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konsenmoomooのレビュー・評価・感想

竜とそばかすの姫
4

子供と大人の関係が希薄

作品自体の映像美や楽曲は素晴らしく、映画館で見て損はないと強くお勧めできます。しかしストーリーのことを言ってしまうと、「描きたいシーンを描くから前後のつながりや設定はどうでもいい」ような印象を受けてしまいました。
同じような世界観の以前の作品「サマーウォーズ」でやりたかったことは、細田守監督がデジモンアドベンチャーの映画「僕らのウォーゲーム」のラストシーンをオリジナルで描きたいが為に舞台設定に時間をかけたような印象がありました。今回はあまりにその先を見据え過ぎた所為か、世界観の設定がとにかく甘いです。
未来なんだか古臭いんだか、「U」という世界は現実世界にとってどのくらい干渉しているのか分からないです。母親が濁流下川に子供を助けるために入り命を落としたことと、ネットの世界で素顔を晒す事は別にイコールに思えないのに、イコールという危険な事としてとらえているのに違和感がありました。Youtubeなどは存在しない世界なんでしょうか?
そして親子の絆を描きたいのか、描きたくないのかも中途半端です。母を亡くした鈴を見守っていた大人たちは最後の最後鈴を1人で危険な所に行かせるばかり。ネットでの素顔公開以上に、暴力男のところに一人で行かせるのは大人としてナンセンスすぎるのではないでしょうか。

乃木坂46 / Nogizaka46
7

王者だけど、王道じゃない

アイドルに提供される楽曲というものは、その時代の空気感を上手に取り入れている気がします。
王のもとにたくさんの宝物が集まるように、トップアイドルのもとには時代の宝のような曲が集まるという感じでしょうか。
「乃木坂46も時代の王座に就いたアイドルグループのひとつで、そこに集まるのは時代の宝物のような楽曲のはず…」、王道派アイドルの楽曲に触れる僕のきっかけは邪道でした。こんなヨコシマ心を、乃木坂の曲は肯定してくれました。
「王道を進まなくてもいいんだよ?」と優しく僕に語り掛けてくれるような、そんな曲がたくさんあるのです。
乃木坂の曲は、「みんなが当たり前にこなしていることが、自分にはどうにもうまくできない」という人の心に寄り添ってくれます。

現代はコンテンツを選べる時代で、「昨日のアレ見た?面白かったよね?」が通用しない時代だと思います。
みんなが王道ではないものを消費して生きています。だからこそ、自分を邪道と認識する心や不安を多くの人が抱いているのではないでしょうか?
共有できるものが減った時代だけど、不安な気持ちは共有している気がします。そんな不安に乃木坂の楽曲は寄り添い、肯定してくれるように思うのです。
乃木坂という存在自体が王道ではないのかもしれません。アイドルの王者だけど王道ではない。
ロングスカートを穿くアイドルグループというのは、乃木坂の登場まであまりいなかったような気がします。
「アイドル=元気な人たち」の王道を歩まずに天下を取った、不思議なアイドルグループなのかもしれません。

ありそうでなかった清純派アイドルグループのもとには、ありそうでなかった楽曲が集まっている。乃木坂46は、盲点をついてくれます。

ラブライブ! / Love Live!
8

ラブライブの凄さ

高校生9人がスクールアイドルを通して学校の廃校を阻止する物語になっています。
僕的には、一期から見ることで最後の映画までのストーリーにめりこんでいくことができる作品になっていると思います。
一期は大好きな学校が廃校になることが知った二年生たちがスクールアイドルやりながら廃校を阻止する話です。
一年生三人、二年生三人、三年生三人の9人で始まってグループ名はμ’s(ミューズ)。
二期では、人気になった9人が「三年生が卒業後はどうするか」ということを考えます。三年生たちは「卒業しても続けてほしい」と考える人がいる中、下級生たちは「三年生の卒業後はスクールアイドルをやめる」ことを決意し、その話をする場面では泣いてしまう人もいたと思います。
最後の映画は、全国の映画館で大人気になったと思います。
映画では、ラブライブがドームで開催されることを知ったμ’sがドーム開催を成功させるためにアメリカでライブを開きます。他のスクールアイドル達は「μ’sが解散する」ということを知らないことに気付いたμ’sは、そのことを教えるためにイベント開催を決めます。
他のスクールアイドル達も参加し、最後には、みんながμ’sが解散をすることを知りました。その場面で泣いた人もたくさんいると思います。

