パディントン / Paddington

パディントン / Paddington

『パディントン(Paddington)』とは、イギリス作家マイケル・ボンドの児童小説「くまのパディントン」を実写映画化した2014年制作のファミリー映画。ペルーのジャングルから、住む家を探しにロンドンにやってきた礼儀正しいクマが、ブラウンさん一家と出会い、大騒動を巻き起こす物語。全世界で320億円超えの大ヒットを放った作品。

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パディントン / Paddington
8

子供から大人まで楽しめるエンタメ要素満載!

パディントンベアの名前は、数十年前に実家に帰省するため会社を辞める際に、先輩から送別品としてパディントンベアのコーヒーカップを頂いて知っていました。
それから月日が流れて、『グレーテルのかまど』で作家のオレンジマーマレードや戦争孤児への想い等を知りました。そして深夜番組で実写版の映画『パディントン』をやっていて、家族で楽しめるかなと思い録画してみました。

映画のクマのおじさんおばさんは、リアルなクマを少し人間的にしたように感じられました。
当初はペルーの森の中で、クマなのに小屋を建てているなど文明的な側面もある反面、野性味も感じました。しかし良心的な探検家と出会って、人の言葉やオレンジマーマレードの作り方まで会得します。
それから何十年が経った後におじさんが大きな地震で亡くなり、おばさんも老クマホームへ行く事になり、パディントンベアが一人でロンドンに旅立つ日がやってきました。
人に見つかったら大変な状況で、冒険しながらマーマレードで食いつないでロンドンへ。
当初はパディントンのことを誰も気にも留めませんでしたが、作家であるブラウン夫人によって一家に迎え入れられ、大喜び。ブラウン一家内では、保険会社に勤務するブラウン氏が家の損壊に関する保証を追加したり、子供たちも当初は戸惑い気味でした。
しかし財布泥棒を捕まえて人気者になり、次第に町の人達に受け入れられてゆきます。

見どころは、哀しい背景のある博物館員によってはく製にされそうになり、追い詰められます。最後は見てのお楽しみ。「そんなことないでしょう!」といったユーモアやユニークな場面もあって、楽しい時間を過ごせました。