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cocobabyz4のレビュー・評価・感想

サザンオールスターズ / Southern All Stars
7

日本を代表するバンド「サザン」

サザンオールスターズは、40年以上に渡り活躍する、日本を代表するミュージシャン(バンド)の一つです。
彼らは1978年「勝手にシンドバッド」でメジャーデビュー。当初はコミックバンドのような出立ちで、すぐに消えるバンドだろうと思われていました。しかしその翌年に「いとしのエリー」を発表し、本格的なバラードを作曲できる才能を世間に示し、人気を不動のものにしました。

その後500曲を超える作品を発表し、ボーカルの桑田佳祐氏はソロでも活動。2000年に発表した「TSUNAMI」では日本レコード大賞を受賞しました。
ファン層の年代は幅広く、若いファンがライブに参加しているのをよく見ます。

最大の魅力は桑田氏の歌唱力やパフォーマンスです。珠玉のバラードから稀代の下ネタソングもそつなく歌える歌唱力を持ち、エンターテインメントに昇華できる才能は他に類を見ません。それを支えるバンドのグルーヴも、完成された領域にあります。

2019年以降、桑田氏のソロ活動が続いていますが、日本J-POP史の伝説のような存在になっているサザンオールスターズが、更なる活躍をしてくれると期待しています。

B'z / ビーズ
10

【B'z】最強の2人組、日本のロック伝説!

日本人でこの2人組を1度も見たことがない人はおそらくいないのではないでしょうか?
クールなルックスからド迫力のハイトーンヴォイスを繰り出すvocal稲葉浩志と、そのテクニックとギターサウンドで世の中を魅了し続けてやまないguitar松本孝弘からなる日本のロックバンドB'zです!
「ultra soul」「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」「Love Phantom」など数々のミリオンヒットを世の中に生み出し続ける姿はまさにロックの殿堂。CMソング、ドラマ主題歌にラグビーワールドカップのテーマソングまで、メディアからの評価もとても高いB'z。
そんな余りにも有名すぎる彼らですが、世の中ではカン違いされる方が多いのがこの「B'z」という名前。実はB'zは平坦に「ビーズ」と発音するのではなく、語頭にアクセントをおいて「ビィズ」と発音するということをご存知でしたか?事実、御本人たちやスタッフ、ファンの間ではビィズと発音するのが一般的なのです!
平坦に発音されることも多い彼らですが、2012年のWOWOW放送で「発音はどちらでもよい」と稲葉さんは仰っています。ロック界の大物たちは懐の深さもビッグなのかもしれませんね。

戦×恋
7

最近では少ないタイプのアニメ

現実とは違う世界、神界からやってきた戦乙女と人間の主人公が協力して邪神の一味を撃退する話。
戦乙女の力の源が恋する気持ちと言うことで主人公と関係を築きながら敵と戦っていきます。
作品のテーマであろう「恋」に対して作られている障害が主人公の極端な対人不信。
病的とも言えそうな症状のそれは基本的な友人関係すら築けないほどの重症。
アニメ化された話数の中では戦乙女と主人公が同居するに至った経緯は省かれているため、ぱっと見不思議な状態 だって主人公と戦乙女達、仲良いんだもん メインヒロインは主人公に好意を持ってるみたいだし、話の後半で合流する姉妹の一人は思いっきり義務感で主人公と関わってるけど 戦乙女が全員姉妹で9人くらいいるのは、そもそも人間じゃないらしいので目をつむるとして 主人公までもが戦いを乗り切るために戦乙女と関わってるのが個人的には煮え切らない。
まあ、原作がライトノベルじゃないみたいだから致し方なしなのかも。
こういう女の子が一杯出てくるアニメで深夜帯に回るものってライトエッチな描写が多いことが特徴にもなるんだけど このアニメは少なかった印象。
この辺は主人公の性格設定に依存するのかもしれない。
ラッキースケベとかもなかった気がするしね。
ただそれでも話中盤に数カットだけあって楽しませてもらいました。
全体に戦闘力が低いレベルで話が進行したため戦闘シーンはちょっと物足りなかったかも。
物語中でもしっかりと「レベル」って概念でどの程度かっていってたしね。
その辺は話数の都合上と重点を置かれたテーマ上仕方なかったのかも。
恋愛面においても主人公の設定のせいであまり振り切れなかった気がする。
ただ、主人公が振り切ってたらひょっとしたら敵が雑魚になっちゃってつまんなくなってた?
可能性はなくはないし、それだと原作の話に抵触しちゃうかな。
恋愛面が話の主軸に絡んでくる話が好きなので、その点が良かった。

