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fb-30065539962420268のレビュー・評価・感想

バケモノの子 / The Boy and the Beast
10

「バケモノの子」レビュー

映画「バケモノの子」、細田守監督の作品で「親子」をテーマに描かれている作品です。
9歳の人間の男の子が家族から離れひとりぼっちになったところで出会う「バケモノ」で荒くれ者の「クマテツ」、流れのまま「バケモノの子」として生活していくうちに二人が成長していく様は本当の親子のようで微笑ましくあります。
細田守監督作品には必ずと言っていいほど登場する「入道雲」や「クジラ」なども登場しますのでそちらにも注目して頂きたいです。
タイトルの「バケモノの子」、勿論主人公のことを指しているのですがもう一人対象者がいます。
「クマテツ」のライバルである「イオウゼン」の長男も人間で自分のことを「バケモノ」だと思い込んでいるのですが、そのことが足枷になって感情が爆発してしまう、親が良かれと思ってしていたことが結果的に子供を苦しめてしまっていたという自分達の世界でも起こり得ることを作品に落とし込んでいます。
難しいテーマを扱っているので全体的に少し重たい雰囲気ではあるのですが、「バケモノ」たちはみんな魅力的ですし物語が進むにつれ怒涛のような展開に引き込まれていくこと間違いなしです。
テーマ曲が「Mr.Children」さんが担当されていて、世界観とバッチリシンクロしていました。
素晴らしい作品なので是非ご覧になって頂きたいです。

パラサイト 半地下の家族 / Parasite (2019 film)
9

貧乏な者たち

とても面白かったです。金持ち層の家族に寄生する貧乏層の家族の話ってだけでなんかおもしろげだし、半地下の下にまだ地下があったなんて、驚きでした。
主役家族がそれぞれ別人として、金持ちに雇われていく様は見事でした。
桃アレルギーを使って、前からの使用人を追い出したり、頭がいいなと思うし、スパイ映画のようでした。
そして、最後は金持ちに取って代わってみたいな話かなと思ったら、彼らが住む半地下の下の地下に前から寄生していた夫婦がいただなんて、驚きです。
いやー、そういう話とは思いませんでした。結局、貧しいものたちの争いで金持ちたちは関係なしなんですね。
いや、最後は報復を受けたけど、それも一方的なかんじだったし、金持ちたちはなんで、恨まれたのかもわかってなかったように思います。
そりゃあ、そうかという感じです。リアルですが、嫌な話ですね。
この地下の住民がいることがわかってから、どんどん映画が暗い方向に変わり、結局は貧乏人はその身分から這い上がれないというか、落ちるしかないのかと嫌な気持ちになりました。
金持ちたちは、夫を殺され、あの豪邸からは引っ越したようですが、また別の地で生活していけるのでしょう。
半地下で、息子は豪邸を買い取ることを夢見ますが、それもむりなはなしでしょうし、すごくリアルで後味の悪い話でした。

G.Iジョー バック2リベンジ
5

アクション洋画感想

玩具を元ネタにしたSFアクション映画「G.Iジョー」(2009年公開)の続編として2013年に公開された作品です。
主なあらすじは敵組織コブラのメンバーが変装した偽大統領に濡れぎぬを着せられてG・Iジョーがほぼ壊滅する中、生き残ったメンバーは伝説の初代司令官ジョー・コルトンやコブラのメンバーだったストームシャドーらと共に反撃にうつる、といった具合です。
全体的にみると本作は前作のファンからかなり反感を買いそうな続編になってしまった印象があります。
トランスフォーマーと同様、玩具を元ネタにしただけにケレン味溢れるメカをVFXで描くトランスフォーマーと同様な感じだった前作のみどころは(皆無ではないにしろ)かなり薄まってミリタリー色の濃いながれになっています、ドウェイン・ジョンソンやブルース・ウィリスを起用するとどうしてもそうなってしまいガチになるのは否めませんが、他のアクション大作と大差ない感じになっているのは否めません。
前作の主人公だったデュークが序盤であっさり死んでしまい、以降新メンバーが中心となるのも前作のファンには拒否反応がでやすい要素だと思えました。
ただ、崖を渡りながらの忍者アクションは見ごたえありましたし、劇中における北朝鮮の描写も皮肉が込められているなと感じました。