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ikairyojinn1のレビュー・評価・感想

葬送のフリーレン / Frieren: Beyond Journey's End
10

「最高」の一言に尽きるアニメ

アニメ史上で初めて『金曜ロードショー』の枠を使っての放送し、1話目は2時間。1クール目の主題歌を「アイドル」で社会現象を巻き起こしたYOASOBIを起用するなど、放送開始前からとても力が入っているなと感じました。実際に放送が始まると、高まった期待値以上の出来栄えでした。アニメーションがとても綺麗で、キャラクターも1人1人が細かいところまで力が入っていて漫画を読んでいた私からすると「アニメ化してくれてありがとう!」と心の底から思いました。
話の中で1番印象に残っているのは、時間の価値観についての話。時間は有限とわかっていたのになぜ大切にしなかったのだろうと主人公のフリーレンが気付かされる場面があるのですが、その場面でハッと自分に当てはめて考えさせられました。私にとって小さい我が子がすぐ大きく成長することは分かりきったことです。なのに、遊ぶのをサボってしまう自分がいました。後悔しないように、この話を見てからは子供と遊ぶのはもちろん、自分が成長するためにコツコツ頑張ることを継続するようにました。
1期の放送終了後に特別編も放送されたので、こちらもぜひ見てほしいです。フリーレンの声優をしている種﨑さんは『SPY×FAMILY』のアーニャも担当しているので、そのギャップも楽しんでください。

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド / The Legend of Zelda: Breath of the Wild / ブレワイ / BotW
10

リンクと個性派キャラが織りなす幻想的な世界

ゼルダの伝説シリーズで私が初めてプレイしたのは、「時のオカリナ」でした。当時はNintendo64が一家に1台といえるくらい普及し、周りの友達もほぼ全員が持っていました。ファミコンやスーパーファミコンの2Dから3Dに進化を遂げ、立体的なグラフィックが眼前に広がり、時間を忘れてテレビの前にかじり付いたのを今でも鮮明に思い出します。長らく私の中ではゼルダの最高傑作は時のオカリナでした。しかし、足掛け20年の時を経て登場した「ブレスオブザワイド」はその基準を覆しました。無限に広がるかのような広大なマップ、一際異彩を放つ魅力的なキャラクターたち、大きく構成されたメインストーリーに寄り道的な要素を加えたサブストーリーなど…この作品の魅力を上げればきりがありません。
なかでもこの作品を魅力的なものへと昇華させたのが、開発陣が追い求めた「リアル」の概念。以前の作品はマスターソードを初めとした武器が一度手に入れれば無限に使えました。しかし、この作品では「耐久性」という概念が生まれ、何度か使用するうちに壊れるようになりました。このことによって、戦闘シーン1つとっても手に汗握る緊迫的な臨場感が生まれました。ゼルダを長年プレイしてきた一プレイヤーですが、この作品は自信を持ってオススメします。

免許をとろう
1

既に運転免許を持っている人を馬鹿にする内容

『免許をとろう』はプレイステーション用ゲームソフトです。
まず、この作品のおかしいところは何と言っても主人公が無免許運転で捕まるクズであるという点です。主人公が無免許運転で捕まってから自動車教習所で免許を取得するために頑張るというゲームであるが、このゲームソフトが発売された2000年という時代を考えても出鱈目なストーリーは本当に目に余ります。
また、一部の教習所の教官の口調も、2000年当時はともかくハラスメントに厳しくなった2020年代に入ってからは問題になりそうな激しさであり、この点もクソゲーポイントと言えるでしょう。優しい口調の教官もいるにはいるのですが、狙って特定の教官を選ぶことができないので、この点もマイナス点です。
運転に使うアナログスティックの判定もシビアで、少し操作を誤ると車が暴走して壁や他の車に激突してしまう程です。学科試験も正直なところ引っ掛け問題みたいなものが多く、およそ実際の免許取得に必要な知識が活きるとは言い難いです。
実際の道路で行う仮免教習も、信号を無視してコンビニに向かうデブが渡るのを停止して見届けなければならないなど、妙にリアルなところを突いてきます。ここまで来るとどこが仕様でどこが設定ミスなのか分かりません。
とにかく冗談のような出来です。本当に自動車教習所を再現した作品でしょうか?もしやるならふざけ半分でやり、あまり本気にならないのがおススメです。