未来戦隊タイムレンジャー
9

未熟な若者の青春群像を描いた傑作

戦隊シリーズ24作目となる本作は『星獣戦隊ギンガマン』という見事な筆致の傑作を放ち、更に前作『救急戦隊ゴーゴーファイブ』でも数々の名作回を描いてきた小林靖子氏二本目のメインライター戦隊です。
本作のモチーフは「時間と歴史」ですが、これらはどちらかと言えば作品全体を構成しているSFガジェットに過ぎず、メインテーマはその時間と歴史という大きな運命に抗いながらそれぞれがそれぞれの「明日」を探していく青春群像劇です。故に本作は従来の戦隊シリーズとはまるで戦いの意味が違っており、他の戦隊が「正義の味方が悪の組織を倒し大切な物を守る」という構図であるのに対して、本作は「それぞれの「明日」を変えるために悪の組織と戦う」という構図になっています。
つまり戦いそのものではなく、戦いを通して各自が自身の内面と向き合うものです。よって敵組織のロンダーズファミリーを含め本作は現実世界に近い善悪が相対化された大人の世界です。本作において絶対の正しさを持つ者は誰一人居ません。主人公の現代人であるタイムレッド・浅見竜也と4人の未来人達は決してプロフェッショナルではなくどこか内面で「弱さ」を抱えており、またそれについて内々で処理出来るほどの判断力、正しさを持ちません。竜也と一年間反目することになる父や空手のライバルであった滝沢直人なども竜也の欠点を真っ向から指摘し横っ面を張り倒す存在ではありますが、その彼らですら時に迷い時に運命に打ちのめされそうになります。
また唯一ロンダーズファミリーとの因縁を持つタイムピンク・ユウリもリーダーではあるものの周りへの気遣い・気配りは基本出来ずコミュニケーション能力にも問題があり、一家を殺したドルネロへの復讐も不完全燃焼のまま完遂出来ずに終わってしまいます。その他にもオシリス症候群という不治の病を抱えたアヤセ、生まれ故郷が既になく地球を第二の故郷としているシオン、そして現代人のホナミと恋に落ち、挙げ句の果てに子供を孕ませるドモンなどいずれも世間的に見れば「少数派」と呼ばれるような人達です。
そして、これが一番の衝撃ですが、終盤でタイムレンジャー(というか未来人四人)の宿敵であり物語の黒幕であったリュウヤ隊長も決して正しい人物ではなく、彼は彼で歴史修正を行うことで正しい歴史と間違った歴史の二種類のどちらを選んでも避けられない死の運命から逃れる為に生きているエゴイストであることが発覚します。しかし、それを批判する権利は誰にもありません。何故ならばリュウヤ隊長もタイムレンジャーも「明日を変える」為に動く者達であることに変わりはないからです。
ヒーローとしては不完全な彼らが一年を通して「明日を探す」という共通の目的の下竜也を中心に結束を育み、その末に待ち受ける大消滅という絶対避けられない運命に抗い、それを乗り越えて新しい未来を作り出していくという壮大な物語は『鳥人戦隊ジェットマン』の革命作を受け、様々な試行錯誤と変化を繰り返してきた90年代戦隊シリーズの総括、そして21世紀以降戦隊シリーズへの道を切り開いた一作としてよく出来ています。ただ、子供向け娯楽としてのエンタメ性はあまりないのでその辺が好みが別れる所でしょうが、見て損はない名品です。

LION/ライオン 〜25年目のただいま〜
9

泣ける

映画を見る前は、大人になった主人公が、過去を回想しながら、本当の親を探す、みたいな話かなと思っていましたが、想像以上に主人公の半生がしっかりと描かれており、ただ親を探すだけの映画ではありませんでした。育ての親や兄弟への思い、恋人との関係とかいろいろなことが描かれていて、とても深い話でした。
主人公が、本当の家族を探したいという気持ちもよく分かりますし、そのことを育ての親に後ろめたくて言えないというのもリアルな話だなと思いました。育ての母親がそんな心の狭い人ではないのは分かってはいたとは思いますが、それでも傷つけてはしまうだろうと主人公は思ったのだと思います。育ての親についに告白するところでの母親の言葉には泣けてくるし、本当の家族と出会うところはもう号泣物でした。主人公ももちろん嬉しかったと思いますが、本当のお母さんの気持ちを考えると、迷子になって、そのまま25年も息子に会えなかったなんて、どれだけ辛かっただろうと思います。そして、最後、ライオンの意味が分かって、さらに号泣です。久しぶりにこんなに泣ける映画に出会いました。
主人公も素直でいい青年ですし、育ての親も良い人たちだし、元恋人も別れてからも彼のことを気にかけててすごく良い子です。
見ていて、すごく暖かい気持ちになれる映画です。