えんとつ町のプペル / Poupelle of Chimney Town

「えんとつ町のプペル」とは、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣が脚本を務めた絵本およびアニメーション映画作品。
2020年12月25日から全国の映画館で上映が始まる。観客動員数170万人を超える大ヒットを記録し、第44回日本アカデミー賞では優秀アニメーション作品賞を受賞。世界の20を超える国々より映画祭に招待をされ、海外でも多くの話題を生んだ。その後、作品は映画だけにとどまらずに「ミュージカル」「歌舞伎」「朗読劇」など多方面に展開された。
煙に覆われた町を舞台に、繰り広げられる物語。空を見上げると辺りは一面、煙。町の住民は、煙の向こうに星があることなど知る由もないなか、主人公のルビッチは「煙の向こうには星がある」と信じ、星を見るために行動をし続ける。「煙の向こうに輝く星なんてあるわけがない」とバカにする町の住民の批判の声にも負けずに、強く立ち向かって自分の信じる道を歩む主人公ルビッチ。夢を追っている人・何かに挑戦をしている人へ勇気を与えてくれるストーリー。

zappazeppr1のレビュー・評価・感想

えんとつ町のプペル / Poupelle of Chimney Town
9

えんとつ町のプペルレビュー

映画館に出向いて映画を見る事なんてない私が、この作品はどうしても映画館で観たいと思ってしまった。
不思議な感情だったけど、映画を見終わった時には映画館で観れて良かったと心から思えた。
キングコング西野亮廣さんがどんな思いで物語を作り上げ、ストーリーの一部を絵本にし、
多くの人に知ってもらったうえで次は映画として作品を残したいという西野さんのプペル愛が大きなスクリーンから伝わってきた。
そして同じくらい感じたのは、西野亮廣さんがプペルを世に公表するまでに戦ってきたものが想像以上に大きく辛いものだったのだという事がわかった。
彼はお笑い芸人。だから絵本を作成していたころの周りの目や世間の見る目は冷たいものっだたと思う。
私も最初は西野さんのイメージは良くなかったかもしれない。
今思えばそのイメージに何の根拠もなかった気がする。
しかし彼が挑んだ挑戦は誰がどう見ても勝利だ。だって沢山の人の気持ちを変えたのだから。
コロナという見えない敵と世界中が戦っているときに、あえて映画公開に踏み切った事の意味、彼がプペルを通して伝えたかった事とは、映画を見ればわかると思う。
本当に映画館で「えんとつ町のプペル」を見れて良かったと心から思った。