ohmttk@ohmttk

ohmttk
ohmttk
@ohmttk
21 Articles
5 Reviews
0 Contributions
0 Likes
ohmttk

ohmttkのレビュー・評価・感想

Fallout 4 / フォールアウト4
9

人は、過ちを繰り返す。

タイトルは『Fallout 4』で出てくる言葉の1つである。このひと言で「何が起きたのだろう」と気になった方も多いのではないだろうか。

『Fallout 4』は、2015年にベセスダ・ソフトワークス社が出したポストアポカリプス系・オープンワールドRPGである。
舞台は2077年のボストン。ざっくり何をするのかというと、核が落とされて200年以上経った地上世界を旅していくといった感じだが、勿論そんなあっさりと旅が始まる訳でもない。核が落とされる前の平和な日常もしっかりと描写されている。

主人公は家庭持ちで息子が1人いるのだが、核が落とされシェルターに逃げ込む際の不安そうな配偶者の姿、一緒に避難できないため置いてきてしまったお手伝いロボット、胸に抱きかかえた生まれて間もない息子。
シェルターに逃げ込む間、入居権を持たない市民の悲痛な叫びやパニックに陥った様子がはっきりとうかがえ、物語の始まりはその先だというのに「これからどうなってしまうのだろう」とドキドキしてしまう。
そしてシェルターに家族3人で潜り込み、ある装置に入れられるのだが、なんとここで配偶者と息子両方を失ってしまう。突如現れた謎の男に配偶者は撃たれ、配偶者の腕に抱えられていた息子は連れ去られてしまうのだ。
助けようにも主人公が入れられた装置のドアは開かない。ただドアを叩くことしか出来ない主人公を男はじっと見つめ、意味深な言葉を告げていなくなってしまう。
そして冒頭話したように、そこから200年以上経った世界で目を覚まし、「攫われた息子を探すため」地上世界を旅していくのだ。

様々なものを失った状態でのスタート。しかも地上は未だに放射能が蔓延しており、動物などは奇形化している。命がけのサバイバル生活を強いられながらも息子の手がかりを探し、時には人助けをし、時には土地の復興を行い、時には信頼できる組織と手を組み…。この自由度の高さはオープンワールドならではだろう。世界観、ストーリーに限りなくマッチするシステムである。
そう、自由なのである。確かに大筋は息子を探す旅というものではあるが、このゲームの醍醐味はこの荒廃した世界をプレイヤーがどう過ごしていくのかである。法の存在しない世界で縛るものは何も無い。そしてゲームシステムも然りで、「必ずこれをやらないと進まない」なんてものが無いのだ。このゲームの大きな魅力の1つでもあるだろう。
主人公の立ち振舞も自由だ。善良に生きるのも、犯罪に手を染めて生きていくのも自由だ。それで仲良く慣れるNPCもいれば逆のNPCもいる。プレイヤーの行動ひとつでプレイヤーを取り巻く環境が少しずつ変化していくのもまた面白い。

ただ決められた道を走るだけのゲームに飽きてきたそこの貴方、オープンワールド系もしくはポストアポカリプス系のゲームに興味を持っている貴方は、是非このゲームをプレイしてみてはいかがだろうか。

レオン / Leon / The Professional
10

不朽の名作!

好きな映画はなに?''と聞かれたら間違いなく''LEON''と答えてしまうほど、1番好きな映画です。
この作品は殺し屋レオンと、家族を殺した犯人を殺すためにレオンの弟子になったマチルダの歳の差ラブストリーです。現実ではあり得ないほどの歳の差なのに、映画を見ているうちになぜかしっくりきてしまうという不思議な2人です。
最初はマチルダを邪魔もの扱いしていた(ずっと1人で殺しをしてきていたため)レオンも、マチルダの頭のキレの良さや、容量の良さを徐々に認め、次第に良いパートナーとなっていきます。
そして、パートナーからいつしか想い合う関係の2人になっていきます。
マチルダとレオンの言葉にはあまりしないのにお互いが愛し合っているのを感じられます。
そしてこの映画な最大の見どころ、ラストシーンではレオンがマチルダの家族を殺した犯人に撃たれ、死ぬ間際にリングトリックを使い、自分の身を犠牲にして、犯人を殺します。
それを知ったマチルダは、レオンが大切にしていた気を庭に埋め、号泣するというシーンで終わります。
もうこのラストシーンでは涙が止まりません。
無性に泣きたいとき、心をスッキリさせたいときにはハラハラドキドキしながらも、レオンとマチルダの純粋な愛の物語、LEONを見てみてはいかがでしょうか。

