ポルカドットスティングレイ / Polkadot Stingray

ポルカドットスティングレイは、2015年に結成された福岡出身の4人組ロックバンドである。
ボーカル雫の艶がありつつもクリアな歌声とギターハルシのエッジの効いたギターが聴く者の胸を打つ。
バンド全体としての技術力も高く、ハイテンポで勢いのある曲からスローなバラード調の曲まで幅広く作曲、演奏してリスナーを魅了する。
また、バンドの曲作りの方針として「リスナーのニーズ」を重視しているという特徴があり、いい音楽とはリスナーに求められること、というスタンスをとっている。
自分たちのやりたい音楽よりもマーケティングを考えて戦略的に活動することを公言しており、そのスタンスが功を奏したのか、アニメや映画のテーマソング、CM楽曲のタイアップと多くのメディアミックス作品を生み出している。
ボーカルの雫グッズのデザインやブラウザゲームの作成(元々ゲーム会社に勤めていたことがある)もしており、クリエイターとして多彩な活躍を見せている。

ポルカドットスティングレイ / Polkadot Stingrayの関連記事

ポルカドットスティングレイ / Polkadot Stingrayのレビュー・評価・感想

New Review
ポルカドットスティングレイ / Polkadot Stingray
8

「ポルカドットスティングレイ」とはどんなグループか

ポルカドットスティングレイ(以下ポルカという。)とは、紅一点である「雫」さんを中心とした「エジマハルシ」「ウエムラユウキ」「ミツヤスカズマ」の4人で構成されたロックバンドです。
2015年にグループを結成し、驚異的な早さで2017年にメジャーデビューしました。
ポルカといえば、曲調が「椎名林檎」さんの楽曲に雰囲気が似ていると話題になりました。
本人曰く、初めて自主的に聴いたCDが椎名林檎さんであったことから、影響を受けたアーティストに椎名林檎さんのお名前を挙げています。(ギターも椎名林檎さんと同じ物を使用しています)
あっという間に人気を上げていったポルカですが、このグループを知る上でまずは「テレキャスター・ストライプ」という曲を聞いてください。
この曲はポルカの始まりであり、ポルカの全てを凝縮されたような曲になっています。
何が凄いかというと、この曲の作詞作曲、PV監督、すべて「雫」さん本人で担当されている曲になっています。
彼女はポルカのほとんどの曲を作詞作曲しており、自分の想いを歌にするのではなく、リスナーのニーズを再重要視した音楽を作り、人気を勝ち取っています。
ポルカの人気の秘訣は「雫」さんを基盤に成り立っているようです。
この文章を見た方にも一度ポルカの音楽を聴いていただきたいと思いこの文章としました。

ポルカドットスティングレイ / Polkadot Stingray
9

透明感のあるボーカルが気持ちいい

ポルカドットスティングレイは結成が2015年と、結構最近スタートしたバンドです。
代表的な曲にはテレキャスター・ストライプや女神、トゲめくスピカがあります。特にトゲめくスピカは某公共放送のみんなのうたにも選ばれていて、このように出てきてからの年は浅いながらも様々なメディアでの活躍を見せています。
特徴として挙げられるのは、なんといってもギターボーカルの零さんの透明感のある美しい歌声です。高音も綺麗に響き、聞いていてとても心地の良い声質です。ポルカドットスティングレイの曲全体のメロディーの特徴としては、カラッとしたギターサウンドがあります。女神のような邦ロック系の激しめの曲でも、このギターサウンドによって少し切ない感じのメロディーを奏でています。また、アルバムや曲にもよりますが、ものによっては大正ロマンチックな、少しノスタルジックなメロディーだったりと、ジャンルを選ばない、それこそないのは弾き語り系くらいのマイティーさを持っています。
まず、J-POPやJ-ROCK好きな方、そして綺麗な声で癒されたい、そんな方々におすすめさせて頂きたいです。カラオケにも多数曲が収録されているようなので、聞いてみて、もしハマった人はカラオケで挑戦して、更に布教していきましょう。

ポルカドットスティングレイ / Polkadot Stingray
10

デビュー前にyoutube総再生回数1千万回突破!凄腕ロックバンド!ポルカドットスティングレイ

楽器隊男性3名、ボーカルギター女性1名の超絶かっこいい技巧派バンドです!
ぱっと見オタク感がでており、オタサーの姫感がありますが、すごく曲が素晴らしく聴く人を虜にすること間違いなしです。特にギターが前面に押し出されており、ギター好きな方は特に興味を持つと思います。
そしてなんといってもボーカルの雫ちゃんがめちゃくちゃかわいいです!!
彼女はまだ20代中頃なのですが、とにかくマルチです。ゲームクリエイターであったり、作詞作曲アルバムのアートワーク自身のMVの監督をやったりもしています。
作詞作曲についてはすごく変わった作り方をしていて、なんとtwitterでファンにどういった曲を聴きたいか募集するというスタイルでやっています。ですので、恋愛の歌だったり失恋の歌を歌うこともあるのですが、彼女の体験は一切入ってないそうです。それなのにみんなを惹きつける曲を書けるというのはやはり並々ならぬ努力と才能に溢れているのでしょうね。
最後に彼女の最大の魅力として歌唱力がすばらしいです。すごくかわいらしい声かと思えば、すごく低音も出せていて音域が非常に素晴らしいです。今後多方面での活躍に期待できるポルカドットスティングレイを是非聴いてみてください!!

ポルカドットスティングレイ / Polkadot Stingray
7

“椎名林檎感”から脱皮した親近感と独特の世界観

彼女達を知ったのはメジャーデビューする一年ほど前からです。正直に言うと最初のイメージは「椎名林檎好きなんだろうなあ」でした。椎名林檎や東京事変が好きな人達から見たら、よりそう思うだろうと予想できます。事実ボーカル&ギターの雫は、インタビューで好きなアーティストに椎名林檎を挙げていて、彼女から影響を受けた事が容易に想像できます。昔流行った椎名林檎の“二番煎じバンド”が、少し時が経ちまた目新しく見えたのかなと思いました。
しかし何か突き抜けたのか、それとも元々予定していたのか、段々とイメージが代わり、メジャーデビュー後には殆ど以前感じた椎名林檎感は鳴りを潜め、自分達らしいフランクな世界観を持つようになりました。。主にボーカルの雫を中心に自分達でCDジャケットやPVなどプロデュースを手がけ、制作していく過程を持つ彼女達にとって変化は必然なのかも知れません。
正直、未だに椎名林檎の影響を受けているな、と思う事はあります。女目線で男を見た切なさや、自分の恋愛を客観的に見ながらも恋に抗えないなど、歌詞の世界観には椎名林檎を彷彿とさせます。しかし今それは、影響を受けた存在として巧くこのバンドに取り入れられた形になりました。
歌詞や音楽から感じる清潔感と爽やかさ。敢えて比較しますが、椎名林檎のねちっこさ(良い意味で)から少し離れた疾走感とポップ感、そんなものが欲しい時彼女たちの音楽はぴったりハマるのではないでしょうか。