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thezyeinのレビュー・評価・感想

花とみつばち
8

主人公「小松」が女の子に好かれたい、モテたい一心で広がるストーリーが面白く、最後はとても切ない物語。

安野モヨコ氏が2000年から2003年まで週刊ヤングマガジンで掲載していた漫画、「花とみつばち」が面白い。

舞台となる時代は、芸能人でいえば安室奈美恵、浜崎あゆみ等を真似した高校生達が街中を歩きまわる、いわゆる「コギャル時代」。
そんなコギャル達のステータスといえばお洒落なティーン雑誌の読者モデルだった。

主人公の高校生、「小松正男」はクラスでもあまり目立つことのない地味系男子。そんな彼は、ある日見かけた他校の美少女女子高校生「のりこちゃん」に一目惚れしてしまう。
のりこちゃんに近づくために小松は、男子専門エステ「美男ワールド」に通い始めた。
しかし、ある日美男ワールドにいたのは、男の全てを知り尽くしたセレブすぎるオニ姉妹(ハルミ・キヨミ)だった。

のりこちゃんに近づくために、格好良くなるために、モテるために、オニ姉妹のもと奴隷として働き、虐められ、自分磨きに没頭する小松。
だが、オニ姉妹の鬼畜さ、周りの女子の冷たさや反応、どうにも上手く行かず悶々とした日々を送る。
そんな時、クラスのギャルグループの一人「大田サクラ」に声をかけられる。

サクラといえばスクールカーストのトップであり、雑誌の読者モデルでもある。可愛さ、スタイルの良さ、お洒落、彼氏も強そうで格好いい。どれをとっても引くに足りない。そして小松が最も苦手としている女子である。

全てはのりこちゃんに近づきたい、格好良くなりたい、モテたい!から始まった小松改造計画だったが、いつしか小松には様々な(癖の強い)女達(花)が関わっていた。
そして、気付くと小松はサクラに惹かれ始め、2人は付き合うことに。

出てくる女の子も可愛いし、格好良さも楽しめが、思春期ならではの主人公小松の心理がとても切なく、哀れで共感をしてしまう作品である。

男はつらいよ 寅次郎頑張れ!
10

大竹しのぶ、かわいい。

寅さん自身の恋はうまくいかないけど、恋のキューピッドはうまくいく話です。マドンナの弟が惚れる女の子を大竹しのぶが演じているのですが、すごく可愛らしいです。よく、大竹さんは魔性だとか言われていますが、それがわかります。色っぽいとかそういうことじゃなくて、なんか所作がかわいかったです。大竹さんは、叔父の定食屋で働く女性で、一生懸命な感じだし、そりゃあ、寅さんも応援したくなるかもねと思いました。寅さん自身は、自分ちに下宿していた青年と島に帰って青年の姉に惚れてしまって、でもそれが全然伝わってなくて哀れです。寅さんはわかりやすいんだけど、でも誰にでも優しいし、当の本人は気がつかないかもねと思いました。マドンナのそんな態度を見て、脈なしと気づく寅さんが切なかったです。寅さんが恋の手ほどきをする話もよくありますが、今回はまあ、寅さんのせいでというより、男の不器用さのせいで回り道しただけで、寅さんのコーチぶりはなかなかよかったと思います。今回は最終的にはうまくいってよかったです。とらやの面々も相変わらず優しいし、寅さんとの言い合いも楽しいです。寅さんといえば、旅ですし、振られるのもお約束ですが、もっともっと寅さんにはとらやにいてほしいなあと思いました。

ポルカドットスティングレイ / Polkadot Stingray
7

“椎名林檎感”から脱皮した親近感と独特の世界観

彼女達を知ったのはメジャーデビューする一年ほど前からです。正直に言うと最初のイメージは「椎名林檎好きなんだろうなあ」でした。椎名林檎や東京事変が好きな人達から見たら、よりそう思うだろうと予想できます。事実ボーカル&ギターの雫は、インタビューで好きなアーティストに椎名林檎を挙げていて、彼女から影響を受けた事が容易に想像できます。昔流行った椎名林檎の“二番煎じバンド”が、少し時が経ちまた目新しく見えたのかなと思いました。
しかし何か突き抜けたのか、それとも元々予定していたのか、段々とイメージが代わり、メジャーデビュー後には殆ど以前感じた椎名林檎感は鳴りを潜め、自分達らしいフランクな世界観を持つようになりました。。主にボーカルの雫を中心に自分達でCDジャケットやPVなどプロデュースを手がけ、制作していく過程を持つ彼女達にとって変化は必然なのかも知れません。
正直、未だに椎名林檎の影響を受けているな、と思う事はあります。女目線で男を見た切なさや、自分の恋愛を客観的に見ながらも恋に抗えないなど、歌詞の世界観には椎名林檎を彷彿とさせます。しかし今それは、影響を受けた存在として巧くこのバンドに取り入れられた形になりました。
歌詞や音楽から感じる清潔感と爽やかさ。敢えて比較しますが、椎名林檎のねちっこさ(良い意味で)から少し離れた疾走感とポップ感、そんなものが欲しい時彼女たちの音楽はぴったりハマるのではないでしょうか。

エアロスミス / Aerosmith
10

伝説的ロックバンド、エアロスミス

エアロスミスは1973年に1stアルバム『野獣生誕』(原題:Aerosmith)でデビューし、数々のヒット曲を持ったアメリカのロックバンドだ。
1999年には大阪ドームで年末のカウントダウンライブを行う等、日本でのライブを度々行っている。
楽曲はCMなどで耳にした人もいるだろう。『Walk This Way』や映画アルマゲドンの主題歌である『I Don’t Want to Miss a Thing』など耳馴染みのある曲も多く、ハードなロックから感動的なバラードさらにはブルースといった幅広いジャンルの曲があり、お気に入りの一曲を見つけることができるだろう。
ライブDVDもいくつか発売されており、フロントマンであるヴォーカルのスティーブン・タイラーを中心としたパフォーマンスぜひとも見て欲しい。
ヴォーカルのスティーブン・タイラーは決して容姿に優れているとは言えないかもしれないが、圧倒的な歌声とパフォーマンスを見ればそれを超越した格好よさを感じることだろう。
年を重ねても衰えることのない圧倒的なヴォーカル、そして真似することのできないスティーブンのシャウト。
是非とも一度はライブを体感したいバンドである。
そして、多くの作品を残して欲しいと願わずにはいられないバンドである。