真実の行方 / Primal Fear

真実の行方 / Primal Fear

『真実の行方』(原題:Primal Fear)とは、ウィリアム・ディールによる1993年刊行の小説、およびそれを原作とし、1996年に公開されたアメリカ合衆国の法廷サスペンス映画である。映画はグレゴリー・ホブリットが監督を務め、アメリカでは1996年4月3日に、日本では1996年11月2日に劇場公開された。主演のリチャード・ギアが野心的な弁護士を演じ、カトリック大司教の凄惨な殺人容疑で逮捕された青年アーロン役で長編映画デビューを果たしたエドワード・ノートンの真に迫る演技とともに話題を呼んだ。
シカゴで高名な弁護士マーティン・ベイルは、野心と無償奉仕の理念から、聖歌隊員で内気な青年アーロンの無罪を信じて弁護を引き受ける。元恋人である検事ジャネットとの攻防や教会を巡る利権の闇に迫るなか、アーロンには肉体的・性的虐待による重度の解離性同一性障害(多重人格)の兆候が見られることが判明する。裁判では心神喪失による無罪を勝ち取ったベイルだったが、直後にアーロンから告げられた一言により、自身が巧妙な狂言に踊らされていた事実を知る絶望的な結末が描かれた。
本作は全米興行収入で3週連続1位を記録するなど商業的な成功を収めた。特にエドワード・ノートンの演技は世界的な絶賛を受け、第69回アカデミー助演男優賞へのノミネートや第54回ゴールデングローブ賞助演男優賞の受賞など数々の賞に輝いた。一転二転する緻密なストーリー構成と法廷劇の緊張感が評価され、90年代を代表する法廷コメディ・サスペンスの傑作として高く評価されている。

真実の行方 / Primal Fearのレビュー・評価・感想

真実の行方 / Primal Fear
7

サイコパス・ミステリー映画、「真実の行方」見どころとレビュー

今回紹介する映画は、1996年に公開された「真実の行方」という映画である。監督はグレゴリー・ホブリットで、本作はゴールデングローブ賞を受賞しており、かなりの成功を収めたと言える。

【あらすじ】
アメリカのとある教会で、大司教が全身をめった刺しにされて殺されるという残忍な殺人事件が起こる。そしてその場に居合わせた、アーロンという青年が容疑者となった。この事件を聞きつけ、マーティン・ベイルという凄腕弁護士が名声欲しさに、無償で青年の弁護をすると申し出た。そこから、アーロンを無罪にすべく、マーティンの法廷での闘いが繰り広げられることとなるが、様々な事実が解き明かされていく。

【見どころとレビュー(一部ネタバレあり)】
本作は、ミステリー作品なので結末はどうなるのかを追っていく過程が面白く、楽しみながら見れる作品だと思う。しかし、他のミステリー作品も面白いものが多く、「それらよりも確実に面白い」という要素はないため、胸を張っておすすめはしない。
本作の一番の見どころは、青年アーロンを演じるエドワート・ノートンの演技である。アーロンは精神鑑定の結果、二重人格であることが発覚するのだが、本当に同一人物かと疑ってしまうほどの演技は圧巻である。本作を見るときは、ぜひとも彼の演技に注目して見てもらいたい。

【まとめ】
本作はミステリー作品であり、ゴールデングローブ賞も受賞しており、見て損はないと言える。だが、他にも面白いミステリー作品はたくさんあるため、強くお勧めするというわけではない。エドワート・ノートンの迫真の演技を見たい方はぜひ一度見てみてほしい。

真実の行方 / Primal Fear
9

エドワード・ノートンが怖い

多重人格とか、フィクションの設定ではよく聞くけど、それが裁判に関わったとき、弁護士としてどう証明したらいいのか、なかなか考えさせられる話でした。
そんなこと聞かされても、にわかには信じられないし、猫を被ってた被告人が乱暴な口を聞くようになるなんてありそうだし、リチャード・ギアはその点、ちゃんと被告人のことを信じようとしたんだなと思いました。被告人の生い立ちとかを聞けば、精神を病んでも仕方ないところがありましたし、そうなってしまったんだとリチャードが信じたのも無理はないと思います。
映画の全体を通しては、二重人格の変わりような怖さとか、それをどう証明するかに焦点を当てています。
エドワード・ノートンは、ぱっと見おとなしそうですが、怖い感じもするし、この役がぴったりだと思いました。裁判も白熱していて、エドワードが急に怒り出すところとか怖かったです。そして、最後にはどんでん返しが待っていて、ゾクゾクとしました。オチを知ってからみると、それはそれで怖いなと思いました。でも、弁護士にはいつもつきまとう問題なんじゃないかなと思います。
誰か忘れましたが、とあるフィクションの探偵だか弁護士が依頼人は嘘をつくと言っていました。まさに、そういう話だったと思います。