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momo_108q8のレビュー・評価・感想

NARUTO / ナルト
10

『NARUTO』のここがすごい

ナルトは生まれたときから両親がおらず、里に災いを起こした九尾の人柱力として、幼少期では里一番の嫌われ者として過ごします。そんなナルトの夢は、里で一番の忍【火影】になること。この作品はナルトが火影になるまでに、数々の敵との対決や友情、愛と憎しみ、絆を描いた最高の作品です。

『NARUTO』は1999年に連載が開始され、2014年まで『週刊少年ジャンプ』で連載されていました。しかし、連載終了から10年の月日が経とうとしているにも関わらず、全世界から愛されている。この事実だけで、読む価値がある作品だと思います。

『NARUTO』の魅力の1つは、やはりかっこいいバトルシーンや必殺技です。鬼神再不斬、大蛇丸、暁、うちはマダラ、どの戦闘シーンを切り抜いたとしても、手に汗を握りながら読んでしまいます。
なぜここまで感情移入ができるか。それは主人公だけでなく敵のバックボーンも回想として描かれており、敵の心情も読者に分かりやすく伝わり、感情移入せずにはいられないというわけですね。
特に、ライバルであり親友であるうちはサスケとの戦いは、物語の最終決戦であり今まで積み上げてきたものをすべで出し切り、お互いが全力で思いの丈をぶつけ合う姿は涙なしでは見られませんでした。

『NARUTO』のもう1つの魅力は、ナルト自身の性格や生き様です。どんな強敵が現れても、厳しい逆境の中であっても、諦めないド根性で次々と困難を乗り越えていく姿に作中の仲間たちはナルトに惹かれていきます。敵であった者でさえ仲間になってしまうのです。
そんな生き様に、作中だけでなく読者も心を惹かれ、ナルトの虜になってしまっているわけですね。

この作品を読んでいると、自分が辛い状況になったとしても頑張ろうと思うことができます。社会人になった今では人生の教科書といっても過言ではない程です。
もし、興味があれば一度手に取って読んでみてください。あなたもきっとナルトの魅力に気が付くはずです。

Fate/EXTRA CCC / フェイト エクストラ CCC
8

Fate/EXTRA CCCはストーリーがいい

このゲームは、過去に発売されたゲーム「Fate/EXTRA」の続編、あるいは外伝ともいえる作品です。しかし、そのストーリーは外伝にするにはもったいないほど作りこまれています。
登場人物の意外な一面や、あっと驚く活躍、つい感情移入してしまうような心情吐露など、物語に引き込まれてしまう場面がこれでもかと入っていて、1つのストーリーとして完結されています。なので、ストーリーはできるだけスキップせずに進めるのがオススメです。

ゲームは自分のプレイヤーキャラである「サーヴァント」を選び、それを使って敵を倒していきます。前作の「Fate/EXTRA」のように、まず相手がどんな行動をとるかが6手まで現れるシステムで、「ATTACK」、「BREAK」、「GUARD」の3すくみの関係にあるコマンドを予測して打ち込んでいくというシステムです。うまくいけば6手完封ということも不可能ではありません。
敵を倒しまくるといつしかその敵のコマンドが100%わかってしまうということがあります。周回が苦でない人にはオススメですが、戦いによる興奮を求める人にはあまりオススメできません。
「Fate/EXTRA」をやっていないと分からない部分も多いので、興味のある人は「Fate/EXTRA」からやってみることをオススメします。

博士と彼女のセオリー / The Theory of Everything
9

天才天文学者スティーヴン・ホーキングの青春の日々と恋の顛末を描いた佳作!

