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yapparikodomo39v9のレビュー・評価・感想

ライフ・イズ・ビューティフル / La vita è bella / Life Is Beautiful
10

何度観ても泣ける。悲しいけれど愛に溢れた物語

1997年のイタリア映画。主演はロベルト・ベニーニ。
ユダヤ人の家族が収容所に送られる話ですが、決して暗さや重苦しいだけの映画ではありません。

まず陽気な青年グイドと妻ドーラの出会いから、少々強引なアプローチが繰り返される様子が非常にユーモラスに描かれて、クスッと笑ってしまいます。
そして晴れて夫婦となり息子のジョズエが誕生後、ナチスドイツによって収容所に送られます。しかし息子に辛い現実を知らせないように「これはゲームだ。1000点獲得できれば帰れる」と宣言し、息子がドイツ人の兵士に見つかり手にかかる事がない様に、必死に守ろうとします。常に息子の前では少しふざけたり笑顔で接するグイドの姿には胸が温かくなり感動します。

しかし、ただの喜劇ではないラストが待っています。終戦直前、妻と息子と収容所から逃げる為にジョズエを隠し、ドーラを探しに行きます。そこでドイツ兵士に命を奪われてしまうのですが、ジョズエが見える所では陽気にウインクし最期まで演技を忘れず、父として息子を守りきりました。
その後連合国軍の戦車に乗り母と再会できましたが、ただの感動的な喜劇では終わらず、戦争の悲劇や現実も描いている事が人々から愛される名作になった理由だと思いました。

ONE PIECE FILM RED / ワンピース フィルム レッド
8

歌姫ウタのライブ感満載の映画

ウタの歌声や歌唱シーンはAdoさんが担当しており、麦わらの一味やウタのファンと一緒にライブ会場で楽しんでいるかのような臨場感を体験することができます。Adoさんの圧倒的な歌唱力と表現力には脱帽します。それだけでも映画を観る価値があるのではないでしょうか。
序盤から中盤にかけては、あまり麦わらの一味の活躍が観られないのでファンには物足りなく感じてしまうかもしれません。しかし、後半のエレジアの地下に眠るトットムジカなる魔王をルフィとシャンクスたちが共闘して倒そうとするバトルシーンには胸が熱くなります。あの弱気で臆病だったコビーが成長して全体の指揮をとっている姿や、ウソップとヤソップ親子の息のあった協力プレー、最後にルフィとシャンクスが同時に魔王にトドメを指す場面など、長年のファンには堪らない貴重なシーンが最後にギュッと凝縮されています。とにかく赤髪海賊団の強さが別格すぎて、バトルシーンは疾走感満載で心が震えます。
「歌でみんなを幸せにする」というウタの思いには最初から嘘偽りはなく、最後の力を振り絞りながら命を懸けて歌うウタの姿には、切ないながらも生き様を見せ付けられたかのようでした。ウタを想うシャンクスの親心に家族の絆を感じ、ウタからルフィへ新時代を託すかのように麦わら帽子を返すシーンなど、感動する場面も盛り込まれています。
長年の原作やアニメファンはもちろん、あまりONE PIECEに触れてこなかった人でも楽しむことができる映画になっているのではないでしょうか。

ディアブロIII / Diablo III
9

無限に続けられるゲーム

戦国BASARAのように迫ってくる敵を倒していき、強いアイテムを探して、ストーリーをクリアしていくゲームです。
PS4で安売りされてました。
以前、シリーズ2をPCでやったことがあります。基本操作や仕組みはほとんど変わってません。
他のゲームと違う点は、イベントが開催される、強い武器を探して無限に続けられる、難易度が何段階も変えられるという点です。
海外のBlizzardというところが制作しているのですが、グラフィックがとても綺麗です。PS4なので画面が綺麗で、音楽も臨場感あっておすすめです。