今もゲームなどがあり、作品の人気は冷めていません。

エアロスミス / Aerosmith
10

伝説的ロックバンド、エアロスミス

エアロスミスは1973年に1stアルバム『野獣生誕』(原題:Aerosmith)でデビューし、数々のヒット曲を持ったアメリカのロックバンドだ。
1999年には大阪ドームで年末のカウントダウンライブを行う等、日本でのライブを度々行っている。
楽曲はCMなどで耳にした人もいるだろう。『Walk This Way』や映画アルマゲドンの主題歌である『I Don’t Want to Miss a Thing』など耳馴染みのある曲も多く、ハードなロックから感動的なバラードさらにはブルースといった幅広いジャンルの曲があり、お気に入りの一曲を見つけることができるだろう。
ライブDVDもいくつか発売されており、フロントマンであるヴォーカルのスティーブン・タイラーを中心としたパフォーマンスをぜひとも見て欲しい。
ヴォーカルのスティーブン・タイラーは決して容姿に優れているとは言えないかもしれないが、圧倒的な歌声とパフォーマンスからはそれを超越した格好よさを感じることができるだろう。
年を重ねても衰えることのない圧倒的なヴォーカル、そして真似することのできないスティーブンのシャウト。
是非とも一度はライブを体感したいバンドである。
そして、多くの作品を残して欲しいと願わずにはいられないバンドである。

竹原ピストル
7

竹原ピストルについて

竹原ピストル(たけはらピストル。本名、竹原和生)は日本の俳優、フォークシンガー。1976年12月27日生まれ。千葉県千葉市出身。ピストルという芸名は高校時代の友人が付けた。
高校時代、大学時代を通してボクシング部に所属していた。道都大学時代はボクシング部の主将で、全日本選手権に二度出場した。俳優としては主に映画で活躍し、2016年の「永い言い訳」で第90回キネマ旬報ベスト・テン助演男優賞、第40回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞した。フォークシンガーとしては「野狐禅」のメンバーとして活動したが、その解散後、ソロとしての活動を開始した。全国弾き語りツアーで日本中を回っている。2017年の第68回NHK紅白歌合戦に初出場を果たした。そのとき歌ったのは「よー、そこの若いの」であった。
「アメイジング・グレイス」に歌詞をつけた「ミジンコくらいにちいさく」などからもよくわかるように、魂のこもった力強い歌声が魅力である。自ら紡ぎだす歌詞には心がこもっている。ギターとハーモニカだけを使って歌うフォークシンガーらしいスタイルである。そのライブはすさまじいパワーを感じさせるものであり、多くの人から支持を受けている。

まじめにふまじめ かいけつゾロリ
9

大人も観るべき、子供向けアニメ

子供向けアニメを大人が観ていると、やれ「大人なのに恥ずかしい」だの「子供っぽい」だの言われがちだが、そんなことは気にしないで観てもらいたい作品。それが「かいけつゾロリ」のテレビシリーズである。

このテレビアニメシリーズは、同名の児童書シリーズをアニメ化したもの。
所々にアニメオリジナルの設定は入るものの、基本的な設定やストーリーは原作と同じ。
いたずらの天才ゾロリが、弟子のイシシ、ノシシと共に、いたずら修行&花嫁探しの旅をする話である。
原作をそのまま映像化したエピソードもあるので、お気に入りの作品があればそれを観てみるのもおすすめ。
個人的におすすめなのは、第1シーズンの第1話、ゾロリがイシシ、ノシシと出会う話だ。

ゾロリは主人公でありながら、同じ作者の別シリーズでは悪役として活躍している。
旅を始めたのも、その別シリーズの主人公にいたずらをしかけ続けて負け続けたのが原因。
元々が悪役なので偽札作りや私有地侵入などの犯罪行為にも手を出し、ゲームショップの試遊台をひとりじめしたりもする。
しかし他人の赤ちゃんを命がけで助けたり、ゲーム世界からやってきた姫のために日雇いの仕事を頑張ったりと、良い一面もある。
悪でありながら小物感があり、どこか憎めない。それがゾロリ達3人組である。
時折深いことを言うし、感動するエピソードもあるので、子供がいてもいなくてもぜひ観てもらいたい。