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uconmurakami6のレビュー・評価・感想

異世界おじさん / いせおじ / Uncle from Another World
7

主人公がかわいそうな異世界転生アニメ 異世界おじさんをレビューしてみた

多くの方が思い浮かべる「異世界もの」のイメージを覆す「異世界おじさん」。
この作品は主人公が強いだけの異世界ものに飽きた人、ゲーム、特にセガのゲームが好きな人にオススメです。
「異世界おじさん」は異世界から帰還した「おじさん」とその甥たかふみの毎日を異世界ものでは定番の「魔法」や「剣」、「モンスター」など「おじさん」が異世界で経験した出来事を交えて描かれる、ドタバタコメディです。
おじさんは、異世界でかなりの実力者まで登り詰めるものの、顔がものすごく老けているため美男美女が多い異世界では異端とみなされ、オークに間違われて攻撃され、挙句の果てに売り飛ばされたり、恋愛に発展しそうになるも、ゲームの知識しかないため相手の好意に気づかず、女の子二人に勘違いされて攻撃されるなど、かなり不憫な扱いを受けています。
また、「おじさん」はセガのゲームが大好きで、よくセガのレトロゲームのネタが出できます。
今ではなかなかお目にかかれないセガのゲーム機の話題が繰り広げられ、マニアなら是非見てほしいアニメになっております。
「おじさん」の哀愁漂う、それでいてどこか面白い話が毎回繰り返され、癖になること間違いなしです。

奥様は、取り扱い注意
4

ドラマの大ファンからしたら…(劇場版レビュー)

「奥様は、取り扱い注意」は、ドラマで思いっきりはまって劇場版が始まったということで早速、見に行ってきた。
ドラマでは主婦同士のやり取りや戦闘シーンが多く毎回とてもワクワク、ハラハラ、ドキドキしていたので映画にも期待!!
しかし、映画は奥様役の綾瀬はるかが記憶喪失になり戦闘シーンはなんと最後の少しだけ。
ドラマの主婦同士のやりとりが面白かったのにそういった場面はほとんどなく、温和な綾瀬はるかが最後のほうまで続くのでドラマのワクワク、ハラハラ、ドキドキを求めて映画館に行くと少し残念な形になってしまうかも…。
最後の終わり方は綾瀬はるかがなぜ死ななかったのか、綾瀬はるかと西島秀俊がお互い本当に愛し合っていたことなどはわかるがその後、結局別々に生きてるの?また再会するの?などはっきりとしない終わり方だった。
ただ、ドラマの最後に西島秀俊が綾瀬はるかに向けて銃を撃った理由などは映画で知ることができる!!
なので映画を観に行くべき人は
・綾瀬はるかファン
・西島秀俊ファン
・ドラマの大ファン
って感じになる。
中途半端なドラマファンや綾瀬はるかの戦闘シーンを楽しみにしている人は観に行っても正直そこまで楽しめないかもしれない。

男はつらいよ 寅次郎相合い傘
10

リリーさんはやっぱりいい

リリーさん、2回目の回です。リリーさんはやっぱりいいなと思いました。
リリーさんが、とらやに現れる場面で、みんな、ほんとにリリーさんのことを懐かしがっていて、とらやのみんなは親しみやすい、いい人たちだなと思いました。
リリーさんの旦那さんもいい人そうだったのに、うまくいかなくて残念ですが、リリーさんもどさ回りが好きなんだなと思いました。
寅さんも結婚しても、結局、旅回りに戻りそうだし、結婚に向かない性格というのがあると思います。
その後、寅さんと再会しての3人旅はとても楽しそうでした。
金が無くなったら駅で寝ようとか、ほんとにするのは嫌だけど、それも楽しそうと思えるから寅さんってすごいなと思います。
寅さんとリリーさんの騙し商売もすごく息が合っていて、2人はほんとに相性がいいのだなと思えました。
2人とも素直じゃないし、ああいう仕事が好きなもの同士だし、結婚っていうのはガラじゃないのかもしれないけど、結婚して欲しかったなぁとちょっと思います。
さくらさんたちもそう思ったんだろうなと思いました。
でも、さくらさんがいうように、2人は友達という関係なのかもしれません。
それはそれでいい関係で、これからも旅先で出会って仲良くしてくれたらそれでいいのかもなとも思いました。

BEYOND THE MAT / ビヨンド・ザ・マット
10

プロレスに対する見方が変わる

アメリカのプロレス団体と、その関係者たちの人生をせきららにありのままにうつした伝説的なドキュメンタリー映画です。
本作の大ヒットが影響で、日本のプロレス世界も変貌したことは有名でありますが本作の内容は極めてセンシティブな物になっております。
まず、自分の中でのプロレスラーの印象が大きく変わりました。
彼らは自分たちは格闘技ではないということを理解しており、ファンも理解しているというものでした。
当時、プロレスに詳しくなかった自分としては目からうろこが落ちるような世界でした。
ファンも製作者もプロレスはショーであり、自分たちは格闘家ではないことをわかっていながらもそれでも観客を喜ばせるために画鋲まみれになったり、4mの高さから落ちたり、家族のまえで激しい暴行を受けるという恥辱を浴びたりしなければなりません。
しかし、それでも彼らは家族のため名誉のために立ち上がり技を受け病院に入院するということになっても決してプロレスをやめようとしないのでした。
なぜ、そこまでボロボロになっても彼らは体をつぶすようなことをするのか、僕はそこにある種宗教的な物を感じて匿名掲示板で書かれていたプロレスは宗教であるという言葉が真実であったことを確認しました。
また劇中にはかつて大物だったけど、それがゆえに私生活がボロボロになったというレスラーがでてくるのですがこれが涙を禁じ得ない悲しい人生を歩んでいるのが特徴的でした。
僕は彼らのためにも茶番や八百長を揶揄する言葉で「プロレス」を使えなくなりました。
たとえガチではなくてもそこにはドラマがある。
そのドラマこそプロレスなのだと、思います。