『博士と彼女のセオリー』は2014年に公開された伝記ロマン劇映画で、監督はジェームズ・マーシュ。
ケンブリッジ大学を舞台にした本作は、理論物理学者スティーヴン・ホーキングの生涯を細かく描いています。
ジェーン・ホーキングが2007年に著した回顧録『無限の宇宙 ホーキング博士とわたしの旅』をベースにアンソニー・マッカーテンが脚本を書きました。
ジェーン・ホーキングの回顧録は、彼女の元夫のスティーヴン・ホーキングとの関係、彼の患った筋萎縮性側索硬化症、物理学の分野での成功を扱っています。
ケンブリッジ大学において、天体物理学の学生スティーヴン・ホーキングは文学の学生ジェイン・ワイルドと恋に陥ります。
スティーヴンは数学と物理学に秀でていましたが、彼の友人や教授たちはスティーヴンが論文のテーマを見つけられないことを気にかけていました。
スティーヴンと教授のデニス・シャーマがブラックホールの講義に出席した後で、スティーヴンはブラックホールが宇宙の創成の一部であるかもしれないと思って、ブラックホールについて博士論文を書く決意をします…
映画の出演はエディー・レッドメイン、フェリシティ・ジョーンズ、チャーリー・コックス、 エミリー・ワトソン、サイモン・マクバーニー、クリスチャン・マッケイ。
ハリー・ロイドとデヴィッド・シューリスが助演を務めています。
2014年9月にトロント国際映画祭で先行公開され、翌年の1月に英国での先行公開がなされました。
映画は肯定的な評価をされており、映画音楽、撮影、ジョーンズととりわけレッドメインの演技が賞賛されました。
本作品は、アカデミー賞へのノミネートも含めた多くの賞で取り上げられています。

ウルフ物語
8

おしゃれで可愛いウルフが繰り出すシュールなギャグがすごい

スーパー女子高生、佐伯鞠生の通称はウルフ。学校でもバイト先でも常に無口で一匹狼なことからそう呼ばれています。長身で抜群のスタイル。顔も美しい絶世の美少女でモテモテなのですが、ウルフは男女関係に全く興味がなく、言いよる男子を一向に気にしません。というか、人のことをあまり気にしていないのでしょう。そんなウルフは成績優秀で怪力。人間離れしたことをやってのけるのがお決まりです。そして非常識なまでにわが道を進むような生き方は痛快です。

漫画というものには、やはりこちらが驚くぐらいのインパクトが欲しいものだと思いますが、この漫画の主人公はその素質満点。いつも無表情なので、真顔で変なことをやらかしているところがシュールで面白いです。
服装や髪型がおしゃれで可愛いところも特徴。しかし、どこか洗練された気品のあるタッチの絵と、身も蓋もないギャグのギャップがすごいのです。
この独特の作風にハマれば、めちゃくちゃ楽しめると思います。13巻まで発売されている長編なので、学校を卒業して社会人になったバージョンも。
また、ウルフを見ていると、些細なことを気にするのがバカらしくなってくるので、気晴らしに読むのにもオススメなギャグ漫画です。

真実の行方 / Primal Fear
9

エドワード・ノートンが怖い

多重人格とか、フィクションの設定ではよく聞くけど、それが裁判に関わったとき、弁護士としてどう証明したらいいのか、なかなか考えさせられる話でした。
そんなこと聞かされても、にわかには信じられないし、猫を被ってた被告人が乱暴な口を聞くようになるなんてありそうだし、リチャード・ギアはその点、ちゃんと被告人のことを信じようとしたんだなと思いました。被告人の生い立ちとかを聞けば、精神を病んでも仕方ないところがありましたし、そうなってしまったんだとリチャードが信じたのも無理はないと思います。
映画の全体を通しては、二重人格の変わりような怖さとか、それをどう証明するかに焦点を当てています。
エドワード・ノートンは、ぱっと見おとなしそうですが、怖い感じもするし、この役がぴったりだと思いました。裁判も白熱していて、エドワードが急に怒り出すところとか怖かったです。そして、最後にはどんでん返しが待っていて、ゾクゾクとしました。オチを知ってからみると、それはそれで怖いなと思いました。でも、弁護士にはいつもつきまとう問題なんじゃないかなと思います。
誰か忘れましたが、とあるフィクションの探偵だか弁護士が依頼人は嘘をつくと言っていました。まさに、そういう話だったと思います。