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cocoa13

cocoa13のレビュー・評価・感想

テリファー
6

不気味なところは良いがツッコミどころが多い

気味の悪いピエロのような殺人鬼が次々と人を血祭りにあげていくという、一見するとよくあるホラー映画だ。
しかし、この肝心の殺人鬼が全く声を発しないという点が、他の作品とは異なっていると言える。
奇声を発したりするのも不気味だろうけど、にやにや笑いながらもうめき声すら出さないというのは、なかなか怖い。
しかも、無理矢理小さな三輪車に乗って走っていたり、変にコミカルだったりもするのだ。
それでいて殺し方は痛そうなので、スプラッター要素もそこそこある。
ただ、この殺人鬼の奇抜さで色々と誤魔化そうとしている感じも否めない。
ヒロインが殺害の現場となる建物に入り込むシーンがなぜか省かれているのだが、
入り口があったのならそこから逃げればいいものを、なぜか彼女は袋小路へとどんどん入り込んでいく。
また、別の被害者である清掃業者の男性は、建物を見て「入れるところがない」と苛立つのだが、
ならばなぜヒロインは建物に入れたのだろう、という疑問にたどり着いてしまう。
結局最後まで、そういった細かいツッコミ部分は無視してストーリーは進んでいく。
内容なんてどうでもよく、とにかくレザーフェイスやジェイソンのような殺人鬼に魅力を感じる人には、満足のいく作品なのかもしれない。

Escape from Tarkov
8

FPSが苦手でも楽しめる超リアル志向FPS

このゲームは超リアル志向のFPSゲームで、ほかのFPSゲームにある「キャラ固有のスキル」や「銃の弾の残弾表示」等が無く、限りなく現実に近いFPSです。銃のカスタマイズなどもでき、カスタム内容は実銃と同じように、「銃にスコープを付けるためのレールを付けないとスコープがつけられない」というマニアにはたまらないシステムです。
このゲームの目的は「敵を倒すこと」ではなく「脱出」することなので、FPSの撃ち合いが苦手な人でも普通に楽しめます。
大まかなゲームの流れは下記のとおりです。
1.プレイヤーがランダムでMAPに出現※MAPは森や市街地、工場などいろいろな種類があります
2.MAP内を探索してアイテムをゲット
3.脱出場所が決められているのでその場所まで移動
4.脱出
MAP内でアイテムを漁ってそのまま帰るのもよし!敵を倒してアイテム、武器、装備を根こそぎ奪うのもよし!自分のプレイスタイルに合わせて色々な楽しみ方があります。
また、このゲームの最大の特徴として「ゲーム内で死亡した場合、持っているアイテム、武器、装備はすべてロストしてしまう」ことです。
この緊張感が好きな人は絶対にハマるゲームだと思います。

グッドフェローズ / Goodfellas
10

人生ベスト映画の一つ

この映画はマフィア映画です。上映時間も長めの145分あります。DVDの表紙を見て面白そうと思い、借りたいと思う人も少ないでしょう。
3人の男が載っているだけの表紙で…
借りて再生ボタンを押して観て下さい。この映画に3分で虜になります。特に男の子は誰しもが憧れる男の子特有のあの感じ。夢中になり引き込まれていきます。スマホをいじりながら鑑賞してしまう人も夢中になると思います。
マフィア映画は長ったらしくテンポも悪い硬派なイメージがあったのですがこの映画はまさに映画で細かなカット割りになっていて主人公のナレーションがのっかり、ラストまで一気に突っ走る。テンポ抜群の作品です。
99%が実話のグッドフェローズ。監督はマーティンスコセッシ。ロバートデニーロ、ジョーペシも出演する作品です、ロバートデニーロめちゃくちゃ若いですが、マフィア映画の名作ゴッドファーザーより明るくて残酷なマフィア映画と捉えると分かりやすいかもしれません。
非常に人間臭くて、気に食わないとすぐボコボコにしたり撃ち殺したりする残酷なシーンも複数登場する幼少期からマフィアに憧れた1人の男性のマフィア人生を描いた実話映画。
何回もいいますが、とにかくテンポがいい、音楽最高、主人公のナレーションあってわかりやすい、カメラワークの良さ。観ている人を引き込む不思議な映画ともいえます。
全く劣化を感じない素晴らしい作品です。

デジタル・デビル物語 女神転生II / Digital Devil Story: Megami Tensei II
9

キリスト教に喧嘩を売る高難易度RPG

このゲームでは天使や神などあらゆる霊的存在を「悪魔」と呼びますが、それは天使が神の教えに反する者を駆逐しようとするため「善」とは言い切れない、神の敵が異教徒によって貶められた姿であることもあることから「悪」とは言い切れない、という考えからです。要は人間に害をなす貧乏神や疫病神も日本では「神」と一纏めにするということを逆にしたようなものです。
ストーリーを簡単に言うと魔王サタンを倒すのが一応の目的ですが、実は真の黒幕はキリスト教の神、Y・H・V・Hであり、サタンはY・H・V・Hの傀儡に過ぎません。これこそがキリスト教に喧嘩を売っていると評される所以であり、アメリカ人ゲーマーを本気で怒らせる理由です。因みに真のエンディングを見たい場合はサタンとY・H・V・Hの両方を倒さなくてはなりません。
このゲームは一般的には高難易度のゲームとして知られていますが、それはあくまで正しい攻略法を知らない場合のことであって、攻略法さえインターネットで調べればクリア自体は楽です。タイムアタックも一部で盛んに行われており、インターネット動画にその様子が映されることもあります。
もしファミリーコンピューターの実機があるなら手に入れてプレイしても損はない作品です。