裂・再編、そして再結成と終焉に至るまでの特異な経歴を持つバンドとして、ヴィジュアル系シーンにおいて独自の位置を占めている。
彩冷える/AYABIE(アヤビエ)の活動経歴
「オサレ系」ヴィジュアル系バンドの旗手としての台頭
初期メンバーでのアーティスト写真
2004年に涼平、タケヒト、インテツによって結成。そこに葵が合流する形で、彩冷えるは誕生した。同年5月8日の高田馬場AREAで初ライブを行い、初期はサポートドラマー体制だったが、間もなくKENZOが正式加入し、5人体制での活動を始める。
キャッチーでポップ、かつハードでパンク寄りの曲まで幅広い音楽性を展開し、なかでも涼平が手掛ける難解な歌詞世界は、結成直後から多くのファンを生み出した。また、衣装はID JapanやH.NAOTOが手掛けるなど、数あるV系バンドの中でも独自の美学を追求していく。
2005年から2007年にかけてはヨーロッパツアー、2008年にはアメリカツアーも敢行し、海外人気も獲得。順風満帆にファンベースを築いているかに見えたが、最初の大きな転機が訪れる。
涼平脱退と夢人の加入
2006年8月、オリジナルメンバーで、サウンド面でも中核を担っていた涼平が、「バンドの未来像の違い」を理由に脱退。その3ヶ月後、後任のギタリストとして夢人が加入し、作曲面の中心人物としてバンドを牽引していくようになる。2007年から2008年には精力的な音源リリースとツアーなどのライブ活動を重ね、彼らの人気はさらに拡大していった。
そして2009年、1stシングル『会いたくて』でメジャーデビュー。同作はオリコン12位と好調な滑り出しを記録し、2010年にはメジャー1stアルバム『彩 -irodori-』をリリースした。
しかし、メジャー化による方向性の変化は、内部に新たな亀裂を生んでいった。
彩冷えるとAYABIEへの分裂
4人のメンバーで始動したAYABIE
2010年8月、「メジャーデビュー後の方向性の相違」を理由に、タケヒト・インテツ・KENZO・夢人の4名が突如脱退を発表。 4人はそのまま新たにAYABIEを結成し、TOY’S FACTORYと契約して活動を継続することになった。一方、彩冷えるにひとり残留することになった葵は「彩冷える-ayabie-」名義で活動を続けていたが、1人でバンドを名乗り続けて活動していくことへの葛藤から、同年11月に無期限活動休止を発表した。
こうして、彩冷えるは事実上の消滅を迎え、ファンは二つの「アヤビエ」の行く末を追うことになった。
再始動と解散
2012年、AREA15周年イベントで「彩冷える」が1日限定復活するというニュースがもたらされ、ファンを喜ばせた。さらに2017年と2018年にも周年イベントで再集結し、ファンや関係者の間では「本当に戻ってくるのでは」という期待に満ちたムードが高まっていった。
そして2019年、ついに彩冷えるとして正式再始動を発表。15周年ライブを皮切りに全国ツアーや新作リリースを精力的に行い、世界中のファンが待ち望んだ、5人が再び同じステージに立つ姿は現実のものとなった。
以降も活動を継続し、結成20周年を迎えた2025年2月。メンバーは「やるべきことは後悔なくやり切った」として、正式に彩冷えるを解散することを発表。
同年5月6日、多くのファンが見守る中、EX THEATER ROPPONGIでのラストライブ「五片の忘れ雪」をもって、彼らの長い旅路は幕を閉じた。
彩冷える/AYABIE(アヤビエ)のメンバー
解散時のメンバー
向日 葵(あおい)
結成メンバー。ボーカルを担当。群馬県高崎市出身、血液型A型、身長168cm、体重49kg。「あおちゃん」などの愛称で呼ばれている。
インディーズ時代はバンドのマネージメント、スケジュールなどを全て担っていたが、ツアー先でバンド費が入った財布を落としたり、ツアーファイナルで衣装を忘れるなど、うっかりした一面も。
バンドが分裂していた時代は「葵from彩冷える」名義で活動し、音楽活動以外にも役者、声優など各方面に活動の幅を広げている。
また、脱退した旧ギタリスト・涼平と共に新ユニット「葵&涼平 incl.アヤビエメガマソ」を結成してライブを行い、旧彩冷えるからのファンを驚かせた。
タケヒト
結成メンバー。ギターを担当。8月24日生まれ、東京都世田谷区出身。血液型A型、身長172cm、体重59kg。
桐蔭学園高等学校を卒業。慶應義塾大学経済学部卒業と高学歴であることでも知られる。
所属事務所「合同会社ColdColor」の取締役も務めている。
夢人(ゆめひと)/諸星 夢人(もろぼしゆめひと)
2006年11月に加入。ギターを担当。9月22日生まれ、三重県四日市市出身。血液型AB型、身長170cm、体重55kg。
涼平の後任としてバンドに加入したギタリスト。非常に音楽が好きで、特に好きなアーティストとして安全地帯、工藤静香、X JAPANなどを挙げている。子供のころの夢は漫画家。
目次 - Contents
- 彩冷える/AYABIE(アヤビエ)の概要
- 彩冷える/AYABIE(アヤビエ)の活動経歴
- 「オサレ系」ヴィジュアル系バンドの旗手としての台頭
- 涼平脱退と夢人の加入
- 彩冷えるとAYABIEへの分裂
- 再始動と解散
- 彩冷える/AYABIE(アヤビエ)のメンバー
- 解散時のメンバー
- 向日 葵(あおい)
- タケヒト
- 夢人(ゆめひと)/諸星 夢人(もろぼしゆめひと)
- インテツ
- KENZO(けんぞう)
- 旧メンバー
- 涼平(りょうへい)
- TAITO(たいと)
- 彩冷える(アヤビエ)のディスコグラフィー
- スタジオアルバム
- バージンスノーカラー
- 彩-irodori-
- 辞するモラトリアム
- ミニアルバム
- 鉄の島
- EquAL pRayer 2 aLL
- エキュメニカル
- 六花星
- 色纏う人展
- AYABIE(アヤビエ)のディスコグラフィー
- スタジオアルバム
- Virgin Snow Color -2nd Season-
- ANSWER
- 彩冷える(アヤビエ)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- ゴシックパーティースピードセッション
- キスミイスノウ
- クロイツカササグイトシネガイ
- しこさほこ
- ブラウニー
- 会いたくて
- AYABIE(アヤビエ)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- 流星
- 覚醒シュプレヒコール
- メリーゴーランド -Life-
- 彩冷える/AYABIE(アヤビエ)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- SMAPの解散騒動で思い出された「アヤビエの悲劇」
- SNS上に集まった「アヤビエかと思った」の声
- AYABIE(アヤビエ)としてのスタートとメンバー脱退で再びざわついたインターネット
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