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kognus08のレビュー・評価・感想

パディントン / Paddington
8

子供から大人まで楽しめるエンタメ要素満載!

パディントンベアの名前は、数十年前に実家に帰省するため会社を辞める際に、先輩から送別品としてパディントンベアのコーヒーカップを頂いて知っていました。
それから月日が流れて、『グレーテルのかまど』で作家のオレンジマーマレードや戦争孤児への想い等を知りました。そして深夜番組で実写版の映画『パディントン』をやっていて、家族で楽しめるかなと思い録画してみました。

映画のクマのおじさんおばさんは、リアルなクマを少し人間的にしたように感じられました。
当初はペルーの森の中で、クマなのに小屋を建てているなど文明的な側面もある反面、野性味も感じました。しかし良心的な探検家と出会って、人の言葉やオレンジマーマレードの作り方まで会得します。
それから何十年が経った後におじさんが大きな地震で亡くなり、おばさんも老クマホームへ行く事になり、パディントンベアが一人でロンドンに旅立つ日がやってきました。
人に見つかったら大変な状況で、冒険しながらマーマレードで食いつないでロンドンへ。
当初はパディントンのことを誰も気にも留めませんでしたが、作家であるブラウン夫人によって一家に迎え入れられ、大喜び。ブラウン一家内では、保険会社に勤務するブラウン氏が家の損壊に関する保証を追加したり、子供たちも当初は戸惑い気味でした。
しかし財布泥棒を捕まえて人気者になり、次第に町の人達に受け入れられてゆきます。

見どころは、哀しい背景のある博物館員によってはく製にされそうになり、追い詰められます。最後は見てのお楽しみ。「そんなことないでしょう!」といったユーモアやユニークな場面もあって、楽しい時間を過ごせました。

ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」~暁の調べ~
7

ビジュアルが素晴らしいです。

・アニメから2.5次元キャラでクオリティーがとても高いと思います。主要キャラをはじめ、暁のキャラもビジュアルがとても素晴らしいと思います。

・役者の演出や表情が上手だなと思います。サスケと会うまで時間かかるが、崖の上にいてナルトを見下しているところとかナルトのファンにはたまらないと思います。

・アクションが前回より特化されています。アニメのまんまって感じだと思います。

・ミュージカルといえば、歌ですね。とても力を入れていてサスケとイタチが一緒に歌を歌っているところは仲良いと思いました。

・イタチはサスケをずっと可愛いがられていたエピソードが多くて、最後のおでこのツンで「どんなお前でも愛してる」という言葉は最高です。

・全体的に完成度と再現度のクオリティーは、とても高い印象を受けました。

・和田俊輔は音楽の演出家でよりキャラの魅力を引き出していると思います。

まとめ
・アニメ2.5次元であり、再現度と完成度が素晴らしいと思います。
・音楽演出がとても良くて、よりキャラを魅力的にしています。
・イタチとサスケの兄弟愛があるということがわかりました。ずっとイタチは、サスケのことを気にかけていました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

アマデウス / Amadeus
8

豪華絢爛たるオーストリア宮廷劇たる、モーツァルトとサリエリの葛藤を描いた『アマデウス』

『アマデウス』は1984年に公開された米国の時代劇伝記映画で、監督はミロス・フォアマン、脚本はピーター・シェーファー。1979年製作のシェーファーの舞台がベースになっています。ストーリーの舞台は18世紀後半のオーストリアのウィーンに設定されていて、ザルツブルクを去った後のヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトを巡る架空の物語が展開されます。映画のサウンドトラックからはモーツァルトの音楽が徹頭徹尾に奏でられます。架空の物語ではあるのですが、ヨーゼフ2世の宮廷でモーツァルトとイタリア人作曲家アントニオ・サリエリが対立を深めていく様が描かれています。主演はサリエリ役にマーリー・エイブラハム(アカデミー賞最優秀男優賞を受賞)とモーツァルト役にトム・ハルス(エイブラハムと同じ賞にノミネートされた)です。
『アマデウス』の公開はオリオンピクチャー社に1984年9月19日になされ、それに先立つこと2週間、同年同月6日にはロサンゼルスで先行公開が行われていました。公開と同時に映画は広範な支持を受け、収益が9000万ドルを超えるメガヒット作となりました。
映画批評サイト「ロッテントマト」には「西洋の文化における偉大な芸術家の一人の生涯と影響力についての肯定的でもあり、否定的でもあるような、豪華で、娯楽に満ちていて、力強い映画」であるとの評価が記載されています。

食戟のソーマ / Food Wars!: Shokugeki no Soma
6

想像よりはるかに参考になる料理漫画!!

