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aoha-aiyori9のレビュー・評価・感想

僕の心のヤバイやつ / The Dangers in My Heart / 僕ヤバ
9

学園ラブコメ

作品名が気になり読んでみました。読み始めは主人公が結構痛い感じで面白い。ヒロインも幼い印象があり、ここからどんな絡みをしていくのかあまり予想できませんでした。読み進めていくうちに主人公に惹かれているヒロインの様子を見て「何故そこで惹かれる!?」「今の良かったの!?」と、ついツッコんでしまう展開で読んでて面白かったです。
他に出てくる登場人物もそれぞれいいキャラをしていて作品自体を好きになりました。話数が進むごとに主人公とヒロインの関係がゆっくりと進展していき、スローペースなラブコメ好きにはたまらない話になっています。学園ラブコメなので学校の催しももちろんあり、それ特有の急激な近づきや男同士での熱い展開もあります。ラブコメにはライバルのような存在が欠かせません。

話の情報量も少なく、サクサク読めるのも特徴です。吹き出しにたくさんのセリフ、よくわからない設定など特になく、痛い主人公の心の声が書かれていて読みながら少し笑ってしまいました。もし、画風が苦手だと思って読んでない人がいるのならば、話が進むごとにキレイに描かれるヒロインの姿を是非見てほしいと私は思っています。もちろん、話の内容も面白いのでいつの間にか虜になってしまいます。

BTS / 防弾少年団 / バンタン
10

今や世界代表のKPOP!

BTSは韓国を代表する7人のアイドルグループです。
KPOPの特徴であるダンスを始め、歌唱力、曲はたくさんの人を惹かせます。
BTSはアイドルグループではありますが、さまざまなことを世界に発信してきました。
曲作りや、アルバム、一曲に込められた意味はもちろん、今までの苦労や悩み、グループでの関係性も世界に晒し出してきました。
SNSの利用率や発信率は世界でも芸能人トップクラスで、特にファンとの距離を大切にしているグループと言えます。
そんなBTSの1番の強みはなんと言ってもダンスです。他のKPOPのグループと比べても、7人という決して少なくない人数でピッタリとあった振り付け、フォーメーションを新しい曲ごとに見せてくれます。
たくさんの国でライブが増えた今でも、一度も不安定な形でダンスを披露したことはありません。
また、そのダンスとは別のトークシーンや、バラエティ番組等で見せるギャップもファンから愛される理由の一つです。
かっこいい曲で全員かっこよく踊るけれど、トークシーンでは天然キャラや頭がいいクールキャラ、ギャグキャラなどさまざまな性格が集まっているからこそ面白くて推せます。
また、韓国は年齢での上下関係が激しいですが、そこも気にしないほどの仲の良さも魅力です。

ポケモン+ノブナガの野望
4

『ポケモン+ノブナガの野望』のプレイ感想

本作品は2012年発売のニンテンドーDS用ソフトです。発売元は株式会社ポケモン、そして開発元はコーエーテクモゲームスと、株式会社ポケモンの2社共同開発となります。信長の野望シリーズの要素とポケットモンスターシリーズの要素を掛け合わせた戦略シミュレーションゲームとなっています。

このゲームの特筆点は何といっても歴史ゲーム×ポケモンという異色のコラボ作品であり、一風変わった世界観であるというところでしょう。
登場武将のキャラクターデザインは戦国無双3のキャラクターに基づき、美男美女の武将がポケモンのパートナー(作中ではブショーと呼ばれる)となって信長の野望式のポケモンバトルをします。ポケモンのスピンオフ作品という事もあり、ポケモンシリーズとは一味違った設定背景があります。そのため独特の雰囲気とゲーム性を楽しめる作品となっています。また従来のポケモンシリーズ以上に表情豊かなポケモンが見られるのも魅力です。

ゲームの進め方も信長の野望シリーズとポケモンシリーズの内容が掛け合わせられています。
信長の野望シリーズは戦略シミュレーションの形態を取っています。ターン制が導入されており、毎ターン碁盤状の戦闘フィールド上にいる武将を動かして敵を攻撃して全滅させる、または一定条件を達成すると勝利となります。
一方ポケモンシリーズの戦闘は、自分のポケモンが相手のポケモンを全て倒すと勝利という単純明快なルールなのですが、ポケモンごとに有利不利が発生する属性を持っています。ポケモンによっては複数の属性を兼ねるものもあり、戦闘ではこの属性を考えた上で敵の弱点をつき、有利に選局を運ばせるのが基本の戦い方となります。
本作品では信長の野望のルールである戦略シミュレーションの戦闘をベースにし、そこにポケモンのルールである属性バトルを掛け合わせた戦いをします。

さて、前置きが長くなりましたが、信長の野望もポケモンも好きな私としては、ゲーム性の面では消化不良かな、というのが正直な感想です。上手く信長の野望を子どもにも取っつきやすくしたように思いましたが、ポケモンシリーズの要素が弱いです。ポケモンシリーズはポケモン1匹あたりに4つまで自分で選んだ技を持てるのですが、この作品では予めポケモンごとに決められた1つしか技を持てません。せっかくポケモンの能力自体は高くても、技によっては宝の持ち腐れ状態になってしまった者もいます。しかも反動技を指定されているポケモンは2ターンに1度しか技が撃てない状態や、攻撃の度に自分の能力が下がり続ける状態になる為使いづらいポケモンもいます。戦略シミュレーションというジャンルなだけに技を複数持てる仕様でないのが勿体ない点です。
ただし前述のように世界観は他に無いものであるので、一味違ったポケモンを楽しむのであれば面白いかと思います。

えんとつ町のプペル / Poupelle of Chimney Town
10

様々な絆を感じる最高の作品

この作品は、キングコングの西野亮廣さんが脚本を書き、監督として制作した作品です。
この作品は、えんとつから出る煙によって覆われた世界の外側はどうなっているのかを確認しようとする物語です。世界はえんとつからの煙によって覆われており、昼と夜の境目はなく、空や星をみることができなくなっています。この世界では、外側には何もないと信じ込まされ、外側に何かがあると思っている人は誰もいませんでした。それに異を唱えたのが主人公の父親でした。そのことによって父は政府に追われ、亡くなってしまいますが、父の言葉を信じ、空に星があることを確認するため煙の外側を目指します。
最初は主人公のルビッチも星があることを信じ切ることができず、煙の外側を目指そうとはしていませんでしたが、ゴミ人間であるプペルとの出会いをきっかけに、プペルとの会話や行動から勇気をもらい、父を信じ星を見ることを決意します。
このゴミ人間プペルは、ルビッチのためを思った行動をとりますが、時にルビッチとすれ違いをしてしまったり、勘違いをされてしまったりと困難に何度もぶつかります。様々なことが起こりますが、それを乗り越え一緒に誰もしようとしなかった偉業を成し遂げようと奮闘します。最後にゴミ人間プペルの正体が明かされますが、その正体とは。
この作品は、親子愛、友情、そして、困難に立ち向かう勇気などはこういうことなのかと改めて気づかされます。涙必死の最高の作品なので、多くの人にぜひ劇場に足を運んでご覧になってほしいです。