化物語 / Bakemonogatari

化物語 / Bakemonogatari

『化物語』とは、西尾維新によるファンタジー小説、及びそれを原作としたアニメ・ゲームなどのメディアミックス作品である。アニメ版は2009年7月から放送された。主人公・阿良々木暦と、彼に出会った少女たちが織りなす「怪異」に関する物語である。サブタイトルは「メインキャラクター+怪異」の名前で構成されており、「化物語」は「ひたぎクラブ」「まよいマイマイ」「するがモンキー」「なでこスネイク」「つばさキャット」の5編から成り立っている。

udonx6のレビュー・評価・感想

化物語 / Bakemonogatari
10

言葉遊びが癖になるアニメ

「化物語」というアニメは、西尾維新による小説を原作としたシリーズの1つです。全シリーズ通じて、個性的なキャラクターたちが織りなす不思議な世界観が魅力的なアニメとして知られています。

物語の主人公は、学校の校舎で倒れていた吸血鬼の少女、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと出会った阿良々木暦です。キスショットは、自らが吸血鬼となった過去のトラウマから人を殺すことができず、命を削る代償として暦に自身の身体の一部を与え、吸血鬼の力を取り戻してほしいと懇願します。
暦は、キスショットから依頼を受け、彼女の本来の力を取り戻すために、個性豊かなヒロインたちと出会いながら数々の事件に挑んでいくという物語です。
ストーリーは、どの話からでも入りやすく、エピソードごとに様々な怪異や謎解きが待ち受けています。
そして、全体を通して見ることで、視聴者は「化物語」の世界観に没頭することができます。

最大の魅力は、緻密なストーリー展開と、それを支える豊かなキャラクター描写にあります。特に、シリーズを通じて繰り返される会話やモノローグには、西尾維新独自の言葉遊びや哲学的なテーマが散りばめられており、それが物語を深化させる一因となっています。
「化物語」は、西尾維新の緻密なストーリーと斬新な映像表現が融合した、独特な世界観を持つ作品であり、アニメファンには見逃せない名作です。
また、各話におけるキャラクターたちの対話の面白さや、謎解き要素にも注目してほしいと思います。全シリーズを通して見たい人には、劇場版『傷物語』もおすすめです。