キャラクターの声優さんが意外と豪華なので、そちらも楽しめます。
ゲームといっても複雑な操作はなく、基本は丸ボタン連打で敵を倒せます。
それに加えて、スキルを別のボタンで発動したり、そのスキルをカスタムしたりということもできます。
とにかく自分でカスタムして楽しむゲームです。

キャラクターデザインはファイナルファンタジーなどに似てるかもしれません。
メインのキャラクターを男女別、種族別に選べます。
とりあえず、キャラクターデザインがかっこいいです。

運がいいとソフトパッケージを中古品店で見かけるのですが、場所によっては1000円とかで探すこともできます。

ミッドサマー / Midsommar
8

価値観を捨てざるを得ないサイコホラーラブストーリー

2019年に公開された映画ミッドサマーは、北欧の小さな集落の伝統的な夏至祭をモチーフにした作品です。
心中で家族を失ったダニーは精神的に不安定になり、ふとしたことでパニックを起こしてしまいます。
そして、そんなダニーは感情をあらわにして頼りきっている自分が彼氏にとって重荷なのではないかと感じ始めます。それと同時に4年も付き合っている彼氏のクリスチャンに頼られたことがないことに気づき、彼に愛されていないのではないかと不安になっていました。
クリスチャンもまた、ダニーと別れたいと考え、それを知る友人たちにいじられるほどでした。
そんな時ダニーは、クリスチャンが2週間後に大学の同級生4人組で、そのうちの一人ペレの故郷であるスウェーデンの夏至祭に行くことを聞いてしまいます。
知らされていなかったダニーは怒ってしまいますが、クリスチャンが罪悪感からダニーをスウェーデンに誘います。
結局5人で夏至祭に行くことになった彼らですが、それはただのお祭りではなく90年に一度開かれる不穏な祭典だったのです。
ホラー映画で知られるアリ・アスター監督ですが、この映画についてラブストーリーだと語っています。
しかし、この映画を見た人のほとんどがそれとは全く反対のサイコホラーだと感じます。
一言で言えば、北欧の雰囲気を閉じ込めた穏やかな明るさと不穏な人々の感情が入り混じる不思議なギャップがクセになる映画です。
そして人間の不安定な感情や感覚が映像でリアルに表現され、まるで自分も同じようにトリップしているような気持ちになります。
宗教や恋愛観、習慣など人との当たり前が違うことを実感させ、人によって価値観の違いがあることを感じさせられてしまいます。
見る人によって感想が変わる不思議な映画ですが、ホラー映画は苦手という人でも見れる映画です。

The 1975
10

イギリスで最もホットなロックバンド

The1975はマンチェスター出身の4人組のロックバンドです。
活動自体は2002年頃からですが、The1975としての活動は2013年頃からで、そこから僅か数年で
イギリスで大人気のバンドとなりました。

日本では大人気netflixドラマのテラスハウスのオープニング曲として
使用されているため
実は聴いたことのある方も多いかもしれません。

彼らの1番の魅力は、他に同じようなバンドがいないことと
The1975というバンドそのものがジャンルとなっているところです。

彼らはバンドはこうあるべきというルールを嫌っており、
自分たちの表現したいものを素直に表現しています。
そのため私たち聴いている側も、ジャンルに当てはめることができません。
『the1975』らしい曲という概念が頭にインプットされないので
新曲が発売するたびに毎回違うバンドに出会ったような
ワクワク感と感動でなんとも不思議な感覚になります。

おしゃれだけどちょっと古くて、でも新しい
時代をいったりきたりしているような、
今まで出会ったことのない感覚。

この感覚こそが彼らが人気のある理由の1つです。
ただ型にはまらず新しいことをやっているバンドだけだとここまで支持されませんが、
彼らは心から音楽を愛していて、リスペクトを曲から感じ取ることができます。
色んな年代、層から愛され、
飽きがこず、ずっと愛される流れを早くも確立しています。

どの世代にも、どの音楽が好きでも
一度聞いてみても損はないバンドです。