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shio_4033f9のレビュー・評価・感想

天気の子
10

今を生きる若者が選択する未来とは

新海誠監督は、「天気の子」で今を生きる若者たちの姿を鮮やかに描きだしてくれた。
主人公の穂高(声・醍醐小太郎)は、家出した先の東京で、陽菜(声・森七菜)という少女に出会う。彼女は雨の空に祈ることで、空を晴れにすることができる不思議な能力を持っていた。
前半は穂高たちが陽菜の空を晴らす能力を使って花火大会や結婚式の当日を晴れにして、謝礼をもらう姿が明るく描かれる。中盤以降は晴れをもたらした代償として陽菜が空に連れ去られそうになったり、家出少年の穂高が警察に追われたりと急展開を迎える。
この作品を観る大人は、穂高の気持ちに正直ついていけないかもしれない。彼は作中でも危険人物として扱われているし、自分の大切なもののためなら人に銃を向けてしまうような危うさを持っている。
しかし彼は、ちゃんと彼なりに未来を選択している。高校生の頃を思い起こしてほしい。誰もが穂高のように向こう見ずで、好きな人のためならなんでも乗り越えられたのではないか。何かを願ってもそんなことはありえないとか、諦めようとか、大人になってから向き合わなければならない感情とは無縁なのだ。彼は全力で今を生きている。
そして穂高が生きている「今」というのは、紛れもなく我々が生きている現代の日本だ。日本は年々貧しい国になり、子どもの数はどんどん減っていく。こんな狂った社会の中で生きていかなければならない子どもたちが、どんな未来を選択するのか。
この映画では、子どもたちにとっての、そして今を生きる私たちのための、ひとつの解が示されている。生き方に迷っている人にこそ観てほしい作品だ。

ゴーストリコン ワイルドランズ
7

シナリオは良いがやり込む要素が少ない

自分がゴーストという特殊部隊の一人になって南米ボリビアの麻薬組織を壊滅する3人称オープンワールドFPSです。
最大4人までオンラインマルチプレイ可能です。
UBISOFT製であり他ゲームとコラボしてるので楽しめます。
一人プレイでは味方NPC3人引き連れて物語が進みます。
オンラインで2人だと味方NPCが消え2人でやらないといけませんし、目的地を設定しても味方NPCは運転してくれません。
一人プレイだとSYNCショットという機能が強く味方NPCのステルスキルにほとんど任せてしまいます。
マルチプレイの場合少なければ少ないほど不利になりますし、SYNCショットの機能が完全に使い物になりません。
さまざまな武器がありそれを求めて武器探索をしたり自分が使ってる武器の操作性を上げるために武器のアタッチメントを散策するのが序盤の動きとなります。
サイレンサーが付いたスナイパーライフルを手に入れてしまうと街中で隠れる必要あまりなく外側の高いところで撃ちまくるゲームになってしまいます。
地域ごとに難易度がありますのでそれを見て攻略するのもありだと思います。
全体を通すと難易度はそこまで高くなく敵も弱いため十分に楽しめる作品だと思いますが、自分にとってはもう少しやり込み要素が欲しいところです。

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
10

思わず笑ってしまう場面が盛りだくさん

男子高校生の少女漫画家の野崎梅太郎と野崎くんにあこがれる佐倉千代が織りなす、ラブコメ4コマ漫画である。
佐倉が野崎に告白したのに、なぜか漫画家野崎のアシスタントになることで物語が進んでいく。
2人の距離は縮まっていくのに、野崎の勘違いから恋愛には発展しないもどかしさがたまらない。
恋愛に発展しないのに、連載している少女漫画のためにときめくシチュエーションを試してドキドキしている佐倉はとてもかわいいと思う。
ちょっとズレてる野崎の言動や連載漫画の内容、野崎のアシスタント仲間、クラスメイトたちの掛け合いもおもしろく、思わず吹き出してしまうこともしばしば。
登場人物はみな魅力的で、どのキャラも個性が強く描かれていますが不快になるようなキャラの立ち方はしていない。
メインキャラそれぞれに恋愛フラグが立っているように見えるのに誰も恋愛に発展していない、それどころか恋心を自覚していないパターンもあり、ニヤニヤ見守ってしまう。
読後はとても幸せな気持ちになる。
4コマなのでテンポがよく、読みやすい。巻数が進んでも面白さが変わらず、声を出して笑ってしまう面白さである。
何回でも読めますし、何回でも笑える。通勤時間や家事の合間など、隙間時間でも読めるのでおすすめ。
アニメ化もされており、アニメもとてもおもしろかった。最終回はとてもドキドキしてしまった。ぜひアニメも見てほしい作品。

嵐 / ARASHI
10

休止までの嵐、休止後の嵐

2019年1月の休止発表。 嵐ファンの私はとても衝撃だったしどういう意味なのかがまったく分からなかった。
でも会見を見て、聞いて、ちゃんと5人で話し合ってだした結果なんだなと思い残りの約2年しっかりと見届けることにした。
休止発表してからの嵐は本当にすごかったしファンにたくさんの素敵な「ありがとう」をくれた。
2020年はいろいろしてくれる予定だったことも、コロナでなかなか実行できなかったという内容をNetflixで見て悲しかったと同時にこんなにもファンのためにたくさんのことを考えてくれているんだと感動した。
2020年12月31日嵐のラストライブ「This is 嵐」 。
嵐が最大限の嵐を見せてくれたライブだった。最高だった。
本当にこれが5人揃っている最後の景色だとはなかなか思うことができなかった。
しかし2021年になり、5人の揃っている姿をみることはできなくなっていた。
SNSでは悲しい。さみしい。やっぱり5人じゃないと。という声がたくさん聞かれた。
私もやっぱり嵐は5人でいる姿が楽しそうだしいいなと思えた。
3月下旬、嵐ファンクラブ宛に大きい封筒が届いた。
なんだろうと思い開けると、そこには嵐からのたくさんのプレゼントが入っていた。本当にこの5人は最高だな。
今は個人の活動になってしまっているがまた5人で姿を見せてくれるその時まで嵐ファンのまま待っていよう!と強く思えた。