ポケットモンスター ブラック・ホワイト / ポケモンBW / Pokémon Black and White
8

悪役やBGMが良い

ポケモンブラックホワイトは今でもたまに遊びますが、個人的には一番お気に入りの作品です。
シリーズごとに悪の組織が居るんですけど、ブラックホワイトの組織はポケモンを人々から解放すると言う名目で活動していますが、実際は組織のボスだけがポケモンを独占するのが真の目的でありプレーすると悪の組織の中で中々インパクトがあり、衝撃を受けます。
BGMもシリーズの中では上位を独占してもおかしく無い位にクオリティーが高く、プレーした事無い人には是非プレーしてもらいたいです。
ちなみにこのシリーズから伝説のポケモンが捕まえやすくなりました。
伝説ポケモンを使ってバトルする場面があるんですが、展開が熱くBGMも神がかっておりやっていて一番面白い所だと思います。
他にはライバルキャラが他の作品よりも多かったり、組織の幹部以上のキャラが非常に濃く出来ていて印象に残ります。ストーリーの終盤になるんですが、組織の幹部Nがバトルに負けるとゲーチスが現れて組織のボスだと明かすんですが、バトルに負けた途端にNに対する態度がかなり冷たくなり人間扱いされなかったりとかなり酷いです。でもポケモンシリーズの中だと、ここまでゲスなキャラも中々見れません。
ゲーチス戦については、専用BGMが使われていて結構印象に残ります。
またこのゲームの鬼門はゲーチス戦の難易度が高いことであり、普通の旅パだと苦戦を強いられてしまうためドラゴンタイプのポケモンを最終進化させることをオススメします。
しかしながらやはり全体的にBGMが良かったり悪の組織が印象深いので、それだけの為に買うのもオススメ出来る作品です。

B'z / ビーズ
10

ジャパニーズロックの至宝

日本人ならほとんどが、このアーティストの曲を一度や二度は聞いたことがあるでしょう。ボーカルの稲葉浩志さんとギターの松本孝弘さんからなる「B'z」は、1988年にデビューし、これまでに、8千万枚以上のCDセールスを誇る日本No.1ロックバンドです。稲葉さんのハスキーで粘っこい歌声と日本人離れしたシャウト、松本さんの甘く、トロミのあるギターフレーズは、ロックに耳馴染みがない人でも、引き込まれてしまう魅力があります。欧米のロックを、ジャパニーズロックとして、日本人が解釈しやすいように昇華したのは、彼らの功績が大きいと思います。キャッチーなサビはいつまでも耳から離れない魔力があります。これまで30年以上のキャリアを誇るB'zですが、節目節目でベストアルバムがリリースされているので、これまでの人気曲を辿るには入門編となると思います。まず、人気曲を聴き、それから各シングル、アルバムを辿っていくのがよろしいのではないでしょうか。また、ある程度の曲を聴き込んだら、是非ライブに参加してください。日本最高峰のステージと言われるバンドの音圧・迫力によって圧倒された暁には、あなたはきっと虜になってしまうことでしょう。自信を持って推薦します。

スピッツ / Spitz
9

スピッツの透明感は廃れない

1987年の結成以来30年の時を経ても変わらぬ幼さと透明感が非常に惹かれる所以でしょう。最も代表的な曲に「ロビンソン」や「チェリー」、「空も飛べるはず」などの初期の曲がよく挙げられます。彼らの曲はドラマの主題歌として使われるというよりかは、テレビCMにさらりと採用されることがよくあります。そしてCMとの自然な溶け込み具合は耳に非常に心地よいです。
一見透明感があり、「なんと繊細な歌声か」と思って聞いていたら、実は力強くどこまでも響くような声だということに気づきます。彼らはロックの人達なんだということに気づかされます。ボーカルの草野さんの声も力強いですが、その声を支える演奏も非常に力強いものがあります。スピッツの透明感を良い具合に濃いものにしてくれます。
草野マサムネさんが書く歌詞も独特な風味があります。もしかしたら初めてスピッツの歌詞をじっくり見る人には、意味の分からない言葉が並んでいるようにも思えるかも知れません。しかし歌詞の文字をじっくり見てその世界に浸れば、歌詞の意味の深さに気づくことができると思います。スピッツの良さの一つにこの「一見分からない歌詞」があります。聞き手の想像力を試すかのような歌詞は、一度彼らを好きになった人にはたまらない味になります。
不思議な言葉を乗せて歌う透明感のある声。年齢を感じさせない草野さんの独特の声には、老若男女問わず思わずはっとさせられること間違いありません。