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woodoveslowのレビュー・評価・感想

火ノ丸相撲
9

他には無い相撲漫画

漫画には様々なジャンルがあると思います。冒険譚だったり、ギャグ系だったり、スポーツ系だったり。
その中でも自分はスポーツ系の漫画をよく見ますが、友人におすすめのスポーツ漫画を聞かれた時に、必ず「おもしろかった」とおすすめしているのがこの「火ノ丸相撲」です。
主人公の潮火ノ丸(異名は「鬼丸国綱」)が逆境の中でも諦めず努力し、強敵たちに勝利していく姿がとてもカッコイイです。
本作品では、プロ入り後の活躍が期待される高校生たちが国宝と呼ばれており、それぞれの異名や人格、独自の取り口なども見どころのひとつですね。
作品の構成としては高校生時代と大相撲の大きく2つの時が描かれていますが、高校生時代で戦ってきたライバルたちと大相撲に入ってから再び対決するのは熱くなれます!
特に注目なのは1番の強敵といってもいい草薙との大将戦です。高校生になるまでたった1人稽古してきた鬼丸に初めて高校生大会で土をつけた草薙。全国大会団体戦決勝の大将戦で再び対決する2人の熱戦は必見です!
火ノ丸相撲は漫画だけでなく、アニメでも見ることが出来るので、そちらもぜひ見てみてください。
スポーツ漫画はスポーツの数だけ種類がありますが、相撲漫画はなかなかないので、1度読んでみてください。

HUNTER×HUNTER / ハンター×ハンター
10

友情、家族の絆、愛

この世界は様々な感情と愛、絆で溢れている。キルアの友を兄妹を想う気持ちは多くの人が心うたれたと思います。
ゴンの純粋にカイトを慕う気持ちから暴走し瀕死になったゴンを助けたのはキルアだ。初めて出来た友を助けてやりたいと兄イルミに立ち向かったのだ。だがキルア1人だけの力ではなくキルアの妹アルカの存在があったからだ。キルアとアルカの絆があったからこそゴンは救われたと言っても過言ではないだろう。
その他にも蜘蛛の頭と手足の絆は、とても深いものだ。幼き頃から流星街で育ちな環境の中仲間と共に幻影旅団を設立。幻影旅団、通称蜘蛛はクロロを頭に12人の手足で構成されている。活動は窃盗、殺人っと派手だが旅団メンバーが亡くなれば涙を流し弔い合戦をするなど絆に溢れる場面もあった。旅団を守る為、頭であるクロロを守る為と幼き頃から一緒だった初期メンバーのパクノダが亡くなったのには心に響くものがあった。
HUNTER×HUNTERの世界では多くの感情、心の強さ、時に弱さなど様々な感情で観ている方もハラハラとドキドキが止まらないのだ。細かな設定もされていて後々に、あぁなるほど…と思わされる事も多いだろう。是非ともアニメ、漫画も読んで欲しい一作です。

名探偵コナン 犯人の犯沢さん
8

名探偵コナンのスピンオフストーリー

犯罪都市である米花町に上京しスリにカモられ一文無し、見た目はタイツ、頭脳はピュアな主人公犯人の犯沢さんが、主役の日常・クリミナル・ギャグストーリー。
名探偵コナンでおなじみ、全身が影になっている、あの”犯人”…名探偵コナンでお馴染みの犯人が誰か明確になる前の黒のシルエットである犯人の犯沢さんがメインキャラクターになるストーリー。名探偵コナンを読んだことがある人だけでなく、名探偵コナンを読んだことのない人も楽しむことができます。
犯人の犯沢さんの日常が描かれたストーリーになるので、名探偵コナンの本編とはつながりがなく、単体で楽しめます。ストーリーの舞台は、名探偵コナンでお馴染みの米花町になりますが、別の視点でも楽しむことができ、本編では知り得なかった部分も知ることができます。
犯人の犯沢さんが、米花町に上京した理由やルームメートとのやりとり等続きが気になるような展開でストーリーが進んでいます。
名探偵コナンでお馴染みの少年探偵団や怪盗キッドが登場する場面もあります。
全てが謎に包まれている犯沢さんの正体が徐々に明らかになり、殺意を持って暮らしていても、どこか憎めない犯沢さんに注目して読んでもらいたい作品です。

大瀧詠一
10

ナイアガラのような重層的大瀧詠一的音楽

大瀧詠一氏は日本の音楽家で、「Tシャツに口紅」、「探偵物語」、「風立ちぬ」、「怪盗ルビー」、「うれしい予感」、などの数多くのヒット曲を発表したが、残念ながら平成13年に亡くなっています。彼の代表的な音楽はナイアガラサウンドなどと評されるものもある、極めて印象的なもので、多くのファンを獲得しました。上記のように映画のタイアップ曲もあり、アルバムには、「GO GO NIAGARA」、「A LONG VACATION」、「DEBUT AGAIN」 などがあります。ひとつひとつの曲が、たしかに大瀧詠一氏のものであるという印象をまといながら、それぞれ独自のアイデアで作られており、聞くものを飽きさせません。例えば「Tシャツに口紅」という曲は、夜明けの色の移ろう時間に、ナイアガラサウンドを基調として、海辺で並んでいる恋人2人の切ないやりとりが表現されている。その情景を、次々と色が変わっていく朝日に照らされた光景として、ひとフレーズづつ丁寧に描き出していく様は、まさに重奏的な表現にピタリとはまっている。また一方では、コミカルな楽曲もこなすことができ、その出色と言えるのがアルバム「EACH TIME」の中の「恋のナックルボール」です。屋根のない球場の外野席で、恋人に対する男性の一方的な恋の駆け引きを、ストレートやナックルボールなどの球種で楽しく表現しています。多彩な表現が楽しめる多くの楽曲は一聴の価値があります。