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udonx6のレビュー・評価・感想

化物語 / Bakemonogatari
10

言葉遊びが癖になるアニメ

「化物語」というアニメは、西尾維新による小説を原作としたシリーズの1つです。全シリーズ通じて、個性的なキャラクターたちが織りなす不思議な世界観が魅力的なアニメとして知られています。

物語の主人公は、学校の校舎で倒れていた吸血鬼の少女、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと出会った阿良々木暦です。キスショットは、自らが吸血鬼となった過去のトラウマから人を殺すことができず、命を削る代償として暦に自身の身体の一部を与え、吸血鬼の力を取り戻してほしいと懇願します。
暦は、キスショットから依頼を受け、彼女の本来の力を取り戻すために、個性豊かなヒロインたちと出会いながら数々の事件に挑んでいくという物語です。
ストーリーは、どの話からでも入りやすく、エピソードごとに様々な怪異や謎解きが待ち受けています。
そして、全体を通して見ることで、視聴者は「化物語」の世界観に没頭することができます。

最大の魅力は、緻密なストーリー展開と、それを支える豊かなキャラクター描写にあります。特に、シリーズを通じて繰り返される会話やモノローグには、西尾維新独自の言葉遊びや哲学的なテーマが散りばめられており、それが物語を深化させる一因となっています。
「化物語」は、西尾維新の緻密なストーリーと斬新な映像表現が融合した、独特な世界観を持つ作品であり、アニメファンには見逃せない名作です。
また、各話におけるキャラクターたちの対話の面白さや、謎解き要素にも注目してほしいと思います。全シリーズを通して見たい人には、劇場版『傷物語』もおすすめです。

ドント・ブリーズ2 / Don't Breathe 2
8

最恐老人、再び

大人気作品の第二作目。前作で視聴者を恐怖させた盲目の老人が今回の主人公。

前作は、3人の若者が大金を隠し持ってると噂されている老人の家に侵入し強奪しようとするけど、可哀想になるくらい返り討ちに合う、といった話。

前作では、老人は化物じみた強さで、闖入者たちを追い詰めるけど、物語の後半で老人が結構ヤバいやつだと判明し、正直どちらの立場で映画を観ればいいのか、よく分からなくなった。

だが今回は、悪事に手を出しまくってる麻薬グループみたいなのが敵なので、老人を全力で応援できた。

物語の序盤で、前回決闘を繰り広げた老人の家が、悪党どもに襲撃され焼き討ちにあう。満身創痍の中、奪われた自分の娘を取り戻すため老人は敵のアジトに向かう、というのが今回の大まかなストーリー。

盲目なのに、しかも敵のアジトに侵入するとなったら地の利を活かせないけど大丈夫か、とか色々気になる所がありましたけど、何よりもまず、「おじいちゃん、娘いたの?」ってそこが一番の衝撃。

老人と娘のやり取り、犬に襲われるシーン等々、前作にはなかった要素がいっぱいありました。ただ前作がスリラー映画なので、今作のアクション多めの展開やハードボイルド感が増した老人には、前作ファンは戸惑うかもしれないです。
でも、今作もR15指定なので、老人の狂気を思う存分に味わえることは請け合いです。

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド / The Legend of Zelda: Breath of the Wild / ブレワイ / BotW
9

どこまでも自由なアクションRPG

今までのゲームのRPGは全てゲームが始まったときからゲームが終了するまで、攻略する順番やその時の行き先が決まっていたり、風景としては確認できたとしてもプレイヤーが通行できる場所が決められていたりと、制約が多かった。
しかし、このゲームでは最初のチュートリアルが終了してからメインストーリーの大まかな行き先などは指定されるものの指定されたことに従わず好きなように行動したとしても、シナリオが行動にあったように進んでいく。
つまり、技術があり、武器をいくつか所有していればラスボスがいる場所に向かい、チュートリアルが終わってすぐにラスボスを倒すことができるのである。
また、高度な物理エンジンによって反り立った地形を登ることができたり、フィールド内に転がっている岩を敵を倒すことに使用出来たりと、いままでは風景であった山に登れたり普通ではない敵の倒し方などができるようになっているのである。
かなり広いフィールド内を自由に好きなところを通って移動できるため、移動する度に何かしらの新しい発見があり非常に冒険心がくすぐられるものとなっていた。
このように、このゲームは大変自由度が高くすべての判断を自分に委ねられるため、まるで自分自身がゲーム内を旅しているように思えるためとても面白かった。

僕のヒーローアカデミア / ヒロアカ / My Hero Academia
8

「僕のヒーローアカデミア」が、青春すぎて目から蕎麦出る。

最初は後輩から借りて読み始めたのがきっかけでした。
ジャンプ作品ということで、元々ジャンプを読んでいた私にも馴染み深い、主人公の成長青春ストーリーで、そこまで期待をしていなかったのに、あれよあれよとハマってしまいました。
特に、7巻あたりかた加速するA組みんなの活躍や、関係性が細かく描かれてくるのがまさに王道ジャンプ!

14巻あたりから、A組の出番は少なくなり、徐々にインターン活動が始まり、少女を奪還すると言う、迫力のあるバトルが繰り広げられます。
今まで見たことのない、個性の敵、プロヒーローが出てきてさらにワクワクする。
この時、学校での一コマで主人公の出久が「ヒーローは泣かない」と言いながら、色んなことを飲み込んで、好物のカツ丼を食べるシーンを見て「大人になってるんや出久くん」と泣かずにはいられない名シーンです。
また、この台詞に至るまでの友人とのやりとりが、今まで築き上げてきた学生生活での絆であり、とても心が揺さぶられます。

無事少女を奪還したのち、しばし、学校行事の学園祭があり、ここでさらに皆んなとの絆が出てきます。
昔なら考えられなかった、主人公のライバル爆豪の学校行事の参加などのシーンがあり、さらに号泣してしまいます。

本当にオススメなので、ぜひ見てください。
作中に出てくる轟くくんの食べている蕎麦が美味しそうで、読むと蕎麦食べたくなりますので、ぜひ蕎麦買ってから読むことをお勧めします。