すでに完結している作品ですが、いつ読んでも料理に関して参考になる漫画。料理漫画の中では比較的新しい作品のため、若い世代向けの作風になっています。一見青春系料理漫画だと思ったのですが、一回ずつ登場する料理のレシピや作り方を詳細に載せているため、主婦や独り暮らしの学生にもお勧めできる作品です。また、食材に関する豆知識や特徴・保存方法など普段の生活にも活用する事ができる内容もあり、料理に関しては少年漫画とは思えないクオリティの高い作品だと思います。ただ、一回一回の料理を食べた際の味を例える描写に多少のエロが混じっており、小さいお子さんにはあまりお勧めはしにくいと思います。また、作品の内容自体は様々な工夫をこらえて、主人公たちが成長していくと同時にライバルや敵も強大化していくという典型的な少年漫画ですが後半の唐突な時間経過であったり、ヒロインとの恋を匂わせておきながらの回収がなかったりするのが少し残念な部分なので、この評価にさせていただきました。作品の絵柄や描写・料理の質感などはリアルに描かれていて、作画担当の方の技量が高いことがうかがえます。何より、料理の知識の豊富さには驚かされる作品です。ガチガチのバトル系漫画や青春系漫画を期待している方にはお勧めできる作品ではありませんが、自分の生活に役立てたい・料理に関して技量を高めたいと思う方は是非一度読んでみてはいかがでしょうか?

可愛ければ変態でも好きになってくれますか? / 変好き
8

色々な変態がいて面白い

いろいろな変態癖のある女性が出てくるアニメです。ネタバレにはなりますが、大体のあらすじは、主人公宛てのラブレターが何故かパンツと一緒に届けられており、そのパンツは誰のモノなのかを推理していくという話です。候補の女性が何人かいるのですが、その女性たちがとても変態なのです。あと、途中で主人公の友人と、これまた変態な女性との恋物語もあります。全体的に平和でほのぼのとしており、グロテスクなシーンなど全くなく、変態が多いことを除けば、どこにでもあるような高校生活が描かれているので、安心してみることが出来ると思います。総じて面白いアニメで、続きも気になります。

氷菓 / 古典部シリーズ / Hyouka
10

氷菓のレビュー

この作品は神山市にある高校が舞台の青春ミステリーとなっています。ある高校に通っている折木という男子高校生が主人公で、彼が探偵役となることが多いです。彼や彼が所属する古典部の部員たちが、日常に潜む事件を解決していくという物語となっています。作品の特徴としては、絵がとてもきれいです。なので日常の何気ない風景でも見入ってしまいます。また先にミステリーと言いましたが、この作品では殺人事件などの大きな事件は少なく、興味がなければ見逃してしまうような日常の中にある小さな事件が多いです。それでも、事件を解決していく過程はとても見応えがありワクワクします。また、登場人物が魅力的なので、古典部員同士の何気ない会話でも見ていて楽しいと思います。折木はよく部員の一人である千反田によって半ば強制的に事件に巻き込まれていくのですが、その場面もクスリと笑ってしまうと思います。物語はほろ苦く、見ていてどこか哀しい気持ちになると思います。登場人物たちの複雑な感情であったり、それぞれが抱える悩みなどが表現されているため、より身近に感じ作品に没入できるのではないでしょうか。主人公たちは高校生なので、高校生の人たちに見ていただきたいと思いますし、それ以外の人が見ても楽しめる作品だと思います。

ジョーカー / Joker
10

JOKER【現代社会における闇と光を描いた作品】

ハリウッド映画の【JOKER】を見て衝撃を受けた。
元はアメコミ作品の派生キャラ、しかも監督は下ネタ・下らないギャグ満載の作品【ハングオーバー】シリーズのトッド・フィリップスということもあり、どこか色物を感じさせる予感がしたが、それは予告編を見ただけでも杞憂に終わった。

主演のホアキン・フェニックスの不気味な笑顔は物語全体に漂う陰鬱な雰囲気をこれでもかと醸し出し、これはギャグ路線は一切ないシリアスな作品だと瞬時に感じることができた。
そして作品を実際に見て思ったことは、その感触は間違いではなく、【JOKER】は間違いなく映画史に残る作品に他ならないということだった。

作品単独としてのストーリーを確立しつつ、【バットマン】シリーズの要素を要所要所で盛り込み、アメコミ作品をシリアスに描いた【ダークナイト】に似た雰囲気を漂わせている。【ダークナイト】でヒース・レジャー演じたジョーカーも映画史に残る強烈な悪役となったが、今作のジョーカーもそれとはまた違ったキャラクターが確立されていた。

主人公である売れない道化師が光を求めて悪戦苦闘していく中で、実際の生活は苦しくなるばかり。
そういった中で自分を蔑み、または裕福な暮らしをしている層に対して恨み、辛み、妬みの感情が入り混じり、次第に闇を抱えていく様は見ているこちらも胸が苦しくなる感覚を覚える程だった。
物語が進んでいく中での苦しい、重い空気感を現代に生きる我々はどう感じ取るか?どう感じとるべきか?鑑賞後、そのようなことを自問自答させられる作品だった。現代人こそ必ず見るべき作品である。