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piropiro3775w5のレビュー・評価・感想

ハイキュー!! / Haikyu!!
10

あなたに似ているのはだれ?「ハイキュー!!」の個性豊かなキャラクターたち

「ハイキュー!!」の魅力ってなんだろう?
バレーボールのおもしろさをしっかり描いているところ?バレーボールを軸にしたキャラクターたちの青春?
どちらも間違いではないのだが、あえて1つに絞るとしたら、「個性豊かなキャラクターたち」だと思う。
その「個性」は見た目やプレースタイルだけに限らない。
「バレーボールへの向き合い方」。もっと言えば「そのキャラクターの考え方や生き方」が緻密に描かれていて、気が付けば共感させられているのだ。

主人公は日向翔陽。高身長が有利であるバレーボールという競技。そんななか日向の身長は160センチ代。
圧倒的不利な状況のなか持ち前の身体能力と「バレーボールが上手くなりたい!」という「純粋な想い」でのし上がっていく。
この日向というキャラクターは一言でいえば「ザ・主人公」だと思う。
不器用だが「強くなりたい」という気持ちは人一倍で、そのエネルギーは周囲を巻き込んでいく。
そんな日向に共感する人もたくさんいるだろう。
でも逆に、そのまっすぐさに、まぶしさに、うらやましくなってしまう人もいるのではないだろうか?
そしてそんな人物は作中にも登場する。日向の先輩にあたる縁下力というキャラクター。
わたしが最も共感した人だ。縁下はまだ日向たちが入部する前に、一度部活から逃げ出したことがあった。
辛く苦しい練習に耐えられなかったのだ。そんな自分を、部活に戻ってからも負い目に感じていた。
だれもが強くなるために辛いことに耐えられるわけじゃない。だれもが主人公になれるわけじゃない。
そんなリアルさが縁下にはあった。そしてそんな彼だからこそ共感したのだ。
主人公の日向や、縁下以外にもたくさんのキャラクターの生き様、考え方がしっかりと描かれているからこそ、
きっとだれか「自分に似ている」と思えるキャラクターを見つけられる。
そしてそんな彼らがバレーボールを通し成長していく姿に勇気と力をもらえるのだ。

Ado / アド
9

なぜAdoが絶大的な人気者になったのか

Adoとは2020年に「うっせぇわ」で当時女子高生ながらメジャーデビューを果たした女性シンガーである。
2021年には「うっせぇわ」が動画配信サイト「YouTube」で1億回再生を記録し、「新語・流行語大賞」のトップテンにノミネートされるなど、輝かしい功績を成し遂げた。
なぜ、彼女がこれほどまでに世間から評価されたのか。これは「YouTube」や「ニコニコ動画」などの動画配信サイトが爆発的に普及したのが要因の一つではないかとかと思われる。
どういうことかというと、昭和から平成初期であれば、歌手になりたければ芸能事務所のオーディションに応募して合格したり、路上で歌っているところをスカウトされたりする必要があったが、動画配信サイトが普及してからは再生数が多ければメジャーデビューを果たせる可能性が生まれたからである。つまり、時代が違えばメジャーデビューができなかった逸材が日の目を見ることができるようになったのである。Adoもその一人ではないかと思われる。
彼女自身は中学生の頃から「ニコニコ動画」で配信者として活動していた。彼女の全てを理解しているわけではないが、インターネット上の言動から推察するに、積極的にオーディションに参加したり路上ライブを行なったりするタイプではないように思われる。そのため、インターネット上というリアルとは少し隔絶された環境で、自分を表現していたのではないだろうか。そして、彼女の歌には「表には出さないが心の奥に秘めた感情」を感じ取れる楽曲が多く存在し、それが現実世界で感情を押し殺して生活している人々に共感を与えているのだと感じさせられる。
次にAdoの楽曲を聞くときは自分との共感ポイントを探してみるのも面白いかも知れませんね。