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zappazeppr1のレビュー・評価・感想

チェンソーマン / Chainsaw Man
8

常識にとらわれない展開に驚愕!異色のマンガ『チェンソーマン』

『チェンソーマン』は、魔物狩りの少年・デンジと彼を取り巻く人々の壮絶な物語が描かれたダークファンタジー漫画です。

作品の魅力の一つは、非常に個性的なキャラクターたちです。主人公のデンジは、魔獣狩りの仕事で得たお金を使って女の子にモテようとする、どこか間抜けな性格の少年です。彼の相棒である悪魔のパートナー・ポチタは、食べることが大好きで常にお腹を空かせており、その姿勢は愛らしいと同時に滑稽でもあります。また、デンジの憧れである公安対魔特異4課のリーダー・マキマは、冷酷で高圧的な態度が特徴的で、その存在感は圧倒的です。

また、本作は非常にダークでグロテスクなシーンが多いため、強い心理的な描写もあります。登場人物たちが過去の出来事やトラウマに苦しんでいる場面や、壮絶な戦闘シーンも多く描かれています。このような重いテーマが多いため、作品全体が圧倒的な迫力を持っている印象を受けます。

しかし、そんな重苦しいテーマが多い中でも、ユーモアやサービスシーンがあるため、読み手は息抜きをしながら、物語に没頭することができます。

『チェンソーマン』は、ダークでグロテスクな描写が多い一方で、個性的なキャラクターやストーリー展開によって、読者を引き込む力があります。この作品を読めば、読者はデンジやポチタ、マキマたちの激動の物語に引き込まれ、彼らが乗り越える様子に共感することができます。

ジョーカー / Joker
7

ホアキン・フェニックスの本気を感じた作品

先日2019年のアメリカサイコスリラー映画「Joker」を見た。
監督はトッド・フィリップス、脚本はトッド・フィリップスとスコット・シルヴァーが勤め、ホアキン・フェニックスが主人公アーサー役を演じる「Joker」。
この作品の最も凄いところは、ホアキンは主人公アーサーを演じるにあたって24キロも体重を落としたと言う信じがたい彼の役作りの本気だ。
精神疾患を持つ主人公アーサーは、一流のコメディアンになると言う夢を持っていた。
彼は突発的に笑いだしてしまう病気を持っていながら、母親ペニーに「どんな時でも笑顔で」と言う言葉をいつも胸に強く生きてきた。
大人になった後は悲惨な人生を歩み続け彼の中で転機的な出来事が起こる。
コメディアンである彼は自分の人生を「悲劇」では無く、「喜劇」と受け入れ新しい人格を手に入れ自分らしく生きていく。
筆者の好きなシーンを一つ紹介する。アーサーが突然冷蔵庫の中に入っているシーンがあるのだが、実はそれはホアキンのアドリブだったという。
だが作中内ではそれをアドリブと思わせない程の凄まじい狂気と、独特なリアルな演技につい釘付けになって見てしまう程の魅力を感じた。
どん底の人生での生き方について考えさせられる、そんな作品であった。

えんとつ町のプペル / Poupelle of Chimney Town
9

えんとつ町のプペルレビュー

映画館に出向いて映画を見る事なんてない私が、この作品はどうしても映画館で観たいと思ってしまった。
不思議な感情だったけど、映画を見終わった時には映画館で観れて良かったと心から思えた。
キングコング西野亮廣さんがどんな思いで物語を作り上げ、ストーリーの一部を絵本にし、
多くの人に知ってもらったうえで次は映画として作品を残したいという西野さんのプペル愛が大きなスクリーンから伝わってきた。
そして同じくらい感じたのは、西野亮廣さんがプペルを世に公表するまでに戦ってきたものが想像以上に大きく辛いものだったのだという事がわかった。
彼はお笑い芸人。だから絵本を作成していたころの周りの目や世間の見る目は冷たいものっだたと思う。
私も最初は西野さんのイメージは良くなかったかもしれない。
今思えばそのイメージに何の根拠もなかった気がする。
しかし彼が挑んだ挑戦は誰がどう見ても勝利だ。だって沢山の人の気持ちを変えたのだから。
コロナという見えない敵と世界中が戦っているときに、あえて映画公開に踏み切った事の意味、彼がプペルを通して伝えたかった事とは、映画を見ればわかると思う。
本当に映画館で「えんとつ町のプペル」を見れて良かったと心から思った。

四月は君の嘘 / 君嘘 / Your Lie in April
9

音楽の素晴らしさ、苦悩と成長

ピアノを辞めてしまった主人公と、その人にピアノを弾いてほしいヒロインの話です。
音楽家や学生としての青春もあるので、青春と恋愛のストーリーになっています。
音楽家の挫折や恋愛の苦悩などもあって、私はそのときに出てくる名言なんかも好きでした。人生で挫けそうなときは、その名言が頭に浮かびますね。
主人公は小さな頃からピアノの天才で、いくつものコンクールで優勝するのですが、母の死をきっかけにピアノを辞めます。
たまたま幼馴染と行ったコンサートで、ヒロインの好きな人の友人として出会います。その後、ヒロインに支えられ背中を押されてコンクールに一緒に出ます。
ヒロインに片想いしながら、ピアニストとして復活します。
主人公はピアノの音がとれなくなって、音が聴こえないという理由で挫折していました。
そのことについて励ます為に幼馴染の友達が「逆境でこそ、そいつが本物かわかる。だって星は夜輝くから」と言っていました。
そのシーンを観た時は、このアニメ面白いなと思っていたのが、このアニメ凄く好きだになりました。
その後に音がとれないのを克服したり、ヒロインの病気を支えたり、いくつもの苦難を乗り越えて成長していきます。
最終話が1番感動したのですが、実はヒロインは主人公に出会う為に嘘をついていて、実は主人公が好きでした。
こんなに美しい嘘があるのかと、伝えられないから嘘をついてまで、君にピアノを弾いて欲しかった、主人公に会いたかったのです。
アニメのタイトルの由来は四月の景色、情景から、主人公がヒロインを感じとっているのだと思いました。